6/15(月) 19:05配信
メ〜テレ(名古屋テレビ)
名古屋市 河村たかし市長(15日)
10万円の「特別定額給付金」。
名古屋市は15日中に、この申請書の発送作業が完了しました。
給付率は12日の時点で「2.5%」と低くなっています。
これに対し、河村市長は…。
「私の家は12日くらいに届いたと言っていた。お金が届いたという人もいると聞きました。私は国境なき医師団に寄付します」(名古屋市 河村たかし市長)
国民1人につき、10万円が振り込まれる「特別定額給付金」。
名古屋市の河村市長は、15日の会見で「12日に申請書が届いた」と話しました。
「申請書は届いた?」名古屋の街で聞くと…
その12日に、名古屋の街で、申請書が届いたか聞いてみると…
「まだ届いていないです」(名古屋・中区在住)
「届いていない」(名古屋・港区在住)
約76%が「届いていない」
12日、名古屋市在住の41人に聞いたところ、約76%が「申請書はまだ届いていない」という結果に。
東海3県で10万円を受け取った世帯の割合を見ると、岐阜県、三重県では、10万円を受け取った世帯数が70%を超えていますが、愛知県は33%。
このうち、名古屋市の給付状況はわずか2.5%(12日時点)。
まだ、ほとんど給付が進んでいないことがわかります。
河村市長「全力投球している」
名古屋市 河村たかし市長(15日)
この現状に、河村市長は…
「全力投球していまして、もうすぐ届くと思いますよ。34人態勢でやっている。委託業者についても、300人態勢なので」
「本当にもらえなくて苦労している所は、今からでもいいから手配りしたらどうか、公務員が。名古屋市の職員は3万5000人いる。100万世帯で割ると30軒。30軒だったら、みんなで持っていった方が、どれだけ早く持っていけるか」(名古屋市 河村たかし市長)
原因は「申請書類の郵送遅れ」
名古屋市で給付が進んでいない大きな理由は「申請書類の郵送の遅れ」です。
12日、名古屋市の担当者に話を聞くと…
「発送作業に時間を要したことは、その通りです。15日までには、全数を発送できる見込みです」(名古屋市の担当者)
給付金の申請には、方法が2つあります。
ネット上で手続きを行う「オンライン方式」と、市から送られた申請書を提出する「郵送方式」です。
名古屋市では、この2つの振込が重複しないようにシステムを組んだ結果、郵送が遅れているといいます。
「15日中に全世帯分の発送が完了する。22日以降になっても届かない場合は、コールセンターまでご連絡ください」(名古屋市 河村たかし市長)
書類の「添付忘れ」に注意を
書類には住所が記載されている
申請書が届いたからといって、安心してはいけません。
申し込みのときにも注意点が…。
現在は、名古屋市では郵送での申請が3万5千件確認されています。
郵送での申請は、書類に前もって住所が記載されているので、不備が少ないとされていたのですが…
「多い誤りとしては『本人確認書類』がついていなかったり、通帳やキャッシュカードのコピーなどの『銀行口座の確認できる書類』の添付忘れが非常に多い」(名古屋市の担当者)
必要な添付書類は2つ
郵送での申請に必要な添付書類は「本人確認書類の写し」「振込先口座がわかる書類の写し」の2つ。
この2枚を専用の用紙に貼り付けて送ります。
不備があると、返送手続きとなり、受け取りがさらに先延ばしになってしまうケースが発生しているそうです。
申請後、どれくらいで振り込まれる?
では、不備がなく、申請が完了したら、給付金はいつ頃届くのでしょうか。
「申請の集中度合いにもよりますが、2~3週間程度で振り込みをしたいと考えています」(名古屋市の担当者)
振込日の目安も、明確化していく予定だといいます。
「最新の情報については、ウェブサイトで確認してもらえれば。必要な情報については、発信をしていきたい。いつが振込予定日なのか、なんらかの方法で周知できればと考えています」(名古屋市の担当者)
(6月15日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
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