多種多様な価値観の人と触れ合うことで、多くを学び、視野も広がります。
外に出て人と触れ合えば、日本が、自分が、もっと見えてきます。
そして、客観的に見つめることができるのです。
外に飛び出し、世界を見ると同時に、日本の良さ、自分の良さを深めほしいですね。
異なる価値観を持つ相手を、そのまま受け入れ、人として尊重し、思いやれる。
そして、対等な立場で話をできる人が、本当の国際人ではないでしょうか。
アメリカで生活をしていると、日本人であること自体がスペシャルなのだと感じます。
自分が正しいと思うことを主張することが、常に良いとは限りません。
たいして大事なことではないなら、自分が譲れる部分は譲る方が、賢明な場合もあるのです。
日本人のもつ<謙虚な心>白黒はっきりさせない<あいまいさ>は、実に魅力的であり、円滑な人間関係を築く上で大切な要素なのです。
日本人だからこそ、世界平和に貢献できることもあるのではないでしょうか。
内容紹介
大人気「ニューヨークの魔法」シリーズ、ついに完結――感動の最終章!
ニューヨークは大都会なのに、ひと昔前の田舎町のような懐かしさがある。
世界一お節介で、図々しくて、でも泣きたくなるほど温かい。
長年、ニューヨークに住む著者が、街角や地下鉄で出会う見知らぬ人とのちょっとした心の触れ合いを、粋な英語を交えて描くエッセイ。
「人に疲れているのに人と話したくなる不思議な本」、「毎晩、1話読み、温かい気持ちで寝ます」と熱烈な支持を受け、累計約40万部。
「ニューヨークの魔法」シリーズの最後を飾る必読の書き下ろし。カラー写真、多数。
著者が夫を撮ろうとして、たまたま写真に入ってしまった見知らぬ黒人女性。「これでいつまでも私のこと、忘れないわね。私の名前はサーシャ。で、その写真、削除しないでよ!」と叫び、自由の女神のように手をあげピースサインで颯爽と去っていく。
静かな電車で、著者の噛むガムが大きな音を立てて弾け、思わず首をすくめると、前にすわる男性が笑顔で「いいね」と親指を立てる。
美術館で好きな絵を見つめていれば、「僕もこの絵が好きなんです」と後ろに佇む異国の青年が声をかけてくる。
メトロポリタン美術館、オペラハウス、タイムズスクエア、セントラルパーク、ブルーノート、グラウンドゼロ、テレビ局のスタジオ、ブルックリン・ブリュアリー、マディソン・スクエア・ガーデンーー。
ニューヨークのあちこちから、人の息づかいと会話が聞こえてくる。今日もどこかで、出会いがある。ミュージシャンの生演奏に合わせて、見知らぬ人同士が踊っている。
17歳でたった一人、アメリカの高校に留学。
星空の下でクラスメートと過ごした最高に楽しい時間、クリスマスの宴のあとに襲われたハプニング、ホストファミリーのマムとの永遠の別れ――著者の原点ともいえるウィスコンシン留学時代の秘蔵エピソードも初公開。
最終章「アメリカの家族アルバム」は涙なしには読めない。
「ニューヨークの魔法」シリーズが私たちの心に残したもの。今も、そしてこれからも 多くの人の胸を打ち、静かに広まっていくに違いない「魔法」とは、何だったのか。
【「ニューヨークの魔法」シリーズ(文春文庫)】
大人気のベストセラー・エッセイ
☆人と人のささやかな触れ合い、ニューヨークを舞台に描く。
☆簡単なのに心に響く小粋な英語の言葉が、ちりばめられている。
☆続きものではないので、どの本のどの話から読んでも胸を打つ。
☆「ベストセラーの裏側」(日本経済新聞)、「売れてる本」(朝日新聞)、「ポケットに1冊」(読売新聞)など、人気書評コラムで取り上げられた話題のシリーズ。
〈「ニューヨークの魔法」シリーズ全9巻〉
『ニューヨークのとけない魔法』
『ニューヨークの魔法は続く』
『ニューヨークの魔法のことば』
『ニューヨークの魔法のさんぽ』
『ニューヨークの魔法のじかん』
『ニューヨークの魔法をさがして』
『ニューヨークの魔法の約束』
『ニューヨークの魔法のかかり方』
『ニューヨークの魔法は終わらない』(2019年5月刊)
【シリーズに寄せられた読者の声】
「もっと楽な気持ちで人と接してごらん、と背中を押してくれる」
「いつもこの本に戻ってきたくなる。心が落ち着く魔法の本たち」
「シリーズを枕元に置いて、毎晩、1話読んでから眠ります」
内容(「BOOK」データベースより)
道を聞けば、周りが皆、口を出す。
地下鉄のホームで他人同士が踊り始める。
たまたま写真に写りこんだ人が「これで私を忘れないわね」。心と心が通い合った時、“魔法”が生まれる。個性的すぎる人たちに笑い、泣いたあと、無性にNYに行きたくなる。
大人気シリーズの最後を飾る感動の書き下ろし。とっておきの秘蔵話と写真も満載。
著者について
岡田光世(おかだ みつよ)
東京生まれ。青山学院大学卒、ニューヨーク大学大学院修士号取得。新聞記者を経て、ノンフィクション作家・エッセイスト。高校、大学時代に1年間ずつアメリカ中西部に留学し、1985年よりニューヨークに住み始める。今も、東京とニューヨークを行き来しながら執筆を続けている。
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