青春の思い出 九段

2021年03月31日 11時35分15秒 | 日記・断片

昨年、東京へ行ったのは何時だっただろうか?
コロナ禍、極力電車に乗るのを控えていたので2月以前だったと思うが、記憶は定かではない。
昨日、再会した友人二人に確認したが、彼らの記憶も曖昧であった。
午後6時の待ち合わせであるが、2時3分の電車に乗る。
車内は<がらがら>だったが、我孫子駅から座席が埋まって行く。
車窓から桜を観る。
公園や各駅前の広場の桜、北柏では川沿いの桜を眺め、慈恵医大病院に通院していた3月の頃を想った。
「<がん>は、どうなるのか?」と桜並木を歩きながら不安を抱いた。
家人は何時も付き添っていた。
「病院へ行く」と言って、逃げ出すのを懸念してたのだ。
抗がん剤治療の副作用(反応)に嫌気がさしていた時期だった。

桜の季節は、九段、靖国神社へ足が向く。
そこで、北千住駅で千代田に乗り換えた。
九段下は青春の思い出の地であった。
後輩が九段の女学校の国語教師をしており、会えば靖国神社へ足を向けた。
後輩のもう一人が右翼で、彼が我々を誘うのである。
「先輩、うちの生徒で良い子いますよ。紹介しましょうか?」と後輩は言うが、話が進展することはなかった。
その九段下にあった<九段下ビル>で後年、働くようになるとは、想えば不思議な縁だった。
さらに、家人は九段の女学校を卒業していたのだ。
当方が結婚した当時3歳だった姪も大人となってから、九段の銀行で働くようになる。
仕事仲間たちと麻雀にのめり込んだのも、九段の雀荘だった。
終電を逃し、九段の日本旅館に女性と泊ったこともあるが、先輩の彼女なので、抱くことはなかった。

久しぶりの九段、高層ビル群には圧倒された。

3階建だった<九段下ビル>も高層ビルになる。


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