それは、ジンクスのようになってしまった。
同時に、競輪場に着いて、最初のレースを買うと車券が外れるのだ。
競輪仲間の一人が、「頭をとらえているんだから、3連単にすればよかったのにね」と惜しむが、その3連単と車券を躊躇する。
守りとなり、大胆さに欠ける。
「男なら、ここで勝負しなけば」と言う人もいるが、過去の失敗がトラウマになっていることが否めない。
1万円、時には10万円単位で勝負しても、車券が外れた<痛い過去>があるのだ。
最終的には、「勝負勘」の問題に尽きるようなのだ。
結局、2車単車券か、2車複車券で勝負となる。
さらに、枠単車券も捨てたものではない。