ジーコ寅の「鹿島アントラーズよ永遠に」

昨年四月まであった、ジーコ寅の「名曲探偵アントラーズ倶楽部」に続いて開設したブログです。音楽部門は今回はやめました。

ママス&パパス  「夢のカリフォルニア」

2012-03-31 21:31:04 | 日記
 雨の日産スタジアムの横浜マリノス戦、押しながらも引き分けだった。しかし、雨の中応援していたサポーターは、試合終了後

暖かい拍手を送っていたと思う。シュート数は11本だったろうか。確かに勝てはしなかったが、これからのアントラーズがどう

いう方向に行くのかは、はっきり感じられた。ボランチに何と小笠原と梅鉢。梅鉢のプレーは初めて見たが、非常に落ち着いてい

て、キープ力もあり、俊輔に臆せずガンガン行くあたりは、非常に良かった。柴崎と梅鉢はもともといいライバルだが、これから

も二人で成長していくと思う。増田や青木を最後まで使わず、梅鉢の交代に若い昌子を入れるジョルジーニョ監督の采配は、私は

素晴らしいと思う。この時期、すぐに結果が出なくても将来アントラーズを背負っていく選手を使おうという姿勢には、非常に共

感を覚えた。

 新井場に代わって右サイドバックに入った西は良かったと思う。ポジションも正確だし、クロスの質が新井場よりいい。要所

要所で体を張ったプレーをしていて、安心してみていられた。問題はアレックスの方だろう。攻撃参加が大好きで確かにいい場所

でボールをもらうのだが、最後のパスやクロスは正確さに欠ける。失点しなかったから良かったものの、あまりに不用意な攻撃参

加には、カウンターになったときの守備面での不安を覚える。


 今日は先発に興梠を使った。結果はまたも出せなかったが動きは悪くなかった。大迫も遠目からのシュートだけだったが、何と

かしようという意気込みは見えた。何回かアントラーズらしい、創造性を感じる崩しがあったし、悲観するような出来ではない。

むしろ重症なのはマリノスの方で、昨年の今頃の堅守と勝負強さはどこに行ったのかと思わせるほど、全体に元気がない。俊輔

がボールを持っても怖くないし、小野にも切れ味が感じられない。このようなマリノスに勝てないのも情けないといえば情けない

のだが、ジョルジーニョ監督が試合後のインタビューで言っていたように、これからの試合につながっていくような要素は見えて

いた。こういうとき、中田や野沢がいると頼りになるのだが、今は若手で何とかしなければいけない。

 
 こういう状況で梅鉢や昌子などの若手に任せるジョルジーニョ監督は度胸があるし、アントラーズの将来を長い眼で見ていると

思う。今日も勝てなかったが、雨の日産スタジアムのサポーターの暖かい拍手を聞いて、うれしくなった。











山村 「いやぁ、なかなか勝てませんね」

柴崎 「内容的にはそんなに悪くないんだけど・・・・」

山村 「こういうときに腐ってはいけませんよ」

柴崎 「うん、わかってる」

山村 「ピッチを去る後姿が肩を落としていたから気になりました」

柴崎 「梅鉢君、良かったよね」

山村 「ええ・・・・落ち着いてたし、いい顔してましたよ」

柴崎 「去年の春も苦しかったけど、今年もだ」

山村 「大丈夫、来週から勝てるようになります!」

柴崎 「俺、自信なくなってきたよ」

山村 「四月になると何か変わる気がするんです・・・・」

柴崎 「なんか理由あるの?」

山村 「桜が咲くじゃありませんか!」

柴崎 「桜が咲くと勝てるの?セレッソならわかるけど」

山村 「今年も春が来て、今年も桜が咲いて、サッカーが出来るって素晴らしいことだと思いません?」

柴崎 「確かに・・・・・もしかして、君って悟ってる?」

山村 「もちろんですよ!」

柴崎 「・・・・・・知らなかった・・・・」



ママス&パパスの「夢のカリフォルニア」は25年位前に、英会話を習っていた時に、そこの先生をしてた女の子がくれたカセッ

トに入っていた。顔は可愛かったが、ジョージ・オーウェルの「動物農場」や「1984」などが好きだった。日本の女の子は

センスも良く綺麗になったが、ジョージ・オーウェルを読むような骨っぽい子は見たことがない。彼女は日本が大好きだったが、

「可愛らしさ」に逃げがちな日本の女の子を批判的に見ていた。そんな彼女がくれた思い出の曲だ。



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