結果は1-1の引き分け。特に後半のチャンスの多さからして勝てる試合ではあった。しかし、何よりもまず、ナビスコ戦のひどい敗戦のあと、まともな試合
をしてくれたことを喜びたいと思う。ヴィッセル神戸戦の状態を思えば、結果的に引き分けでも良かったのではないか?
特に、27分にカイオが谷口のミスキックをダイレクトで先制するまでは、アントラーズの戦い方は良かった。前線からプレッシャーをかけて、相手を押しこん
で主導権を握った。赤崎もナビスコ戦に比べれば動きは良く、裏への飛び出しが良かった。金崎はやや体の切れがないようで本当にいい時の金崎ではな
い。非常にいい出だしをしただけに、36分にフロンターレが、田坂から小林悠とつないで曽ヶ端をうまくかわして、エウシーニョに頭で決められた得点が
響いた。ただし、小林悠のポジションはオフサイドに見えたがどうだったのだろうか?それまではアントラーズがペースを握ってたのに、一転してフロン
ターレの時間帯が続いた。守備で良かったのは植田。非常にタイトにポイントを抑えていた。昌子は大久保との一対一のシーンなどは見ごたえがあった
が、代表戦以前の集中力はなく、危険なパスミスなどもあった。
後半、赤崎を土居に代えてからは攻撃のパターンが増えて、流動的な動きが増えて決定的なチャンスが三度ほど土居にあった。一回は決めて欲しかっ
た。カイオが左サイドから入れてくださいというような綺麗なクロスを遠藤がはずしたシーン。あとは鈴木優磨が相手GKのファインセーブでヘディングシュー
トが決まらなかったシーンなど、決定的なチャンスはアントラーズが多かった。どれか一本でも決まっていれば・・・・とは思う。18対9(公式スタッツでは1
6?)というシュートの数でもわかるようにアントラーズの試合であったことは確かだ。
しかし、とにかく私はアントラーズがすぐにチームを立て直してきて、まともな試合ができたことが何よりもうれしいのだ。昌子と植田がCBに入り、西が
右サイドに入るだけで、見違えるようにアントラーズの守備は安定した。勝ちは逃したものの、ナビスコ戦のひどい状態が長く続かなかったことを素直に
喜ぶべきなのかと思う。今日の試合の入り方にはナビスコ戦の反省を感じたし、気持ちも十分入っていた。問題はやはり決定力だろう。次のナビスコの名
古屋グランパス戦ではもうひどい試合にはならないと思う。とりあえず、一安心した。
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