ジーコ寅の「鹿島アントラーズよ永遠に」

昨年四月まであった、ジーコ寅の「名曲探偵アントラーズ倶楽部」に続いて開設したブログです。音楽部門は今回はやめました。

サンフレッチェ広島戦

2016-07-09 22:11:58 | 日記

 ガンバ戦の敗戦を引きずらず、一週間で立て直せたのは大きい。正直言って、好調サンフレッチェ広島相手に連敗する可能性は高いと予想していた。

前半は両チームとも動きが重たいというか、シャキッとせっず、特にサンフレッチェの攻撃のリズムが全くない。アントラーズは前線からプレッシャーをかけ、

高い位置で守備をするようにしていたものの、動きに連動性があるとは言いがたく、つまらない前半だった。見に来ていた観客は、「何だ、この試合は?」と

感じたかもしれない。

 

 アントラーズが前線から圧力をかけていたのが効いてきたのか、前半33分にぺナルティーエリア付近で塩谷がボールをコントロールミスしたのを金崎

がかっさらって強引にシュート、林が弾いたところに遠藤が詰めて蹴りこんだ。ほんのわずかなミスを見逃さない金崎の集中力が素晴らしかった。この失

点の後、ガンバ戦のようにすぐに追いつかれるかと思ったが、今日はディフェンス陣はしっかりマークをはずさなかった。最終ラインでの集中力の高さ、

しっかりした寄せがちゃんとできていた。

 

 後半4分、西の柴崎へのパスを左足で中村につなぎ、中村は綺麗に左足のヒールで落として、フリーランニングしてきた金崎にパスして、左足でゴール左

上にぶちこんだ。柴崎、中村、金崎のイメージが見事に共有された素晴らしい追加点だった。アシストになった中村もガンバ戦に比べると動きに生彩が出

てきて、この日は4点目も取って、カイオがいない左サイドハーフも何とかなっていくかもしれない。スカパーのマッチデーハイライトでも中村がインビュー

されていたが、中村が自分の力を出し切れるかどうかが、セカンドステージの行方を決めるかもしれない。とにかく1得点1アシストの結果を出したことは

良かった。

 

 しかし、9分に浅野にゴールを決められ、一点差にされたが、さらに攻撃のパワーを上げて、すぐに11分に中村と山本で左サイドを崩してマイナスのク

ロスを土居に出して、左足でクロスバーに当たる強烈なシュート。はね返って林の背中に当たって3点目。この3点目が非常に大きかった。取られてもす

ぐに取り返す勝負強さがすぐに復活してきたのは心強い。そして直後の13分に柴崎のCKのクリヤーボールに遠藤がダイレクトシュート、林が前にこぼ

したところに詰めていた中村が簡単に押し込んで4点目。相手が息つく暇もないうちにたたみかけ勝負を決めてしまった。

 

 後半、37分に浅野にまた素晴らしいシュートを決められてしまったが、ファンソッコではなく、植田だったら、一失点ですんだかもしれない。ファンソッコは

別に悪くはなかったが、味方選手と重なったり、まだ試合勘は完全に戻っていないように見えた。とにかく、ガンバ大阪戦の敗戦を引きずらなかった精神

力は大きく評価できる。あとは、ファーストステージに活躍できなかった赤崎や中村が自信をつけて、次第に調子を上げてくれば、何とかカイオが抜けた

穴を埋められるかもしれない。フロンターレやレッズも相変わらずいいので、とにかく23日のホームでのレッズ戦で必ず勝てるような流れにもっていきた

い。私個人は、カイオロスが完全に癒えるにはもう少し時間がかかりそうだ。

 

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