ジーコ寅の「鹿島アントラーズよ永遠に」

昨年四月まであった、ジーコ寅の「名曲探偵アントラーズ倶楽部」に続いて開設したブログです。音楽部門は今回はやめました。

ヴィッセル神戸戦

2016-11-03 18:02:26 | 日記

 アントラーズは、柴崎、土居が怪我。山本が直前になって不調だというので、左SBにはファン・ソッコが入った。セカンド・シーズン最後の

試合。しかも三連敗である。いくらなんでも四連敗はいけない。CSで勝てばいいのは確かだが、チームの士気も下がるし、勝ち方を忘れてしま

うのは良くない。

 

 FWは金崎と優磨が入った。いくらなんでも赤崎は使わないだろう。ここでまだ赤崎を使うようなら、アントラーズを応援するのをやめる。

レアンドロは何と、19ゴール。アントラーズにも19点も取れるFWが一人いたら、どんなにか楽だろう。先発で疑問だったのは杉本。練習では

いいのかもしれないが、試合で使ってみて良かったことがない。私としてはファブリシオの方がましかと思う。DFでは植田の先発は久しぶり。

 

 前半のヴィッセル神戸は、全体が攻撃のイメージを共有できていて、連動性がある。アントラーズはブロックをしっかり作って守る展開。遠藤

がチャンスを作る場面もあったが、ゴール前に出す最後のパスの精度が足りない。結局勝てないのは、最後のゴール前の精度が低いせいだろう。

特に金崎のプレーに正確さがない。パスの精度もヴィッセル神戸の方が上で、落ち着いてゲームをコントロールしている。やはり最近勝っている

チームは自信があるのだろう。アントラーズはどこか余裕がない。優磨はかなりボールに触っていたが、西の連係も最後の精度が足りない。し

かし、一番得点の匂いがしたのは優磨だった。左SBに入ったファン・ソッコも悪くなかった。遠藤がきちっと攻撃の起点になる時にはチャン

スが生まれそうだった。

 

 後半も、金崎がピリッとせず、本調子には程遠い。肝心なところで態勢を崩してしまう。いい時は倒れなかった。53分の昌子のクロスバー

に当たったミドルシュートは惜しかった。相手GKがわずかに触った。そんな中、後半11分、橋本のシュートのこぼれ球をペドロ・ジュニオー

ルに押し込まれる。ゴール前の混戦の中でのワンツーに対応できなかった。曽ヶ端ももう少し何とかしてほしかった。

 

   21分に杉本に代わって入った伊東は、右サイドで鋭い切れ込みを見せるものの、最後のクロスが精度が低い。伊東のクロスが正確だったら得

点できていただろう。38分に入ったファブリシオは動きはかなり良くなってきている。何かのきっかけがあれば、得点し始めそうな気配はあ

る。優磨は必死に走って足が吊ったのか、45分に赤崎と交代。やはり攻撃の核になってタクトを振るう選手がいない感じで、連動性のある攻撃

は少ない。攻撃面でも守備面でも出足の一歩が遅いのがイライラする。

 

 結局、ヴィッセル神戸にうまくいなされてしまった感じで試合を終えてしまった。リーグ戦、四連敗で終わったのは後味が悪い。これは言

い訳できないだろう。試合後のブーイングは当然だろう。

 

 全体的に見て、重症とは言えないまでも、やはり決定力がない。柴崎、土居、山本が戻って来た状態で、どんなサッカーができるのかだ。

次も天皇杯でヴィッセル神戸に当たる。アウェーだし、簡単には勝てないだろう。しかし、ここからはもう負けは許されない試合が続く。

CSではまず、川崎フロンターレと当たる。そして、天皇杯、どちらも必ず取って欲しい。できるはずだ!

 

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