昨年の3月は3日から2週間ほど半分食事なしの合宿生活をしていて、8日は再生記念日。
その現況確認が4,5月に延び、精神的に良いのか悪いのか、微妙な生活中です。汗
さて、嫌なことが忘れられる芸能へ逃避ということで、其の弐です。笑
3番目は石鳩岡神楽さんで恵比寿舞
この恵比寿舞ほど、遠野山伏神楽や沿岸地域の神楽とここ早池峰系とで
雰囲気の異なる演目は無いのでは?
早池峰系神楽では、蛭子命が天照大神に命じられて恵比寿さんになるという内容で、
こちらの恵比寿さんは魚を釣りません。
天照大神も登場
この恵比寿舞、大出早池峰系の駒木神楽や鱒沢神楽の資料では、この演目が抜けており、
大迫早池峰系でも、なかなか見られない演目に感じます。
石鳩岡の弟子となる平倉神楽さんが、現在、地元で恵比寿舞を演じる機会が多いのは、
古い時代から今に至るまで沿岸とのつながりが深い
遠野ならではの状況によるのかもしれません。
先日、目にした北上市の広報に載ってたいた方が颯爽と登場、
その広報には北上市内の若手神楽人が数人紹介されていました。
4番目は土澤神楽さんで、釣り狂言
何となく事の顛末がわかるのに、都度、笑えるのはプロの漫才・コントと同じです。
5番目は、同じく土澤神楽さんで、苧環(おだまき)
美しい娘の処に夜な夜な通う若者があり、その若者の素性を確かめるために
おだまきの糸を括り付け、辿ると若者の正体は大蛇で、嘆き悲しんだという話です。
その大蛇の正体は、実は大物主大神ということのようです。
ここでMC交代となり、またまたプログラムに無いことがありそうです。
黄色い衣装は土澤神楽さんで、青いのは石鳩岡神楽さん
なんだ、なんだ!と思っていたら、なんと小倪(こじし)舞
この二人というのも、また、素晴らしい!
一生の思い出になりました。笑
悪いなーと思いつつも足腰身体を労わっていました。
直会では、足がつって座布団の上でのたうち回っていました。
それにしてもこの両神楽さんの柔軟さと楽しさは未来志向の神楽ですね。
いま普及版作成で浅い眠りで四苦八苦してます。
何せこの2団体含めて未完成6団体・・・明日は死ぬかも???
足がつるのは起こりがちなので常にアンメルツよこよこをバックに入れています。つりそうな予感がある時は、事前に塗ると治まります。笑
今回のような両極の合同公演は、神楽だけにとどまらず、様々な民俗芸能では必要なものだということで、沢山のことが学べました。
東和のコミセンであぐらをかいていたら、膝がいかれてしまいました。観るのも、撮るのも、体力勝負ということで、大変ですね~!(;^_^A
個人的に恵比寿のネリを前会長のお孫さんがやると聞いた時はビックリしました。また平倉の方々も今回の恵比寿は楽しみにしてた様なので(笑)
我が座中でも今年は久しぶりにやってみようかなぁと個人的に思いました。
平倉の恵比寿さんは、とても体格が良いので老獪な雰囲気がいい味を出し、
石鳩岡のは釣る気、充分の若い恵比寿さんといった感じで、どちらも個性的で良かったです。