遠野なんだりかんだりⅡ

遠野の伝承芸能・民俗・歴史を書きたい時に思いついたままに

櫻田山神社

2024-03-29 11:28:12 | 地域

年度末となり、自治会から各種団体まで総会やそれに向けた会議などが続くこの頃です。

以前であれば、都度、ご苦労会とセットでしたが、今では一次会場に事欠く市内では

静かな年度末という感じでしょうか?汗

まあ、私の場合、検診の都合もあって、乾杯!できるシーンに恵まれませんが。笑

 

そんな中、所要にて宮城県の栗原市まで。

もしかして、岩手県外に出たのは1年半近く前かな?笑

国道4号線を南下し2時間ぐらいで築館に着き、用足しを済ませると、

折角ここまで来たのにすぐ帰るのは勿体ないということで、こちらです。

こちらはどちら?

 

知っているのは、あの狩野英孝さんの実家ということのみ。

 

最初の石段を上った左側がその実家のようでした。

 

TVのバラエティーで見た印象より、広い境内です。

 

ミヤギケンタウルス

狩野英孝さんの背中に乗っているはサンドウィッチマンの二人。

これも確かTVに出ていました!笑

 

驚いたの拝殿

 

想像を超えた造りでした。

 

明治時代には村社にもなっていたようで、立派な由緒です。

 

組物も凄いです!

 

軒下に見える横方向の材木の真ん中あたりに色の違う部分がありました。

後で調べると、2016年の台風の倒木で大きな被害を受け、修理したようです。

ちなみに市有形文化財に指定されているようです。

 

拝殿隣りでは、お守りなども売られており、参拝客の車の一台は岩手ナンバーでした。笑

 

兄弟で資格者になったようです。

 

偶然、見つけました! 本人かはわかりませんが。

 

雪が降ったりした後は、散歩も怠けていますが、春なんですね~

 

おそらく栗駒山

櫻田山神社のお祭りをチェックしたところ、4月第二日曜の春季例祭には

「桜田ばやし」が奉納されるようです。

動画を見ると、なんと祭りの追っかけさんのでした。流石ですね~

これは国の無形重要文化財指定を受けているとのこと。

ここ栗原市は岩手県南地域と同じように南部神楽や鹿踊が多く伝えられる地域という

印象でしたが、また、ひとつ覚えました。笑

 

その後、思い出したように、行ってみたいと思っていたこちらへ。

風も強かったせいもあり、野鳥の姿はありませんでした。伊豆沼

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石鳩岡神楽・土澤神楽合同公演 其の参

2024-03-20 16:54:33 | 郷土芸能

20日は彼岸の中日、菩提寺護持会の総会でした。今年は役員改選もあり、

昨年出席できなかったぶん、働いてきました。笑

 

それにしても昨夜から今日の日中まで雪、素直に春の訪れとはなりませんね!

 

それでは、合同公演の最後です。

 

6番目 石鳩岡神楽さんで 橋掛け

 

どちらかと云うと土澤神楽さんが得意な演目という認識です。

 

2月に行われた土澤神楽さんの舞初めでは、この演目に石鳩岡神楽さんが

お手伝いしていたので、この日は逆だったのかも・・・。

 

内容については、今年2月14日の土澤神楽舞初めを見て下さい。

 

大出早池峰神楽系の駒木神楽では橋引き、同系鱒沢神楽では橋かけ狂言、

大迫岳系塚沢神楽の明治33年太田代本では橋掛けの舞とあります。

 

この寸前までは、きわめて厳かに神子の託宣などが行われていたのに・・・

 

こんな時でもないと付ける機会のない面を付けた人たちが大勢登場し、

 

橋に使う御神木を会場内を曳いて歩くといった態です。

 

場内をゆっくりと廻り、みんなで戻ってきて終了です。

その間の詳細については、会場に来て実際に見て確認ください。

 

7番目 土澤神楽さんで 三韓

 

神宮皇后の舞から

 

神宮皇后の前に出てきたのが、善人なのか悪人なのか・・・顔つきは悪人

 

では、この二人は?

 

どう見ても強そうで恰好良さそうなので、この人が武内宿禰?

 

では赤い顔の人は?

 

などと考えている内に、くずし舞になりました。

見た目で人を判断してはいけないようです。笑

 

最後は権現舞

 

三台折権現舞

 

お神酒のラベルがちらっと見えました、うれしいことに国華の薫でした。

 

最初の権現様は石鳩岡ので、最後は土澤神楽のです。

土澤神楽さんは神事に出席とのことで、早めに会場を後にする都合があり、

石鳩岡神楽さんが土澤神楽さんの権現様で、権現舞をするというレアな舞に遭遇です。

なんだかジーンときました。

両神楽の今後、益々のご繁栄をお祈りして終わりです。

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石鳩岡神楽・土澤神楽合同公演 其の弐

2024-03-19 11:33:13 | 郷土芸能

昨年の3月は3日から2週間ほど半分食事なしの合宿生活をしていて、8日は再生記念日。

その現況確認が4,5月に延び、精神的に良いのか悪いのか、微妙な生活中です。汗

さて、嫌なことが忘れられる芸能へ逃避ということで、其の弐です。笑

 

3番目は石鳩岡神楽さんで恵比寿舞

 

この恵比寿舞ほど、遠野山伏神楽や沿岸地域の神楽とここ早池峰系とで

雰囲気の異なる演目は無いのでは?

 

早池峰系神楽では、蛭子命が天照大神に命じられて恵比寿さんになるという内容で、

こちらの恵比寿さんは魚を釣りません。

 

天照大神も登場

この恵比寿舞、大出早池峰系の駒木神楽や鱒沢神楽の資料では、この演目が抜けており、

大迫早池峰系でも、なかなか見られない演目に感じます。

 

石鳩岡の弟子となる平倉神楽さんが、現在、地元で恵比寿舞を演じる機会が多いのは、

古い時代から今に至るまで沿岸とのつながりが深い

遠野ならではの状況によるのかもしれません。

 

先日、目にした北上市の広報に載ってたいた方が颯爽と登場、

その広報には北上市内の若手神楽人が数人紹介されていました。

 

4番目は土澤神楽さんで、釣り狂言

 

何となく事の顛末がわかるのに、都度、笑えるのはプロの漫才・コントと同じです。

 

5番目は、同じく土澤神楽さんで、苧環(おだまき)

 

美しい娘の処に夜な夜な通う若者があり、その若者の素性を確かめるために

おだまきの糸を括り付け、辿ると若者の正体は大蛇で、嘆き悲しんだという話です。

 

その大蛇の正体は、実は大物主大神ということのようです。

 

ここでMC交代となり、またまたプログラムに無いことがありそうです。

 

黄色い衣装は土澤神楽さんで、青いのは石鳩岡神楽さん

 

なんだ、なんだ!と思っていたら、なんと小倪(こじし)舞

 

この二人というのも、また、素晴らしい!

 

一生の思い出になりました。笑

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石鳩岡神楽・土澤神楽合同公演 其の壱

2024-03-18 18:09:17 | 郷土芸能

3月もあっという間に第四週になってしまいました。

e-TAXで昨年まで普通に申告できていたのに今年は一部の書類が送信できず、

税務署に持って行き確認して頂いたところ、ちょっとした内容の選択ミスとのこと。

年に一度の作業なので、昨年の記憶がございません・・・汗

と云うことで、久しぶりの更新でも、民俗芸能話題からです。笑

 

昨日17日(日)は東和町コミセンで石鳩岡神楽さんと土澤神楽さんの合同公演でした。

井の中の私にも様々なルートから事前情報があったので良い席を確保するため

開場30分前には現地到着。 皆さんに云われる前に、はい!好きです!笑

 

開演時間前にプログラムには無かった三番叟がありました。

 

早池峰大償流土澤神楽さんで4月から5年生という若手でした!

たぶん2月の舞初めにも出た子だと思います。

こうやっていっぱい経験して一人前の神楽人になっていくんでしょうね!

 

プログラム一番は早池峰嶽流石鳩岡神楽さん

 

裏八幡舞

この日は記録保存の最終段階ということで、目的に必要な演目を中心にしたようです。

 

こちらとしても、そういう演目の方がうれしかったりして・・・汗

 

昨日の夕ご飯のおかずも忘れてしまうので、なんですが・・・

石鳩岡神楽さんを前回見たのは2022年秋以来?なんて思っていたら、

昨年秋にも東和神楽大会に来ていました。汗

 

二番目は土澤神楽さんで岩戸開き

 

他の演目にも出てきますが、天鈿女命っていい味出すんですよね~

 

天照大神と天太玉命が出てきました。

 

ちょうど座った場所が良かったのか、くずしでは舞手が目の前です。

 

この後、お花の披露ということで、ちょっと休憩です。

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