6月最終日は、昨年に引き続き、行ってきました!隣町、旧川井村の小国。
遠野から立丸峠のトンネルを抜けて小国まで、2,30分ぐらいでしょうか?
随分と近くなりました。その間には道又、荒田、永田など、遠野に居る方々の苗字と
同名の地域があります。
お昼少し前、会場となる北上山地民俗資料館小国分館(旧小国中学校)に到着。
開会時間少し前に、末角(まっかく)神楽さんの舞い込みです。
そして、神楽共演会の開会
司会者さんの人柄がよく出ている進行で、和んだ雰囲気でスタート。
末角神楽さんの打ち鳴らしから
初っ端から山の神舞です。
構成は大出早池峰神楽さんと似ています。
どの郷土芸能でもそうで、笛の音程が違うと別な舞に見えます。
江繋(えつなぎ)も末角も大出のに似ていると感じているのですが、
何がどう似ているのかと云われると、今も上手く表現できません。笑
この刀を肩に架ける所作は、末角独特かと。
この地域に、かつて、伝承されていた大仁田神楽は大出のに、
似ていたと云われているようで、
その大仁田地域は荒川高原を通じて上柳へも大出へもつながっています。
続けて末角神楽さんで、普勝舞(ふしょうまい)
面も舞の雰囲気も大迫系とは全く違います。
両手に鈴木のような物を持つ所も独特です。
面をはずしてクズシ
交代して江繋神楽さん
同じ小国でも、笛の調子が全く異なります。
鶏舞
散米用のお米が添えられています。
鶏舞の中で散米する所作は珍しいです。
この江繋はタイマグラから閉伊川近くまでの広い地域で、神楽だけでなく、
しし踊り、剣舞、さんさなど様々な芸能が伝えられている地域でもあります。
江繋の二演目目は寅走り
この演目こそ、独特です!
一人で舞う荒舞ですが、他の神楽の何と云う演目に該当するのかわかりません。
近所に住む工務店の社長は江繋の出身ですが、今まで、芸能の話をしたことはありません。
今度、聞いてみようかなあ?笑