遠野なんだりかんだりⅡ

遠野の伝承芸能・民俗・歴史を書きたい時に思いついたままに

2023 砥森神社例祭

2023-09-26 08:37:23 | 郷土芸能

秋分の日の23日、午前中に青笹町の六神石神社へ行ったは良いが、

どうにもこうにも疲れて果て拙案内所に戻り、境内で買ったお好み焼きを昼食としました。

冷たいお茶も飲み、しばし休憩したところで、翌日行こうと思っていた宮守へ行こう!

思い立ったが吉日?2時に飲む薬を持って出陣第二弾!(;^_^A

 

通りのはずれまで行って戻ってきた砥森神社例祭神輿渡御の行列に出会いました。

 

この後は、道の駅みやもりです。

 

神事の後、鹿込神楽さんのシンガク

 

続いて、下郷さんさ踊りさん

 

と続いたところで新町(あらまち)南部ばやしさんは行列にいましたが、踊る気配なし。

下郷さんさ踊りさんは、遠野まつりに二日間とも参加しており、この例祭でも

この日と翌日の二日間フルに活動で、びっくりです!

 

行列がその後、あちらこちらと寄りながら神社へ戻るまでの間、二組に分かれていた

新町(あらまち)南部ばやしを探しに行きます。

 

あの辺りだと教えられた場所にちょうど居たので、挨拶をし、懐かしさのあまり、

笛吹さんから予備の笛を借り、少しだけ参加。笑

好きだね~! 病気ですから~! 笑

 

仲町から伝えられた新町(あらまち)南部ばやし、笛が同じなので、メロディーに

違いがありますが、指運びは、だいたいわかります。いつか不測の事態が仲町で起き、

笛吹が足りなくなった時には、宮守にお願いすることもあると思っています。

その逆も、少し教えて頂ければ、可能かと。

 

その後、神社に戻ったばかりの一行に追いつき、本殿の中で神事。

 

神事終了後、翌日の権現舞の手順合わせをするということで鹿込神楽さんの見学。

 

鹿込神楽さんは昭和5年江刺の梁川、野手崎の早池峰神楽を師匠として再成立しています。

 

2011年の例祭でお会いした鹿込神楽の笛吹さん、大変味わいのある方でした。

その後、別な笛吹さんになり、何年か前からは笛無しになっています。

 

2007年、私が撮っている写真で一番古いのはこの時かも。

 

その時の下郷さんさの男性陣、あまり代わってないかな?

 

新町南部ばやしにも、結構多くの子どもたちが参加していました。

子どもたちと云えば、今年の遠野まつりで良く耳にしたのが、子供達の参加率が低い。

子供たちがいない!という話でした。

本当に子供達がいないのだろうか?と調べると

遠野小学校約230人、学区内でお祭りに参加するのは9団体で一団体当たり25人

遠野北小学校約260人、学区内でお祭りに参加するのは7団体 一団体当たり37人

遠野中学校約340人、学区内でお祭りに参加するのは23団体 一団体当たり15人

団体数には、郷土芸能・自治会参加のものを入れ、一般参加型のお御輿は除いています。

一団体当たりとは団体数で割った人数であり、実際そうなっているわけではありません。

さて、数字を見て、子供たちがいない・少ないと見るかどうか?

各団体共、人手不足と云われる中、来年以降の参考にして頂ければと思います。

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2023 六神石神社例祭

2023-09-25 10:27:33 | 郷土芸能

今の六神石神社は実は昔から住吉神宮で、六角牛神社は中沢川の斜め向かいの

石洞と呼ばれる地所に建てられ、六角牛新山宮と称していた。

と、千葉正吾前宮司の文章にあります。

現在でも、六神石神社を住吉さんと呼ぶ所縁がここにあります。

 

実りの荒神さま

この荒神さまの棟札で一番古いのは明和元年(1764)で、遷宮導師 愛染院廣通。

先の千葉正吾氏の文章に天保年間に善応寺愛染院宥庸が、六角牛新山宮、大日堂、

山王堂に錦幕を奉納、六角牛山頂に地蔵尊を鎮斎とあります。

どちらも愛染院ですが、両者が同一修験なのか、詳細は不明です。

 

例祭の23日(土)秋分の日 境内下の駐車場がいっぱいになる前に現地着。

既にかなりの車が駐車してあり、こりゃあ~大変だ!

早々に箱崎の白浜虎舞の皆さんもいらしており、人数も多いようでした。

 

10時半頃、神事始り

 

去年は雨でしたが、今年は日影に居てちょうど良い天気。

 

平倉神楽さんの打ち鳴らしで拝殿内での神事が始まりました。

 

神職の方々により、粛々と

 

豊栄の舞

 

詔奏上、榊奉納等で神事の終了

 

その神事終了間際、拝殿前では板澤獅子踊りさんが一番手で奉納

天気のせいか、新コロが落ち着いたせいか、

市外から訪れた大勢のカメラマンやお客さんでいっぱい。

なんだか、その光景を観ただけでお腹いっぱいになってきました。笑

 

本殿・拝殿廻りを三周でしょうか?

今回は最後まで見届けませんでした。

 

遠野まつりでも楽しそうに踊っていた皆さん

 

本当に元気ですね~!

 

お子さんを抱っこした獅子

 

本当に、ここまで観ただけで、すっかり疲れきってしまい、下山

 

鳥居前に地元青笹しし踊りさんが来ていたので、挨拶して撤収です。

青笹も年齢が上の方々から順番に欠席者が多かったような・・・。

境内で買ったお好み焼きを帰って食べます。笑

 

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2023 六神石神社宵宮夜神楽

2023-09-24 17:35:09 | 郷土芸能

遠野まつりが終わって5日、その疲れがまだとれません。

20日から彼岸ということで、時々愛妻家の親戚筋の墓参へ

 

宮沢賢治さんの眠るお寺さんです。

翌日が賢治さんの命日ということで、前日のこの日も墓参の方々がいらしてました。

日蓮宗遠光山身照寺は昭和3年賢治の叔父他が堂宇を求めて建立し、

中興開基は遠野南部家の南部日実上人です。

 

この日のお昼は、以前、葬祭幹事長に連れてきてもらった大畠家さん

遠慮して2枚頼みましたが、やはり足りずに二人共もう1枚。

今度来る時は、寒いと思うので、もりそばとカレーそばにしたいと思います。笑

さて、秋分の日の前日は六神石神社の宵宮

 

今年も神楽があるということで出撃です!

半袖姿の日中ですが、いつもこの日の夜は冷えるので、長袖シャツの上に上着を一枚。

いつの年だったかは、真冬の防寒着で、神楽を観たことがあります。

 

最初は、平倉神楽さんで天女の舞

 

天女デビューはK君

彼の女舞は初めてですが、様々な舞に挑戦するのはいいですね!

 

2番目 飯豊神楽さんで八幡舞

 

こちらは男女二人の舞

 

両神楽共、遠野まつりでは通り抜けのシンガクと神楽共演会へ参加していました

 

その神楽共演会でも演じられた恵比寿舞

 

前回より、私は落ち着いて観られたのでOKです!

 

次、お会いする時は何になるのか、今から楽しみです。笑

 

平倉神楽さんに戻って、山の神舞

 

新型コロナ以降だと、いつ観たのか忘れてしまいましたが、久しぶりかな?

 

この舞を観ながら、秋に行われている石鳩岡神楽交流会、

今年はあるのかな?などと考えていました。

 

同じ演目が出来る会員が複数いる平倉神楽さん

本気で神楽をやってくれる人に門戸は開いています。

 

続いて、女五穀舞

天照五穀を表舞とすれば、こちらはその裏舞

 

熱心な神楽ファンが釜石からお出でになっており、やんややんやの掛け声が

かかっていました。

 

沿岸の廻り神楽や、花巻周辺の早池峰系神楽では、当たり前のように行われる掛け声。

 

通しで行われる神楽に縁が薄い遠野では、最初はびっくりされるかもしれません。

 

神楽衆をその気にさせるのも、お客さん次第。

それは歌謡曲やクラシックなどのコンサートでも同じようなことが云えるようです。

 

最後に下舞

 

そして、権現舞

 

最後までいたお客さんの多くが、祈祷して頂いていました。

暑さ、寒さも彼岸まで・・・実感した夜でした!

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2023 遠野まつり遠野郷八幡宮編

2023-09-21 19:04:16 | 郷土芸能

さて、新規ブログでの最初は、遠野まつり二日目17日(日)の様子からです。

 

前日は19,239歩も歩き、バンテリンを塗って眠った翌朝は8時に保管庫から。

二日目は遠野郷八幡宮に向かうので9時には皆さん集合となり、

仲町の町内会を云ってきます!の挨拶をしながら練り歩きます。

 

加藤仏具さんの前では、早々に野崎神楽さんが門かけです。

 

仲町に祭典事務所を設けていた烏合烈火衆が、八幡さんに向けて歩き出しました。

 

仲町から穀町に入ると、小友町の長野獅子踊りさんも門かけ中。

こうして、町中のあちらこちらで多くの芸能団体が、午前中は門かけをしながら、

八幡さんを目指します。

かなり昔は一日目も二日目の夜遅くまで、門かけをしている

しし踊りの太鼓の音が町中から聞こえたものです。

 

今年は、まだ新型コロナの影響で、新張の老健への慰問ができないため、

時間調整がどこも同じようになり、穀町から上組町、新張まで各団体が

まるでパレードでもしているような数珠繋ぎ。

 

11時頃、八幡さんへ到着すると、まずは、内ばやしを保管場所へ停め、

割り当てられた休憩場所でお昼です。

ちょうど参道には青笹しし踊りさんが通過中。

 

缶ビールをプシュッとやっていると隣では、御花を頂いた土淵しし踊りさんが熱演中。

こんなに盛り上がって踊っている土淵しし踊りは初めてです!

いつもこの調子でお願いします!と保存会のバブさんに陳情しておきました。笑

 

流鏑馬を行う馬場から手を上げているのは、昔の名前が湯川さんです。

まるで選挙で手を振っているようなポーズ、選車の運転で板についたようです。笑

 

流鏑馬見学をしようと並んでいたのは、二組の双子ちゃん。

大人の双子ちゃんは大学生時代にボランティアを通じて仲町の南部ばやしに参加して頂き、

今回は、自費で参加してくれました!涙がでます。

そして、若い双子ちゃんは、お母さんが遠野出身で、若いおばあちゃんがお祭りに

参加していることから、今回デビュー。どちらの方々も末永くお付き合いお願いします!

 

最前列では撮影できないので、空いているスペースから流鏑馬

 

これ以上、大きく撮れないのでご容赦願います。

介添え奉行さんは、急遽、出馬したようですが、流石に昔とった杵柄。

 

賑やかになった後ろを見ると山口さんさ踊りさんが御花の御礼中。

観れて良かった!

 

観れて良かった!と云えば、こちらの笛吹さんも・・・忖度です!笑

 

そうこうしている内に出番が近づき、移動。

拝殿前では細越獅子踊りさんが奉納中。

 

神楽殿では、大出早池峰神楽さん

拝殿や神楽殿周辺は、全盛期を思わせる賑わいでした!

 

出番直前の馬場から北を見れば、右側では飯豊神楽さんが、左側奥では青笹しし踊りさん。

皆さん、興にのって舞・踊ってました!

ところで、青笹のしし踊りには、いつもは同い年4人衆がいるはずなのに、

某社長の姿が見えません!まさか私に合わせて体調が悪いのではないでしょうね?

 

1時半過ぎの出番が終わると、まっすぐ仲町へ戻ります。

無事八幡様から帰った挨拶とお祭りに出られたことを感謝して、皆さんにご報告。

 

仲町の市役所前の通りを郵便局から、大工町方面の自治会館前まで

「帰り」を舞いながら歩いて終了。

 

親子で参加のお二人も終わった安心感から最高の笑み

我が家にもこんな時代がありました!笑

 

3時半、内ばやしを保管庫に納め、終わった!終わった!と一安心

 

着替えて5時から笠こわし

今回はお祭り数日前に高校生の応援を頂き、なんとか、形にできました。

来年も応援して頂ければ幸いですとの保存会関係者からの挨拶を頂きながら、乾杯!

 

6時、山猫さんはじめ、カメラ仲間と合流 

6月下旬以来の市内での外飲み 皆さん疲れのピークで遅くならずに撤収

翌朝、楽しみな万歩計&体重計 確認

23,645歩 新記録です! さて、体重はと云うと、やはり増・・・

わかったこと・・・人は飲物接種だけでも太る!

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遠野なんだりかんだりⅡ はじまりはじまり

2023-09-21 17:06:32 | 郷土芸能

容量オーバーとなり、「遠野」なんだりかんだり の編集が出来なくなりました。

本来であれば、新たなブログのアドレスを紹介して閉じるところですが、叶わず。

不本意ながら、遠野なんだりかんだりⅡ のスタートです。

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