遠野なんだりかんだりⅡ

遠野の伝承芸能・民俗・歴史を書きたい時に思いついたままに

2024 遠野郷神楽共演会 其の参

2024-01-31 08:39:59 | 郷土芸能

先週の金曜日は、定期検診で矢巾に行って来ました。

血液検査の中で、いつも気になっている数値があるのですが、今回やっと正常値に。

 

その日の夜は有資格者関係の新年会で、検診結果次第では参加しないつもりでしたが、

数値も改善されたので参加です!笑

 

この日まで飲食の量をセーブしていたので、何を食べても飲んでも美味かった!

特にこの魚の揚げ物は、アルコールには最高でした。

食べ過ぎたと思い、今週は歩いて自宅に帰って昼食をとっているのに体重が戻りません。

と云うことで、其の参です。

 

九番目 鱒沢神楽さん

 

鳥舞

 

新コロ以降、姿が見えなくなったミニ八幡さんに続いて、

その後、やはり八幡舞などをしていた方が北上に引っ越したとのことで、

舞手の確保が緊急課題になってきている鱒沢神楽さんです。

 

十番目 似田貝神楽さん

 

八幡舞

 

共演会に皆さん揃って参加することが難しいのでしょうか?

少数精鋭での参加でした。撮影位置が悪かったようで申し訳ありません。

 

十一番目 大出早池峰神楽さん

 

見てのとおりで三番叟

 

昨年のお祭り辺りから、この顔ぶれ?です。笑

 

上手に舞っても、そうでなくても、一番ウケる演目です。

真ん中の二人は上手でしたよ~!

 

十二番目 石上神楽さん

 

松迎舞

 

大出早池峰神楽の弟子神楽ということで、同系神楽が続きました。

 

綾織は、しし踊り、田植踊り、南部ばやし、太神楽、相撲甚句など

多くの芸能が残されている地域なので、

どなたか二刀流で神楽にも挑戦して頂ければ幸いです。

 

十三番目 平倉神楽さん

因みにこの前の石上さんあたりから、順番がわからなくなってきています。汗

 

岩戸開き舞

 

今回は本開き舞

 

天鈿女命の笹を持って舞う湯立と思われるシーンが入ります。

YouTubeで黒森神社の湯立神事を見てから、このシーンに愛着を感じる私です。笑

 

ネリからクズシに

 

今年は皆さん、演目に気合が入っているようで、行った甲斐あります。

共演会もそろそろ終盤。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024 遠野郷神楽共演会 其の弐

2024-01-30 10:44:46 | 郷土芸能

先々週の事、仕事に一区切りついたので、思い出したように隣町へ。

 

萬鉄五郎記念美術館で開催中の写真展を見てきました。

師岡さんが写真集「風の響」を出してちょうど25年になるようで、

岳、石鳩岡、鴨沢の神楽の写真をかなりの枚数展示していました。

と云うことで、勉強の成果が上がらない写真で、共演会其の弐です。汗

 

五番目 小倉神楽さん

 

岩戸開き舞

 

近年、人数が揃ってきたからこそできる演目ですね。

 

折角なので、くずし多め

 

大出の手持ち資料では天思兼尊、大迫町の観賞ガイドでは天児屋根命。

岩戸に隠れた天照大神を迎えるために尽力した神様に変わりはありません。

なかなかの熱演でした!

 

六番目 平倉神楽さん

 

四人鳥舞

 

もしかしてデビュー戦だったでしょうか?

後半はとても落ち着いていました。

 

七番目 上宮守神楽さん

 

恵比寿舞

 

釜石からのお客さんも大喜びでした!

 

漁業もここのところ大変そう・・・恵比寿さん頼みますよ~!

 

八番目 飯豊神楽さん

 

年寿の舞

 

年寿も久しぶりに観た気がします。

 

昭和6年8月、本田安次氏は大迫町の早池峰神社例祭の後、遠野に足を延ばしています。

氏は多賀神社の宵宮へ行く際、店先の板の間に幕を張った八幡神楽を見ます

 

その翌年、また遠野に立ち寄り、元の八幡別当菊池長福氏の話を聞き、

前年見た白拍子姿の美しい舞が、八幡神楽の「年寿」だったことを知ります。

 

その後、土淵町の野崎神楽でも、また「年寿」を見る機会を得ており、

八幡と同じ拍子だったと記しています。

ここの12、3歳の子供たちの舞が達者なことにびっくりしたと遠野紀行にあります。

本田安次氏が90年ほど前に観た「年寿」もきっと同じような舞だったんだろう

と、思いながら、観させて頂きました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024 遠野郷神楽共演会其の壱

2024-01-29 18:51:47 | 郷土芸能

第29回目の神楽共演会が28日開催されました。

 

会場は、例年通りに遠野市土淵町水光園の芸能館です。

昨年のこの時は、もしかしてこの共演会も見納めかも?などと思いながら観たのでした。汗

 

10時開演ですが、撮影場所確保のため9時には会場入りです。

八幡神楽さんは地元松崎町の新年会の為、欠席で12団体です。

あれ?権現様は11柱、どこですか?まだ並べてないのは。笑

 

鷹鳥屋神楽さんの打ち鳴らしで開演です。

 

一番目は大出早池峰神楽さん

 

四人鶏舞

 

もしかして、共演会デビューの方がいるかもしれないと

つぶらな瞳を凝らして観ましたが、新人はいないようでした。笑

 

二番目は塚沢早池峰神楽さん

 

松迎舞

 

塚沢さんの松迎は、もしかして初めて観るような気がします。

 

この方が舞手というのも珍しい。笑

 

色々な舞を見せてくれる塚沢さんです。

 

三番目は石上神楽さん

 

胴の鈴木さんの掛け声などもあり、終始和んだ雰囲気の中での三番叟

 

お母さんの実家が綾織町ということで、附馬牛町から参加とか。

 

四番目 鷹鳥屋神楽さん

 

山の神舞です。

 

勝手にベテランが舞うものだと思っていましたが、

 

なんとなく、以前観た方と違うような感じ

 

若手が挑戦してくれました!

昨年は新コロ明けということもあり、鷹鳥屋さんは欠席でしたが、

今年はもしかして何度かこの方の山の神を観る機会があるかもしれません。

去年と異なり、やっといつもの共演会に戻ったような気がしました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024 遠野郷八幡宮どんと祭

2024-01-16 10:23:53 | 郷土芸能

落とし物から始まった2024年、悪いこともあれば良いことも・・・。

 

自分で撮った写真入りの年賀状を出していますが、その印刷会社の抽選で特産品をゲット!

時々愛妻に進呈しました。笑

 

先週の半ばあたりの遠野は里には雪が無く、廻りの山々がご覧のような感じ。

 

また15日のどんと祭も去年はこんな感じだったので、今年も同じかも

と思っていましたが、やはり、そう甘くはありません。

 

昨日は、雪はそれほどでもなかったものの、真冬日でした!

今朝は-10℃以下だったので、寒さはこれからが本番でしょう。

3時少し前、強風が吹く中、八幡神楽さんがやってきました。

 

例年、拝殿前にて参加者全員でお参りしてから中に入るのですが、

あまりの寒させいか、到着した順でお参りを済ませていました。笑

 

年越し祭、始りますよ~!と法螺貝でお知らせです。

 

神事の後は権現舞

 

その日の顔ぶれで、役廻りも変わります。

 

そのせいか、火伏の権現様らしからぬ舌の短さでした。

もしかして、先日、達曽部で火災があったばかりなので、まだ疲れているのかも・・・汗

 

拒否されない限り、参拝者全員をカミカミ。笑

 

拝殿での年越し祭が終わると、境内に移動して、どんと祭

去年は雪が無かったので大勢の人、今年は寒い他に時折の強風だったので、

どうかな?と思っていましたが、なりなりに。

 

風が強いので、燃やし物は少な目にして、着火です!

 

火の回りを清め、

 

これで今年は無病息災間違いなしです。

 

どんと祭が始まる頃には強かった風も落ち着き、

それでも、ビューンと吹く風に、神楽衆も思わず火の側に移動です。

 

袴の下?中?はズボンの人も素足の人も・・・

 

今年も竹串は無く、袋入りのお餅を火にかざして頂きました。

 

最後の法螺貝を聞いて撤収です。

 

神事前に狛犬の台座を確認

平野瓦工場 狛犬作 沼田三次郎とあります。

もうひとつの台座には昭和4年の銘が入っていたので、その時のものだと思います。

現在の(株)ヌマタ・オン・ルーフさんの旧社名が(株)沼田製瓦工場

HPを見ると創業が昭和11年になっているので、この狛犬を奉納した時は、

沼田製瓦工場の創業者、沼田三次郎さんは平野瓦さんで働いていた時なのかもしれません。

沼田瓦さんの前に平野瓦さんがあったということを覚えている人も少ないでしょうねえ~。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正月七日

2024-01-07 16:08:25 | 地域

今年も一週間、能登半島地震に航空機事故と、新年早々、大きな出来事が続いています。

遠野に嫁いでいる友人たちの奥様の出身地が富山や新潟ということで、隣県も心配ですが、

被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。

 

さて、今年の正月はと云うと前回紹介したとおり、1日はいつもどおりの初詣。

2日は家族4人で盛岡のショッピングセンターの初売り、帰りは初ステーキ。笑

その後、遠野に戻って、初散歩8300歩。

 

3日は4100歩と控えめに歩いた後、下の娘と時々愛妻と3人で、初日帰り温泉!

極楽、極楽~

 

温まって帰った夕方は、今年初新年会

同級生12名で乾杯しました!

 

みんな、いい歳なので9時過ぎには解散、いいことです。笑

 

4日は、仕事初めの時々愛妻を送りだした後、ゆっくりと出かけ、とぴあで初芸能 

仙人太鼓さん

因みに、この日の午後は初黒ネクタイ

翌5日は、別件にてまたまた黒ネクタイ

と、今年も不幸が続くのかと思っていたところ、八幡宮宮司さんから連絡事項。

大出早池峯神社さんが預かり物有りと・・・。

 

6日の散歩の様子から、全く雪無し(今日は、ちらほら)

 

早池峯神社さんの預かり物とは、正月一日にお参りに行った際、落とした小銭入れ。

小銭が少々と、キクコーのキララカード、そして名刺数枚。

 

だけだったので、誰にも見つけられないかもしれないと思っていました。

また、2日には前歯が欠け、しっかりと噛めない状況となり、

その後の黒いネクタイといい、今年の出だしはついてないと・・・。

そんな状況下での神社からの連絡で、無事、小銭入れは戻ってきました。

また、昨年の大出早池峯神社の例大祭では、老眼鏡を落とし、この時も、

無事に戻ってきたということで、大きな繋がりを感じているところです。

この調子で、座敷童子もついてきてくれないかなあと。笑

 

そんなこんなの2024年も7日

午前中は出初式

 

雪が少し舞っていましたが、通りには皆無

 

参加している同級生たちも、そろそろ引退の歳に近づいています。

 

歳だけでなく、腹にも貫禄が・・・

 

ご苦労様です!

 

6日、散歩途中での神明神社・松尾神社

この日は15,800歩 今月下旬の検診には、いい結果を出したいと足掻いています。

神明神社と云えば、江戸時代の神明祭礼行列の書き物には

太神楽、木馬乗、権現舞、鹿踊が出ていたとあります。

残念ながら、木馬乗は廃れましたが、大神楽は、

 

遠野太神楽として、

 

鹿踊や神楽は市内全域に残っています。

小学校入学前の子供時分の記憶に、正月、神楽であったか太神楽であったか、

当時住んでいた材木町に門かけに来ていたと記憶しています。

また、数年前まで南部神社に太神楽の奉納があったと思いますが、それも止み。

いずれにしても、もっと自由に芸能が行われる世の中であればと願って止みません。

と云うことで、旗日明けから社会復帰します。笑

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする