常夏ならば振り向くかも

語り部である私が提供する、今そこにあるチープでホットな噺の数々を口承するブログ。一話解決を目指して今日も喋ります。

時には背を見せる根性も

2007年01月07日 | 『今そこにある既知』 今これが言いたい
昼まで採用試験だった。第一次試験は教養と論文試験。ちょっと出来なかったと思う。
会場を後にする時、懐かしい人と出逢った。
「え!?なんでここに」の驚きが大きかったせいか言葉が上手く出なかった。すまぬ。

家に帰り遅めの昼飯を食べ、一息つく。

1月7日は七草の日そして採用試験の日、そして
小学校6年生の時に埋めたタイムカプセルを恩師共々掘り返す日。
『同窓会』である。

今日あることは一年前に知った。就職するからというので荷物整理をしていた際に、卒業アルバムから偶然見つけたのである。
あの時は「あと一年後に掘り起こすのか~」と思っていたのだが、あっという間に迎えてしまった。

行こうかどうか迷った。一年前ならばクダクダ考えずに行ったが、今は他の奴らに比べて立場がない。

確かに他は他と割り切ってしまえばいいのだが、小学校以来の顔合わせだ。以前の殿でいいという人間はリセットされ、今日から新しい情報が彼らにインプットされる。そうなった際、周囲と比べてあまりにも負の要素が多い気がした。

聞かれるのも苦しいし聞くのも苦しい。思い入れがあった先生がいるなら尚更である。
正々堂々と行く自信がなかった。
しかし忘れてはいけないのが、自分が早々と仕事を辞めたおかげでこうなったということ。でもな…から続く言い訳は出るが苦しいからやめておく。

だからコタツでふて寝してやった。
起きたらば6時、外は真っ暗。

ぼけっとしながら一つだけ気がかりな事があった。

俺はあのタイムカプセルに何を入れたのだろうか

事柄の記憶力には自惚れていたものの、何を入れたのかは全く覚えていない。
きっと今見たらば心底がっかりするものに違いない。
どうせガッカリするならば笑って、おちゃらけて終わりにしたい。