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生命の言葉

神様を知り、信仰の種を育てましょう

創世記21章 神がハガルの目を開かれた

2017-07-05 08:00:50 | 旧約聖書 1創世記

創世記21章 神がハガルの目を開かれた



21:1
主は、さきに言われたようにサラを顧み、告げられたようにサラに行われた

21:2
サラはみごもり、神がアブラハムに告げられた時になって、年老いたアブラハムに男の子を産んだ

21:3
アブラハムは生れた子、サラが産んだ男の子の名をイサクと名づけた

21:4
アブラハムは神が命じられたように八日目にその子イサクに割礼を施した

21:5
アブラハムはその子イサクが生れた時百歳であった

21:6
そしてサラは言った

「神はわたしを笑わせてくださった。聞く者は皆わたしのことで笑うでしょう」

21:7
また言った

「サラが子に乳を飲ませるだろうと、だれがアブラハムに言い得たであろう。それなのに、わたしは彼が年とってから、子を産んだ」

21:8
さて、おさなごは育って乳離れした。イサクが乳離れした日にアブラハムは盛んなふるまいを設けた

21:9
サラはエジプトの女ハガルのアブラハムに産んだ子が、自分の子イサクと遊ぶのを見て

21:10
アブラハムに言った

「このはしためとその子を追い出してください。このはしための子はわたしの子イサクと共に、世継となるべき者ではありません」

21:11
この事で、アブラハムはその子のために非常に心配した

21:12
神はアブラハムに言われた

「あのわらべのため、またあなたのはしためのために心配することはない。サラがあなたに言うことはすべて聞きいれなさい

イサクに生れる者が、あなたの子孫と唱えられるからです

21:13
しかし、はしための子もあなたの子ですから、これをも、一つの国民とします」

21:14
そこでアブラハムは明くる朝はやく起きて、パンと水の皮袋とを取り、ハガルに与えて、肩に負わせ、その子を連れて去らせた

ハガルは去ってベエルシバの荒野にさまよった

21:15
やがて皮袋の水が尽きたので、彼女はその子を木の下におき

21:16
「わたしはこの子の死ぬのを見るに忍びない」

と言って、矢の届くほど離れて行き、子供の方に向いてすわった。彼女が子供の方に向いてすわったとき、子供は声をあげて泣いた

21:17
神はわらべの声を聞かれ、神の使は天からハガルを呼んで言った

「ハガルよ、どうしたのか。恐れてはいけない。神はあそこにいるわらべの声を聞かれた

21:18
立って行き、わらべを取り上げてあなたの手に抱きなさい。わたしは彼を大いなる国民とするであろう」

21:19
神がハガルの目を開かれたので、彼女は水の井戸のあるのを見た。彼女は行って皮袋に水を満たし、わらべに飲ませた

21:20
神はわらべと共にいまし、わらべは成長した。彼は荒野に住んで弓を射る者となった

21:21
彼はパランの荒野に住んだ。母は彼のためにエジプトの国から妻を迎えた

21:22
そのころアビメレクとその軍勢の長ピコルはアブラハムに言った

「あなたが何事をなさっても、神はあなたと共におられる

21:23
それゆえ、今ここでわたしをも、わたしの子をも、孫をも欺かないと、神をさしてわたしに誓ってください

わたしがあなたに親切にしたように、あなたもわたしと、このあなたの寄留の地とに、しなければなりません」

21:24
アブラハムは言った

「わたしは誓います」

21:25
アブラハムはアビメレクの家来たちが、水の井戸を奪い取ったことについてアビメルクを責めた

21:26
しかしアビメレクは言った

「だれがこの事をしたかわたしは知りません。あなたもわたしに告げたことはなく、わたしもきょうまで聞きませんでした」

21:27
そこでアブラハムは羊と牛とを取ってアビメレクに与え、ふたりは契約を結んだ

21:28
アブラハムが雌の小羊七頭を分けて置いたところ

21:29
アビメレクはアブラハムに言った

「あなたがこれらの雌の小羊七頭を分けて置いたのは、なんのためですか」

21:30
アブラハムは言った

「あなたはわたしの手からこれらの雌の小羊七頭を受け取って、わたしがこの井戸を掘ったことの証拠としてください」

21:31
これによってその所をベエルシバと名づけた。彼らがふたりそこで誓いをしたからである

21:32
このように彼らはベエルシバで契約を結び、アビメレクとその軍勢の長ピコルは立ってペリシテの地に帰った

21:33
アブラハムはベエルシバに一本のぎょりゅうの木を植え、その所で永遠の神、主の名を呼んだ

21:34
こうしてアブラハムは長い間ペリシテびとの地にとどまった


創世記21章




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創世記22章 今知った

2017-07-05 00:04:16 | 旧約聖書 1創世記



創世記22章 今知った

あなたが神を恐れる者であることをわたしは 今知った

22:1
これらの事の後、神はアブラハムを試みて彼に言われた

「アブラハムよ」

彼は言った

「ここにおります」

22:2
神は言われた

「あなたの子、あなたの愛するひとり子イサクを連れてモリヤの地に行き、わたしが示す山で彼を燔祭としてささげなさい」

22:3
アブラハムは朝はやく起きて、ろばにくらを置き、ふたりの若者と、その子イサクとを連れ、また燔祭のたきぎを割り、立って神が示された所に出かけた

22:4
三日目に、アブラハムは目をあげて、はるかにその場所を見た

22:5
そこでアブラハムは若者たちに言った

「あなたがたは、ろばと一緒にここにいなさい。わたしとわらべは向こうへ行って礼拝し、そののち、あなたがたの所に帰ってきます」

22:6
アブラハムは燔祭のたきぎを取って、その子イサクに負わせ、手に火と刃物とを執って、ふたり一緒に行った

22:7
やがてイサクは父アブラハムに言った

「父よ」

彼は答えた

「子よ、わたしはここにいます」

イサクは言った

「火とたきぎとはありますが、燔祭の小羊はどこにありますか」

22:8
アブラハムは言った

「子よ、神みずから燔祭の小羊を備えてくださるであろう」

こうしてふたりは一緒に行った

22:9
彼らが神の示された場所にきたとき、アブラハムはそこに祭壇を築き、たきぎを並べ、その子イサクを縛って祭壇のたきぎの上に載せた

22:10
そしてアブラハムが手を差し伸べ、刃物を執ってその子を殺そうとした時

22:11
主の使が天から彼を呼んで言った

「アブラハムよ、アブラハムよ」

彼は答えた

「はい、ここにおります」

22:12
み使が言った

「わらべを手にかけてはならない。また何も彼にしてはならない

あなたの子、あなたのひとり子をさえ、わたしのために惜しまないので、あなたが神を恐れる者であることをわたしは今知った」

22:13
この時アブラハムが目をあげて見ると、うしろに、角をやぶに掛けている一頭の雄羊がいた

アブラハムは行ってその雄羊を捕え、それをその子のかわりに燔祭としてささげた

22:14
それでアブラハムはその所の名をアドナイ・エレと呼んだ

これにより、人々は今日もなお

「主の山に備えあり」

と言う

22:15
主の使は再び天からアブラハムを呼んで

22:16
言った

「主は言われた

『わたしは自分をさして誓う

あなたがこの事をし、あなたの子、あなたのひとり子をも惜しまなかったので

22:17
わたしは大いにあなたを祝福し、大いにあなたの子孫をふやして、天の星のように、浜べの砂のようにする

あなたの子孫は敵の門を打ち取り

22:18
また地のもろもろの国民はあなたの子孫によって祝福を得るであろう。あなたがわたしの言葉に従ったからである』」

22:19
アブラハムは若者たちの所に帰り、みな立って、共にベエルシバへ行った。そしてアブラハムはベエルシバに住んだ

22:20
これらの事の後、ある人がアブラハムに告げて言った

「ミルカもまたあなたの兄弟ナホルに子どもを産みました

22:21
長男はウヅ、弟はブズ、次はアラムの父ケムエル

22:22
次はケセデ、ハゾ、ピルダシ、エデラフ、ベトエルです」

22:23
ベトエルの子はリベカであって、これら八人はミルカがアブラハムの兄弟ナホルに産んだのである

22:24
ナホルのそばめで、名をルマという女もまたテバ、ガハム、タハシおよびマアカを産んだ


創世記22章




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創世記23章 あなたは 神のような主君です

2017-07-05 00:03:54 | 旧約聖書 1創世記


創世記23章 あなたは 神のような主君です


23:1
サラの一生は百二十七年であった。これがサラの生きながらえた年である

23:2
サラはカナンの地のキリアテ・アルバすなわちヘブロンで死んだ

アブラハムは中にはいってサラのために悲しみ泣いた

23:3
アブラハムは死人のそばから立って、ヘテの人々に言った

23:4
「わたしはあなたがたのうちの旅の者で寄留者ですが、わたしの死人を出して葬るため、あなたがたのうちにわたしの所有として一つの墓地をください」

23:5
ヘテの人々はアブラハムに答えて言った

23:6
「わが主よ、お聞きなさい。あなたはわれわれのうちにおられて、神のような主君です

われわれの墓地の最も良い所にあなたの死人を葬りなさい

その墓地を拒んで、あなたにその死人を葬らせない者はわれわれのうちには、ひとりもないでしょう」

23:7
アブラハムは立ちあがり、その地の民ヘテの人々に礼をして

23:8
彼らに言った

「もしわたしの死人を葬るのに同意されるなら、わたしの願いをいれて、わたしのためにゾハルの子エフロンに頼み

23:9
彼が持っている畑の端のマクペラのほら穴をじゅうぶんな代価でわたしに与え、あなたがたのうちに墓地を持たせてください」

23:10
時にエフロンはヘテの人々のうちにすわっていた

そこでヘテびとエフロンはヘテの人々、すなわちすべてその町の門にはいる人々の聞いているところで、アブラハムに答えて言った

23:11
「いいえ、わが主よ、お聞きなさい。わたしはあの畑をあなたにさしあげます

またその中にあるほら穴もさしあげます。わたしの民の人々の前で、それをさしあげます。あなたの死人を葬りなさい」

23:12
アブラハムはその地の民の前で礼をし

23:13
その地の民の聞いているところでエフロンに言った

「あなたがそれを承諾されるなら、お聞きなさい

わたしはその畑の代価を払います。お受け取りください。わたしの死人をそこに葬りましょう」

23:14
エフロンはアブラハムに答えて言った

23:15
「わが主よ、お聞きなさい。あの地は銀四百シケルですが、これはわたしとあなたの間で、なにほどのことでしょう。あなたの死人を葬りなさい」

23:16
そこでアブラハムはエフロンの言葉にしたがい、エフロンがヘテの人々の聞いているところで言った銀、すなわち商人の通用銀四百シケルを量ってエフロンに与えた

23:17
こうしてマムレの前のマクペラにあるエフロンの畑は、畑も、その中のほら穴も、畑の中およびその周囲の境にあるすべての木も皆

23:18
ヘテの人々の前、すなわちその町の門にはいるすべての人々の前で、アブラハムの所有と決まった

23:19
その後、アブラハムはその妻サラをカナンの地にあるマムレ、すなわちヘブロンの前のマクペラの畑のほら穴に葬った

23:20
このように畑とその中にあるほら穴とはヘテの人々によってアブラハムの所有の墓地と定められた


創世記23章




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創世記24章 リベカ

2017-07-04 03:48:19 | 旧約聖書 1創世記


創世記24章 リベカ


アブラハムの兄弟ナホルの妻ミルカの子ベトエルの娘リベカ

24:1
アブラハムは年が進んで老人となった。主はすべての事にアブラハムを恵まれた

24:2
さてアブラハムは所有のすべてを管理させていた家の年長のしもべに言った

「あなたの手をわたしのももの下に入れなさい

24:3
わたしはあなたに天地の神、主をさして誓わせる

あなたはわたしが今一緒に住んでいるカナンびとのうちから、娘をわたしの子の妻にめとってはならない

24:4
あなたはわたしの国へ行き、親族の所へ行って、わたしの子イサクのために妻をめとらなければならない」

24:5
しもべは彼に言った

「もしその女がわたしについてこの地に来ることを好まない時は、わたしはあなたの子をあなたの出身地に連れ帰るべきでしょうか」

24:6
アブラハムは彼に言った

「わたしの子は決して向こうへ連れ帰ってはならない

24:7
天の神、主はわたしを父の家、親族の地から導き出してわたしに語り、わたしに誓って、おまえの子孫にこの地を与えると言われた

主は、み使をあなたの前につかわされるであろう

あなたはあそこからわたしの子に妻をめとらねばならない

24:8
けれどもその女があなたについて来ることを好まないなら、あなたはこの誓いを解かれる

ただわたしの子を向こうへ連れ帰ってはならない」

24:9
そこでしもべは手を主人アブラハムのももの下に入れ、この事について彼に誓った

24:10
しもべは主人のらくだのうちから十頭のらくだを取って出かけた

すなわち主人のさまざまの良い物を携え、立ってアラム・ナハライムにむかい、ナホルの町へ行った

24:11
彼はらくだを町の外の、水の井戸のそばに伏させた。時は夕暮で、女たちが水をくみに出る時刻であった

24:12
彼は言った

「主人アブラハムの神、主よ、どうか、きょう、わたしにしあわせを授け、主人アブラハムに恵みを施してください

24:13
わたしは泉のそばに立っています。町の人々の娘たちが水をくみに出てきたとき

24:14
娘に向かって

『お願いです、あなたの水がめを傾けてわたしに飲ませてください』

と言い、娘が答えて

『お飲みください。あなたのらくだにも飲ませましょう』

と言ったなら、その者こそ、あなたがしもべイサクのために定められた者ということにしてください

わたしはこれによって、あなたがわたしの主人に恵みを施されることを知りましょう」

24:15
彼がまだ言い終らないうちに、アブラハムの兄弟ナホルの妻ミルカの子ベトエルの娘リベカが、水がめを肩に載せて出てきた

24:16
その娘は非常に美しく、男を知らぬ処女であった。彼女が泉に降りて、水がめを満たし、上がってきた時

24:17
しもべは走り寄って、彼女に会って言った

「お願いです。あなたの水がめの水を少し飲ませてください」

24:18
すると彼女は

「わが主よ、お飲みください」

と言って、急いで水がめを自分の手に取りおろして彼に飲ませた

24:19
飲ませ終って、彼女は言った

「あなたのらくだもみな飲み終るまで、わたしは水をくみましょう」

24:20
彼女は急いでかめの水を水ぶねにあけ、再び水をくみに井戸に走って行って、すべてのらくだのために水をくんだ

24:21
その間その人は主が彼の旅の祝福されるか、どうかを知ろうと、黙って彼女を見つめていた

24:22
らくだが飲み終ったとき、その人は重さ半シケルの金の鼻輪一つと、重さ十シケルの金の腕輪二つを取って

24:23
言った

「あなたはだれの娘か、わたしに話してください。あなたの父の家にわたしどもの泊まる場所がありましょうか」

24:24
彼女は彼に言った

「わたしはナホルの妻ミルカの子ベトエルの娘です」

24:25
また彼に言った

「わたしどもには、わらも、飼葉もたくさんあります。また泊まる場所もあります」

24:26
その人は頭を下げ、主を拝して

24:27
言った

「主人アブラハムの神、主はほむべきかな。主はわたしの主人にいつくしみと、まこととを惜しまれなかった

そして主は旅にあるわたしを主人の兄弟の家に導かれた」

24:28
娘は走って行って、母の家のものにこれらの事を告げた

24:29
リベカにひとりの兄があって、名をラバンといった。ラバンは泉のそばにいるその人の所へ走って行った

24:30
彼は鼻輪と妹の手にある腕輪とを見、また妹リベカが

「その人はわたしにこう言った」

というのを聞いて、その人の所へ行ってみると、その人は泉のほとりで、らくだのそばに立っていた

24:31
そこでその人に言った

「主に祝福された人よ、おはいりください。なぜ外に立っておられますか。わたしは家を準備し、らくだのためにも場所を準備しておきました」

24:32
その人は家にはいった

ラバンはらくだの荷を解いて、わらと飼葉をらくだに与え、また水を与えてその人の足と、その従者たちの足を洗わせた

24:33
そして彼の前に食物を供えたが、彼は言った

「わたしは用向きを話すまでは食べません」

ラバンは言った

「お話しください」

24:34
そこで彼は言った

「わたしはアブラハムのしもべです

24:35
主はわたしの主人を大いに祝福して、大いなる者とされました

主はまた彼に羊、牛、銀、金、男女の奴隷、らくだ、ろばを与えられました

24:36
主人の妻サラは年老いてから、主人に男の子を産みました。主人はその所有を皆これに与えました

24:37
ところで主人はわたしに誓わせて言いました

『わたしの住んでいる地のカナンびとの娘を、わたしの子の妻にめとってはならない

24:38
おまえはわたしの父の家、親族の所へ行って、わたしの子に妻をめとらなければならない』

24:39
わたしは主人に言いました

『もしその女がわたしについてこない時はどういたしましょうか』

24:40
主人はわたしに言いました

『わたしの仕えている主は、み使をおまえと一緒につかわして、おまえの旅にさいわいを与えられるであろう

おまえはわたしの親族、わたしの父の家からわたしの子に妻をめとらなければならない

24:41
そのとき、おまえはわたしにした誓いから解かれるであろう

またおまえがわたしの親族に行く時、彼らがおまえにその娘を与えないなら、おまえはわたしにした誓いから解かれるであろう』

24:42
わたしはきょう、泉のところにきて言いました

『主人アブラハムの神、主よ、どうか今わたしのゆく道にさいわいを与えてください

24:43
わたしはこの泉のそばに立っていますが、水をくみに出てくる娘に向かって

「お願いです。あなたの水がめの水を少し飲ませてください」

と言い

24:44
「お飲みください。あなたのらくだのためにも、くみましょう」

とわたしに言うなら、その娘こそ、主がわたしの主人の子のために定められた女ということにしてください』

24:45
わたしが心のうちでそう言い終らないうちに、リベカが水がめを肩に載せて出てきて、水をくみに泉に降りたので、わたしは

『お願いです、飲ませてください』

と言いますと

24:46
彼女は急いで水がめを肩からおろし

『お飲みください。わたしはあなたのらくだにも飲ませましょう』

と言いました。それでわたしは飲みましたが、彼女はらくだにも飲ませました

24:47
わたしは彼女に尋ねて

『あなたはだれの娘ですか』

と言いますと

『ナホルとその妻ミルカの子ベトエルの娘です』

と答えました。そこでわたしは彼女の鼻に鼻輪をつけ、手に腕輪をつけました

24:48
そしてわたしは頭をさげて主を拝し、主人アブラハムの神、主をほめたたえました。主は主人の兄弟の娘を子にめとらせようと、わたしを正しい道に導かれたからです

24:49
あなたがたが、もしわたしの主人にいつくしみと、まことを尽そうと思われるなら、そうとわたしにお話しください

そうでなければ、そうでないとお話しください。それによってわたしは右か左に決めましょう」

24:50
ラバンとベトエルは答えて言った

「この事は主から出たことですから、わたしどもはあなたによしあしを言うことができません

24:51
リベカがここにおりますから連れて行って、主が言われたように、あなたの主人の子の妻にしてください」

24:52
アブラハムのしもべは彼らの言葉を聞いて、地に伏し、主を拝した

24:53
そしてしもべは銀の飾りと、金の飾り、および衣服を取り出してリベカに与え、その兄と母とにも価の高い品々を与えた

24:54
彼と従者たちは飲み食いして宿ったが、あくる朝彼らが起きた時、しもべは言った

「わたしを主人のもとに帰らせてください」

24:55
リベカの兄と母とは言った

「娘は数日、少なくとも十日、わたしどもと共にいて、それから行かせましょう」

24:56
しもべは彼らに言った

「主はわたしの道にさいわいを与えられましたから、わたしを引きとめずに、主人のもとに帰らせてください」

24:57
彼らは言った

「娘を呼んで聞いてみましょう」

24:58
彼らはリベカを呼んで言った

「あなたはこの人と一緒に行きますか」

彼女は言った

「行きます」

24:59
そこで彼らは妹リベカと、そのうばと、アブラハムのしもべと、その従者とを送り去らせた

24:60
彼らはリベカを祝福して彼女に言った

「妹よ、あなたは、ちよろずの人の母となれ。 あなたの子孫はその敵の門を打ち取れ」

24:61
リベカは立って侍女たちと共にらくだに乗り、その人に従って行った

しもべはリベカを連れて立ち去った

24:62
さてイサクはベエル・ラハイ・ロイからきて、ネゲブの地に住んでいた

24:63
イサクは夕暮、野に出て歩いていたが、目をあげて、らくだの来るのを見た

24:64
リベカは目をあげてイサクを見、らくだからおりて

24:65
しもべに言った

「わたしたちに向かって、野を歩いて来るあの人はだれでしょう」

しもべは言った

「あれはわたしの主人です」

するとリベカは、被衣で身をおおった

24:66
しもべは自分がしたことのすべてをイサクに話した

24:67
イサクはリベカを天幕に連れて行き、リベカをめとって妻とし、彼女を愛した

こうしてイサクは母の死後、慰めを得た


創世記24章



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創世記25章 長子の特権をヤコブに売った

2017-07-04 01:46:58 | 旧約聖書 1創世記




創世記25章 長子の特権をヤコブに売った



25:1
アブラハムは再び妻をめとった。名をケトラという

25:2
彼女はジムラン、ヨクシャン、メダン、ミデアン、イシバクおよびシュワを産んだ

25:3
ヨクシャンの子はシバとデダン。デダンの子孫はアシュリびと、レトシびと、レウミびとである

25:4
ミデアンの子孫はエパ、エペル、ヘノク、アビダ、エルダアであって、これらは皆ケトラの子孫であった

25:5
アブラハムはその所有をことごとくイサクに与えた

25:6
またそのそばめたちの子らにもアブラハムは物を与え、なお生きている間に彼らをその子イサクから離して、東の方、東の国に移らせた

25:7
アブラハムの生きながらえた年は百七十五年である

25:8
アブラハムは高齢に達し、老人となり、年が満ちて息絶え、死んでその民に加えられた

25:9
その子イサクとイシマエルは彼をヘテびとゾハルの子エフロンの畑にあるマクペラのほら穴に葬った

これはマムレの向かいにあり

25:10
アブラハムがヘテの人々から、買い取った畑であって、そこにアブラハムとその妻サラが葬られた

25:11
アブラハムが死んだ後、神はその子イサクを祝福された

イサクはベエル・ラハイ・ロイのほとりに住んだ

25:12
サラのつかえめエジプトびとハガルがアブラハムに産んだアブラハムの子イシマエルの系図は次のとおりである

25:13
イシマエルの子らの名を世代にしたがって、その名をいえば次のとおりである。すなわちイシマエルの長子はネバヨテ、次はケダル、アデビエル、ミブサム

25:14
ミシマ、ドマ、マッサ

25:15
ハダデ、テマ、エトル、ネフシ、ケデマ

25:16
これはイシマエルの子らであり、村と宿営とによる名であって、その氏族による十二人の君たちである

25:17
イシマエルのよわいは百三十七年である。彼は息絶えて死に、その民に加えられた

25:18
イシマエルの子らはハビラからエジプトの東、シュルまでの間に住んで、アシュルに及んだ。イシマエルはすべての兄弟の東に住んだ

25:19
アブラハムの子イサクの系図は次のとおりである。アブラハムの子はイサクであって

25:20
イサクは四十歳の時、パダンアラムのアラムびとベトエルの娘で、アラムびとラバンの妹リベカを妻にめとった

25:21
イサクは妻が子を産まなかったので、妻のために主に祈り願った

主はその願いを聞かれ、妻リベカはみごもった

25:22
ところがその子らが胎内で押し合ったので、リベカは言った

「こんなことでは、わたしはどうなるでしょう」

彼女は行って主に尋ねた

25:23
主は彼女に言われた

「二つの国民があなたの胎内にあり、 二つの民があなたの腹から別れて出る。 一つの民は他の民よりも強く、 兄は弟に仕えるであろう」

25:24
彼女の出産の日がきたとき、胎内にはふたごがあった

25:25
さきに出たのは赤くて全身毛ごろものようであった

それで名をエサウと名づけた

25:26
その後に弟が出た。その手はエサウのかかとをつかんでいた。それで名をヤコブと名づけた

リベカが彼らを産んだ時、イサクは六十歳であった

25:27
さてその子らは成長し、エサウは巧みな狩猟者となり、野の人となったが、ヤコブは穏やかな人で、天幕に住んでいた

25:28
イサクは、しかの肉が好きだったので、エサウを愛したが、リベカはヤコブを愛した

25:29
ある日ヤコブが、あつものを煮ていた時、エサウは飢え疲れて野から帰ってきた

25:30
エサウはヤコブに言った

「わたしは飢え疲れた。お願いだ。赤いもの、その赤いものをわたしに食べさせてくれ」

彼が名をエドムと呼ばれたのはこのためである

25:31
ヤコブは言った

「まずあなたの長子の特権をわたしに売りなさい」

25:32
エサウは言った

「わたしは死にそうだ。長子の特権などわたしに何になろう」

25:33
ヤコブはまた言った

「まずわたしに誓いなさい」

彼は誓って長子の特権をヤコブに売った

25:34
そこでヤコブはパンとレンズ豆のあつものとをエサウに与えたので、彼は飲み食いして、立ち去った

このようにしてエサウは長子の特権を軽んじた


創世記25章




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