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2001年廃墟の旅 東京篇

2009-08-16 | 廃墟巡礼
実家で見つけた「日本怪奇幻想紀行 六之巻 奇怪建築見聞」という奇妙な建築に関するアンソロジー本。二笑亭、会津栄螺堂、吉見・岩窟ホテル、雅叙園、元祖日の丸軒等が取り上げられていて面白いが、その中に「廃墟の美、東京真空地帯を歩く」という野村宏平氏の一文があり、2001年本書刊行当時の東京周辺の都市廃墟が紹介されていて、これがたいへん興味深い。さっそくφ(.. )メモメモ。これらの廃墟はいったい今どうなっているのだろうか。まずは東京篇

■竹平寮(千代田区)
地下鉄東西線九段下駅から内堀通りを竹橋方面に歩いていくと、千代田区役所の先に、古色蒼然たる鉄筋三階建てのビルが四棟並んでいる。

■旧中央水産研究所(港区)
月島の西南、臨港消防署近く。

■旧芝浦遊廓見番(港区)
山手線田町駅東方、港湾労働者の宿泊所「協働会館」として利用された。周辺は火災で取り壊された。

■芝五丁目交差点(港区)田町駅近く、第一京浜に日比谷通りが合流する三叉路の脇にある数軒の木造廃屋。

■麻布我善坊町(港区)
飯倉片町交差点脇の落合坂を降りていったあたり、現麻布台一丁目。道を抜けると、桜田通りに面して、東京タワーをバックに、鉄筋六階建ての廃マンション。

■神谷町(港区)
愛宕山の南域に、アパート、小屋、祠の廃墟。西域には木造民家が残る。

■高輪(港区)
明治学院大学の桜田通りを隔てた向かい側の廃駐車場。その裏手には細い路地と石段が迷路のように入り組む場所が残る。

■新宿御苑裏(渋谷区)
新宿御苑裏へつづく飲食店街。御苑に沿って千駄ヶ谷方面に向かう道にも廃屋あり。

■西新宿&北新宿(新宿区)
新宿駅西口超高層ビル街拡張にともなって、東京医科大学病院裏手の西新宿六丁目あたり、さらに青梅街道を越えた北新宿がゴーストタウン化している。

■新大久保駅前(新宿区)
山手線新大久保駅の東側線路際。道路新設工事に伴ってできたゴーストタウン。

■戸山ケ原(新宿区)
山手線の新大久保と高田馬場の間の元戸山ケ原の西のはずれ、小滝橋通り側の給水塔。関東大震災で倒壊した浅草十二階(凌雲閣)を彷彿とさせる塔。

■旧小笠原伯爵邸(新宿区)
都営地下鉄大江戸線の牛込河田駅近く。円形喫煙室外壁が名意匠。(ここはスペイン料理を供するレストランとして再生し、オープン当初に訪れた)

■上高田(中野区)
落合葬祭場近くの高台の寺院が並ぶ寺町から急な坂道を降りていくと、密林化している木造平屋建てが並ぶ都営住宅がある。

■旧精工舎(墨田区)
錦糸公園と蔵前橋通りの間に鎮座する都区内最大の廃墟。(既に高層マンションが建っていたような気がする)

■汐入(荒川区)
JR常磐線南千住駅から東へ一キロ、隅田川が大きく湾曲する内側、戦災を逃れた木造家屋の密集地が東京最大のゴーストタウンと化している。すぐ南方の隅田川堤防脇には水門の廃墟が残る。

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