山城めぐり(兄弟ブログ biglob)

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浦城

2016-11-25 20:32:44 | 山城ー越後
浦城は新潟県新発田市浦にあります。

浦城地図
地図では新発田城カントリー倶楽部内に、城山と表記されていますが、実際はカントリー倶楽部の西にある山です。

国道290号線で城山温泉に向かう市道を西に入り、南側にこの小山が見えてきます。

小山の西側を進むと、山に入る道があります。右手の建物は松浦小です。

山に入って墓地を抜けて林道があります。この林道を進んでいきますと

林道の右手に注意して登れば堀切があり、この尾根に三段の腰曲輪が築かれています。

大きな堀切の先に、本丸と二の丸の城壁が見えてきます。

縄張り図は木村尚志氏「山城は語る」より
三段の腰曲輪と指しているのは、本丸から左(西の)曲輪群です。薮が酷く、縄張り図のように捉えられませんでした。

本丸の虎口のように見えますが、縄張り図では描かれていません。

本丸(草が生茂っています)

本丸の北側から本丸城壁を見ています。この先にも段曲輪は確認できますが、草が繁茂していて写真にはなりません。

この山に新発田重家の乱に於ける、放生橋の合戦で重要な役割を果たした「浦城が」ある。新発田重家の武将、山田源八郎が旧城を修復補強化したと言われ、浦城の防御施工は新発田側に向けて堅固に施工されている。サイト「古城祉狂が行く」より

新発田重家の反乱における動機

上杉家に反逆

三条攻略・蘆名撃退など数々の武功を挙げた重家は、新発田勢の活躍に相応する恩賞を期待していた。しかし、重家が貰えるものと思っていた恩賞のほとんどは、景勝子飼いの上田衆の手に渡り[1]、亡くなった兄・長敦の功績は軽んじられ、重家に対する恩賞も新発田家の家督相続保障のみに終わった。重家を景勝陣営に引き入れた顕元は、景勝と重家の和解に奔走したものの効果がなく、重家に謝罪する意味合いで自刃し果てた。

天正9年(1581年)、蘆名盛氏の後を継いだ盛隆と伊達輝宗は、重家が景勝に対して不満を募らせている状況を見て、上杉に対して反乱を起こさせるべく様々な工作を行った。こうして6月16日、重家は一門衆のほか、加地秀綱ら加地衆や、上杉景虎を支持していた豪族を味方に引き入れ新潟津を奪取、同地に新潟城を築城し独立する。景勝は本庄繁長・色部長真(重家の義弟)に重家の抑えを命じたが、年内にはそれ以上の動きはなかった。一方、西側から上杉領攻略を進めていた織田信長の重臣・柴田勝家は、この機に乗じて輝宗との連携を緊密にし、ますます上杉への攻勢を強めた。
天正10年(1582年)2月、景勝は重家に対する最初の攻勢を発動したが、あっけなく撃退されてしまった。そこで景勝は蘆名盛隆に背後から重家を襲うよう依頼したが、反乱の仕掛人である盛隆が応じる筈もなく、重臣の津川城主・金上盛備に重家を援護させ、赤谷城に小田切盛昭を入れるなどかえって介入を強化した。4月に入り雪解けが本格化すると、景勝は再び重家攻めに着手したが、西からの柴田勝家、南からの森長可・滝川一益らの侵攻に対処するため本庄繁長・色部長真に重家対策を任せることとした。6月2日、本能寺の変で信長が死に、織田軍が撤退したため、とりあえず西方と南方からの脅威は取り除かれたが、景勝自身は織田の旧領をめぐって、休む間もなく信濃で北条氏直と対陣していたので、この時は重家との本格的な戦は無かった。景勝は7月に北条と和睦すると重家攻めに力を入れたものの、兵糧不足に陥り撤兵した。
天正11年(1583年)に入っても状況は変わらず、景勝は4月と8月に出陣したが頑強な抵抗は相変わらずで、8月の出陣の際には、上杉勢は豪雨と湿地帯のせいで大混乱に陥り、間隙を突いた新発田勢に散々に打ち据えられ、危うく景勝を討ち取られそうになった(放生橋の戦い)。この猛反撃で、重家の勢力範囲は一時的にせよ広がる結果となった。一方で景勝は蘆名家中の撹乱を狙い、直江兼続に命じて富田氏実・新国貞通などの盛隆に反抗的な重臣達を調略し、揺さぶりをかけた。
天正12年(1584年)8月、景勝は水原城奪還のため出陣した。上杉勢は重家率いる本隊を水原城下に引き付けて戦い、その間に迂回していた景勝が八幡砦を奪取して水原城を孤立させたため、新発田方は水原城を放棄して退却した(八幡表の戦い)。ところが上杉方は直江兼続の陣が重家の攻勢を受けて崩壊し大損害を蒙っていたため、それ以上兵を進めることが出来なくなり、水原城もほどなくして新発田方の手に戻った。そのため新発田方の意気は揚がり、一時は佐々成政と共に景勝の挟撃を目論むほどであった。ウィキペディアより

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