山城めぐり(兄弟ブログ biglob)

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西明寺城

2017-09-21 11:42:10 | 山城ー野州
西明寺城は栃木県益子町益子にある高舘山が城山です。

西明寺城地図

県道262号線で、西明寺を目指します。西明寺から高舘山に向かう遊歩道があります。

西明寺

お堂の裏に登り道

登り道

登り15分くらいでこの城壁に付きます。

権現平、ここは旧主郭で、高舘山の城址は後から築城されたものと伝えられています。実はこの周辺は曲輪ではないかと思われる個所があり、確信持てず、通り過ぎてしまいましたが前身の城郭があったもので、改めて探索する必要があると思いました。

権現平を後にして

堀切

高舘山へと繋ぐ虎口

ここを登れば林道へ出ます。
林道を西に渡ると
大門口館跡の南曲輪

大門口館跡(林道を西へ行かれる方が少なく、ここを見逃しているサイトが多いです。)

林道に戻り、駐車場(直接、ここに来て登城される方が多く、西明寺から登ってこないと、旧高舘城を見逃してしまいます。

西明寺城の沿革
西明寺城の起源は、西明寺のある高館山に京都から移住してきた紀氏(後の益子氏)が本拠を構えた事から始まった[要出典][3]。
南北朝時代には、『結城文書』に「伊佐中郡御城、西明寺城、当城候」と記されており、関城、大宝城、伊佐城、伊佐中郡御城などと並んで、関東六城の一つに数えられ[2][4]南朝方の最北端の拠点であった[1]。その後、北朝方の攻撃を何度か耐えたが、1352年(正平7年)に関東六城の中で最後に落城した[2]。
戦国時代に入ると、益子氏は一族内で内紛が続発し、衰退への道を歩むことになる。また、主家の宇都宮氏から離反と帰順を繰り返すようになった[要出典]。
1590年(天正18年)[1][5]、業を煮やした主君宇都宮国綱は大規模な討伐を実行し、益子家宗を誅殺して益子氏の領地を没収した。この際に廃城となる ウィキペディアより





自民党の憲法改正草案の危険性

2017-09-21 11:06:52 | 日記

民進党のスキャンダルによる混乱や離党者続出で選挙どころではない現状で、また若狭議員が率いる新党も小池知事を党首にと持ち上げ、なんとか解散に間に合わせようとしているが、時間が足りないようである。こうした状況に乗じて抜き打ち解散を行おうとしている。加計学園、籠池学園のお友達のために、国の土地をただ同然に払い下げ、自分の妻を送り込んで、首相のご意向であることを、前面に出し官僚どもに圧力をかけてきた奢れる権力者の実態を覆い隠すため、解散を行う卑怯者である。いくら民進党がだらしがないとしても、自民党の支持率46%という数字が出ているそうである。このまま自民・公明が勝てば権力に奢り、憲法の改悪を狙い、憲法9条に自衛隊を組み入れ合法化し、9条を有名無実にさせようと企んでいる勢力に賛成することになる。多くの国民は真剣に考える時である。

国民の権利より義務が優先の「憲法改正草案」
ところで、現在の自民党と「日本会議」が強く志向する憲法改正だが、改正の対象はよく議論になる9条だけではない。主権在民を骨子とした現在の憲法そのものの基本的な枠組みが改正の対象となっているのだ。
それは、自民党が公開している「憲法改正草案」を見ると明確だ。長くなるので詳述はしないが、草案の基本的な改正点は、国民の権利よりも、国家に対する国民の義務を優先させている点だ。
現行憲法では国家の権力から国民の権利を保護するために、国民に主権があることが明記されている。それに対して自民党草案では、国家に対する義務を果たすものにだけ権利を与えるとされており、国家の存在を国民の上に置くような明治憲法に近い規定になっている。
現行憲法とは根本的に異なる国家観
これは小さな違いではない。現行憲法と自民党における憲法改正草案では、国家に対する考え方が根本的に異なっているのだ。
現行憲法では国民が最高の主権者であり、国家は国民の権利を侵すことはできない。これはつまり、社会や国家というものは、基本的には国民という個々の人間によって構成されているという見方だ。これは欧米の憲法が広く共有している認識でもある。
他方、自民党の憲法草案は国家こそ神聖な存在であり、それは個々の国民の存在を超越しているという信念が基礎にある。つまり、国家は国民が存在する以前にすでにあり、国民とは関係のない独自の神聖な実態性を有しているということだ。
この2つは正反対の認識だ。主権在民の憲法では国家を構成している存在は国民であるので、国家の定義は明白だが、国家の国民を越えた神聖性を主張する自民党の憲法草案では、この神聖性を証明するなんらかのイデオロギーがどうしても必要になる。
明治憲法では、神の直系である天皇が統治する日本という記紀神話に基づく国家神道のイデオロギーであった。そして、神聖な日本に住まう日本人は、神の血が流れている天皇の赤子であった。
自民党の憲法草案では国家神道の言及はあえて避けているものの、万世一系の天皇が統治する神聖な国という信念は、安倍政権および「日本会議」では広く共有されていることは明白である。
だが、自民党の憲法草案の基盤にあるこうした考え方は、現在の日本人には到底受け入れられるものではない。


日本会議とは
「日本会議」と安倍政権の親密な関係
このメルマガの記事でも何度も書いてきたし、最近では周知になっていることだが、現在の安倍政権を支えている中心的な政治勢力は、293名の国会議員と1000名の地方議員が参加する「日本会議」である。
【関連】安倍政権の背後にある「日本会議」の知られざる実態と自民党=高島康司
「日本会議」は「日本を守る会」と「日本を守る国民会議」という2つの右翼系政治団体が1997年に合体してできた組織だ。神道系、仏教系、キリスト教系の宗教団体も加盟している。
組織の実質的な運営は、「生長の家」の創始者で天皇制国家の復活を掲げる谷口雅春氏の信奉者が結集する「日本青年協議会」が担っている。その総責任者の椛島有三氏が実質的な運営者だ。この会は1966年の「建国記念の日法制化」や1979年の「元号法制化」を実現させた長い草の根の政治活動歴がある。
日本会議が目指すもの
「日本会議」の公式サイトでは、「日本会議が目指すもの」として次のような目標を掲げている。
美しい伝統の国柄を明日の日本へ
新しい時代にふさわしい新憲法を
国の名誉と国民の命を守る政治を
日本の感性をはぐくむ教育の創造を
国の安全を高め世界への平和貢献を
共生共栄の心でむすぶ世界との友好を
一見するとほとんど当たり障りがない目標だが、「日本会議」の実質的な目標は、憲法改正による戦前に近い天皇制国家の復活である。結局「日本会議」とは、戦前回帰のナショナリズムを志向する団体であることは間違いない。
そして、このような組織の支配を受け入れるようになったのが、現在の自民党の特徴である。「自民党をぶっ壊す」をスローガンにして誕生した小泉政権は、構造改革の実行で自民党の選挙基盤を崩壊させてしまった。
その結果、「日本会議」が自民党の有力な支持基盤として登場した。現在の安倍首相は「天命を担った」存在として目されており、安倍政権の存続期間中になんとしてでも憲法改正を断行する意志を鮮明にしている。   「天皇制国家」と日本会議~現代日本人を虜にする国家神道的メンタリティ=高島康司