goo blog サービス終了のお知らせ 

とまとの部屋

孫、セピア色の話題 そして

妄想を綴ってみましょう!!

谷川俊太郎の詩 ひも

2020-03-27 | 方言 言葉 詩
今日の運勢
    大安 意地悪な言葉 意地悪な行動はやめましょう

  谷川俊太郎の詩 ひも

生まれてからこのかた
ひもにはあたまもしっぽもなく
ふたつのはじっこがあるだけだった

いろあせたこいぶみのたばを
くくっているあいだはよかったが
わけあってこいぶみがもやされ
もうむすぶものもしばるものもなくなると
ひもはすっかりじしんをうしなった

ひきだしのおくでひもは
へびになるのをゆめみはじめる
ちゃんとあたまとしっぽがあるへびに

へびになれたら
ぼくはにょろにょろとおかにのぼろう
そしてとおくのうみをながめよう
しっぽがもうかえろうといいだすまで

大分、前に読んだ詩ですが改めて読むと何だか、切ない詩です。

前に、この詩を読んだ後で近所のおばちゃんとワラビを取りに
行った時、とまともですが、そのおばちゃんはとても
蛇に怖がりで、紐を見てキャーッ蛇!と叫んだ時
私は心の中でその紐に、一瞬だけど蛇になれたね!
と、つぶやいてニンマリとした覚えが有ります。

そして本物の蛇を見た時は、前ほど怖く無くなって
あんたに憧れている者もいるんだよとつぶやいています。



 
  

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。