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絆 One for all,All for one

2012-01-22 19:10:00 | 担任雑記
1月18日(水)

『子どもたちの未来に何を遺しますか?』  ~福島原発事故から見えてきたこと~というテーマの、県の教職員組合の学習会に参加した。
昨年12月にお誘いを受け、ぜひ、参加してお話を伺いたかった。
講師の先生は、福島原発問題をわかりやすく解説してくださり、その原因と現状、そして、これからの課題について、会場に集まった先生方に熱く語りかけてくださっていた。
講演の最後に、講師の先生が、市の退職女性教員の方々が交代で、4月から毎週2泊3日、石巻市立湊小学校にボランティア活動に出かけていらっしゃると聞き、胸が熱くなった。
講演後、挨拶に行き、石巻出身者であることを告げ、先生方のご尽力とご厚情に御礼を申し上げた。 先生は、
「支援は短すぎてもダメ、長過ぎてもダメ、まずは1年間継続して支援をして行きましょうと、毎週欠かさず石巻に出かけています。きっと石巻は復興します。」
と、おっしゃってくださった。
 先生が震災直後から見ていらした石巻…。全焼した門脇小学校、多くの児童、職員が津波で流された大川小学校、教職経験者として、居ても立ってもいられない思いで、退職した先生方で立ち上げたのだそうだ。
 私は、正直なところ、千葉に帰るたびに、震災に対しての『温度差』を感じていた。実家や親戚でもいないと、この思いは通じないのかと思うような人たちや場面に出くわすと、悲しい気持ちになっていた。でも、今日のお話を聞いて、私は声をあげて泣いてしまった。先生は、私の肩を抱いて
「あなたの故郷が被災して心配な気持ちや、帰りたくても帰れないでいる気持ちはよくわかります。私たち退職教員は、お金はないけれど時間はあるの。被災地の先生方や子どもたちのために、継続して支援に行くから。あなたは、千葉の子どもたちを、今のあなたのクラスの子どもたちをしっかり守ってあげて。」と励まして下さった。
 私は、帰りの車でも涙が止まらず、おさまるまでしばらく喫茶店で今日の学習会のレジュメを読んでいた。 
今日の出逢いと感動を忘れることなく、このことを故郷の両親や、頑張っている友に伝えよう。そして、クラスの子どもたちにも、話して聞かせよう。
「これが『絆 One for all,All for one』だよ。」と。

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