孤独の東京ぶらりひとり旅

いつも一人で都内へぶらり旅などをした時の記録です。
(孤独のグルメ・モヤさま好き)

「孤独のグルメ」のモデル店で食事(高崎駅「オリタ焼まんじゅう店」)

2016-08-28 19:21:24 | 孤独のグルメ
先日の「西武屋上のさぬきうどん(かるかや)」に続き、「孤独のグルメ」原作マンガのモデルになった店のメニューを食べに行った時の話を。
(2016年8月の話)

 「孤独のグルメ」のモデル店で食事(文庫版1巻16話・山手線・池袋・「かるかや」)
 http://tokyo-burari.blog.jp/archives/796827.html

今回行ったのは、「群馬県高崎市の焼きまんじゅう」(文庫版1巻・5話)のモデルになった、高崎駅近くの「オリタ焼まんじゅう店」。
(原作では「やきそばクリタ」という看板だった。焼きまんじゅうは素朴ながらも濃厚なタレの甘さが見事な一品だった)

 オリタ焼まんじゅう店 - 高崎/和菓子 [食べログ]
 http://tabelog.com/gunma/A1001/A100102/10006729/

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場所は高崎駅から北西へ歩いて15分ほど。
「田町通り」の大通りを「田町北」交差点で東に曲がった先に店を構える。
(「焼まんじゅう」の暖簾や、張り出した赤い屋根がどことなく原作っぽい)
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平日の12時過ぎに行くと数人先客がいて、5分ほど店先のイスで待った後ようやく店内へ。
(この日は女将さん1人でお店を回しているようで、立て続けにお客さんが来ると忙しそうな感じだった(原作ではおじいさん1人だったが…))

席は2人座るのがやっとな感じの小さな正方形のテーブルが2つあるだけと狭め。
自分の後に待ち客はなく、なんとか席に座れた。
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壁を見ると

「焼まんじゅう(アンナシ) 一本170円」
「焼まんじゅう(アン入)  一本180円」

と原作とほぼ一緒のメニューが貼られている。
(地方発送もやっている模様。まんじゅう10本・タレ付で1700円とのこと)

ということでこの日注文したのは、アン無し・アン入りを一本ずつ(原作の五郎さんと同様)。
店内の反対側にあるコンロで焼いてくれて、5分ほどで焼き上がり。
(原作では店内から見て入口の左側にコンロがあったが、こちらでは右側。左右逆の配置になっている?)
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運ばれてきたのがこちら。
(手前側の少し小さめで4つ並んでるのが「アン無し」。奥側の少し大きめで2つ並んでるのが「アン入り」)
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原作に倣い、まずは「アン無し」から頂く。
砂糖醤油+α、という感じのタレの香りが素朴な感じなのだが、味の方は濃厚な甘さが後を引く感じ。

五郎さんがマンガで言ってるとおり食感は「軽くて淡白」。
ただ、タレの甘さがヘビーというか十分深みがあり、見た目以上のボリューム感と甘さの幸福感が感じられた。
(かといって単純に甘過ぎというわけではなく、よほど甘い物苦手でもない限りはおいしく味わえると思う)

続いて「アン入り」(写真左上)。
薄く延ばした饅頭の中にアンコが入っていて、タレと合わさって確かに「複雑な甘さ」となっていた。
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この時は昼食を食べたすぐ後にお伺いしたのだが、タレの甘さに見事にはまったせいか、見た目の通り結構食いでがある量でも一気に平らげてしまうほどだった。
(電車の時間に余裕があれば、もう1本くらい追加で頼んでいたかもしれないほど。
 個人的にはタレだけで十分うまいので、次に来た時は一本につき4個で量の多い「アン無し」を多めに頼もうかと思う)

食後、店内を見回すと「春夏冬中 商い中(「秋」がないから)」の札。
原作のセリフではないが、こういうのがあるとまさに「どこかずっと昔に時間が止まってしまったまま」という感じがする。
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なお、その下に貼られてたのは「ちい散歩」で取材された時の写真や雑誌記事など。
帰り際に女将さんに聞いてみると、「孤独のグルメ」のモデルになったこともご存知だった模様。


ということで、東京からは少々遠い(普通電車で2時間ほど)が、草津や越後湯沢などの温泉旅ついで、青春18きっぷでの小旅行ついでに立ち寄ってみてはどうか。

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※なお、「田町通り」の西側の裏通りは商店街となっていて、年季の入ったアーケード街もある。
 (マンガの冒頭で描かれていた「中央ぎんざ」も健在。作中では「中央銀座アーケード」という看板だったので別の入口がモデルなのかもしれないが)
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ちい散歩 地井さんの絵手紙最終集―2011年5月から2012年2月に描いた80枚

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中野・ワールド会館をぶらつく(東京メトロ東西線・中野駅)

2016-08-20 11:25:05 | 旅日記(東京近郊)
先日、外出ついでに「中野の九龍城」と一部で話題(らしい)中野駅近くにある「ワールド会館」に立ち寄ってみた。
(中野駅から歩いて5分ほど、中野ブロードウェイの東側の路地を入ると忽然と姿を現す)

 (関連記事)中野ブロードウェイ「かりあげクン35周年 記念原画展」へ
 http://tokyo-burari.blog.jp/archives/3049237.html
 お名前.com

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「ワールド会館」の看板の他に「スナック」「カラオケバー」などの看板が雑多に並び、猥雑な感じが確かに九龍城っぽい。
(「WORLD KAIKAN」と英字でも書かれてるが、このテナントの並びだと「KAIKAN」ってそっち系?とあらぬ想像をしてしまいそうにもなる)

中に入ると、外から見える茶色の格子状の線の通りに階段が入り組んだ構造となっていて、無骨な階段と赤絨毯の敷かれた店先の階段が混在していたりとカオスな雰囲気が漂う。
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上の階へ上ると、片側の区画は木の柵や有刺鉄線で仕切られていて、迷路っぽい感じ。
階段の元々の飾りの着いた手すりと混ざるといよいよカオス感が増す。
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外側に面した階段も落下防止のためか柵が張り巡らされている。
付近の建物が昔ながらのたたずまいで、都心の駅近くとは思えない雰囲気。
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階段の他に古いエレベーターがあるが、ランプは灯っておらず動作するかは不明。
(最上階のドアはまたも柵で閉ざされていて、開かずの間のような物々しささえ感じる)
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さらに、別の階では▼ボタンが曲がっていたりと場末感満点だった。
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そんな古めかしいビルの内装と対照的に、1階にあるアニソンカフェバーの目新しい萌え絵柄看板が印象的だった。
(昼間だったのでまだ開いておらず…開いてても入る勇気はないが)
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いろいろヤバげな雰囲気を楽しめるので、中野ブロードウェイの見物ついでにちょっと歩いて見るのも面白いかと思う。



孤独のランチブログ・山手線・西日暮里駅「喫茶店 フィレンツェ」

2016-08-06 11:15:42 | 都内ランチ
今回行ったのは、山手線・西日暮里駅近くの喫茶店「フィレンツェ」。

 フィレンツェ[食べログ]
 http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131105/13058685/

※竹野内豊、サンドイッチマンなど意外な有名人も来ていたことにちょっと驚き。
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JR西日暮里駅を出て、信号を渡って1本裏通りに入ってすぐの場所にある。
(行ったのは2015年10月のある平日。11時半頃に行くと、ランチタイムということで店先には名物(?)の「生姜焼定食」をはじめランチメニューが並ぶ看板が出ていた)
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ここは「ぼくは任天堂信者」などの著書やポーカー好きで知られる漫画家・ピョコタン先生がニコ生配信時に会場に使っているお店でもあり、知る人ぞ知る有名店らしい。
(Kindleで2巻まで出ている。1巻には任天堂の本社見学など貴重なエピソードもあり)

ぼくは任天堂信者2



店内は4人がけのテーブル席が並ぶ小洒落た雰囲気。
オススメの席は入口から見て左前方のテーブル。
(この席の周辺にお店を訪れた有名人のサイン色紙などが数多く並べられている)

この日はピョコタン先生ご用達の「生姜焼定食」を注文。
焼き加減・味付けがほどよい感じのお肉が豪快に盛られてボリューム満点な上、ごはん・みそ汁も付いて満足の一品だった。
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さて、この席に座って左を見ると「ぼくは任天堂信者」の広告ポスター。
(ここでは電子書籍版でなく印刷された本を買える。800円)
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続いて後ろを見ると竹野内豊、サンドイッチマンのサイン色紙などがある。
(意外な有名人も来ていたことにちょっと驚き)
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さらに右を見るとピョコタン先生と、声優・南條愛乃さんのサイン色紙がある。
(ポーカーの放送中に隣に南條さんがいたと配信で語っていたが、色紙の日付が2015/02/10と一緒)
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料理が出るまでの間や食後の一時はピョコタン先生のマンガ本を読みながらくつろげる。
(既に絶版らしい「超アホ汁」などが揃っている。
 この日のランチタイムはそこそこ空いていたので、ついつい長居してマンガを読み耽ってしまった)
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また、出入口のそばにあるのが、ピョコタン先生が普段放送しているスペース。
(カーテンで仕切れるようにもなっている。予約席?)
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本棚のそばには、「アホ汁」「ゲームラボ」などの先生の作品が入ってる本やタカラトミーの「ベイブレード」など放送に出てきた小道具が揃っていて、放送を見ている者としてはちょっとテンションが上がった。
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この日は初めての来店だったが、気さくなママさんから色々楽しい話が聞けたのも嬉しい限りだった。
(上の写真にある色紙の「フィレンツェは世界遺産に登録されるべき!」にもちょっと納得)


…と、実に楽しいお店なのだが、先生の放送によると、西日暮里駅前の再開発対象地域に入っているため、移転・閉店等の可能性があるとのこと。

興味のある方は早めに訪れた方がいいだろう。
(西日暮里駅までは東京駅や秋葉原駅から山手線1本ですぐ。あるいは東京メトロ千代田線でもOK)