「孤独の中華そば 江ぐち」を読んでみた

「孤独の」で始まるタイトル通り、久住昌之・著。

一軒のラーメン店を四半世紀にわたってつぶさに観察した記録。
ラーメン店の店員や特殊メニューにはじまり、内装やお品書きへの細かいツッコミ、店員同士の力関係や性格の違い（の推測）、客とのエピソードまで細かく取り上げていて、作者の観察眼の鋭さを感じる。
（元々かなり前に発刊された本だが、最近までの後日談等を加えて再編集している）

「店員の高齢化による、あと継ぎ問題」、「（江ぐちとは別の店の話で）客の前で店員を叱られると、キツイ」など「孤独のグルメ」に出ていたようなエピソードもあり、「孤独」と似た空気を感じるとちょっと面白い。

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