やっぱりね 住めなくなった我が家 劇的ビフォーアフター

2010-11-01 15:39:14 | 日記
見世物だからね。

見せられたのは手書きの見取り図だけ
テレビで人気の番組に『大改造!!ビフォーアフター』(朝日放送系)がある。所ジョージが司会を務め、一般視聴者の依頼で、匠と呼ばれる建築士や大工が家や庭をリフォームするもので、私も何度か見たことがある。
この予算でこれだけの改造ができるのか? きっとテレビ局側が建築士にいくらか払っているのではないか? などという疑問を抱きながら見ていたが、どうもそうではなかったようだ。
文春で、この番組に応募し、多額の費用をかけて匠・滝澤俊之氏にリフォームしてもらったが、「我が家を台無しにされた」と中野区でラーメン店を営む中薗尚秋氏が実名告白したのである。
彼は築48年の中古住宅を10年前に購入したが、敷地に高低差があり、一番大きいのは70㎝もあった。階段を作って上り下りしていたが、踏み板が狭く、妻が転んでアキレス腱を切ったこともあり、改造に踏み切ったのだそうだ。
見積もりは2100万円。リフォームにしてはかなりの高額である。しかも見せられたのは手書きの見取り図だけで、滝澤氏と中薗氏が完成までに会ったのはたった2回。
できた家に入って中薗氏はビックリ仰天する。70㎝の段差はそのまま残り、外壁の色が違い、二階の部屋は狭く暗くなるし、1階は以前より寒くなってしまったというのだ。
そこで局側と話し合い、第三者に調査を依頼すると、「リフォーム以前の建物より、品質が悪くなっているという点。基礎、耐力壁、断熱、防火など、あらゆる箇所で瑕疵が見受けられます」(日本建築検査研究所岩山健一氏)
その上、匠の選ばれ方にも問題があるようだ。ある匠は「私の所にはホームページを見て『匠、やりませんか?』と電話してきた。あの番組はショーの要素が強く、施主の希望は通らない」と語っている。
2000万円以上もかけて改造した家なら、以前より快適で、地震や火災に対する性能もよくなっていると思うのは、当然のことだろう。さて、このクレームのついた物件が今後どうなるのか、テレビ局側は逃げないで、この問題の『ビフォーアフター』をやる責任があるはずだ。
(続く) (「劇的ビフォーアフター」住めなくなった我が家!週刊文春で実名告白 (1/2) : J-CASTテレビウォッチ)

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