夢音(ゆのん)~風のおるごーる~ atelier JUNON

~想いをかたちにするために~
天然木を使った、オルゴール作家

近き春に寄せて

2016-02-12 14:04:28 | つれづれ


今日は

山猫軒に。

いつもの窓側じゃなくて奥の席に。

薄暗い場所に遠い窓からの緩やかな日差しが落ち着くなあ。

やみあがりでちと受け付けないのもあるので今日はパスタにしました。



楽しいひとときありがとうございます♪



春の気配近い山のきわ。

樹木のかげを見ていると子どもの頃のように落ち着きます。

木の幹が白んで来ています。

葉を出す準備…。

「そろりそろりと…」

「きこえるのは我々のみ」

「土の香りの中で」

「そのどんよりとした中で」

心の中に誰かの会話が忍び込む。(笑)

三日月のように頼りなくて

頼りなくても表に出さず…。

人恋しいかと問われればそうではないと答える。(笑)

右側に

右側に音色を。

左には花を。

春の妖精のように

静かで穏やかなる顔で。

言葉につまり

何も言わないとしても

それはそれでいいのである。

花びらの音符は舞い上がりながら

韻をふみながらよみあげる春の歌と共にあるのだから。

それだけでいい。

安らかな時間をもって

休んで…。

何も求めず

焦ることもなく。

近づけば近づくし

離れれば追わない。

一人ぼっちかと問われたら

そうではないと笑って答えて

笑顔の言葉で返せばそれでいいのである。

私はここにいます。

木立に向かい

それだけ言ったのです。


きぬかけの道とは誰が名付けたのか知らない。

私にとっては幼い頃からここは

木の声の聴こえる場所でしたからね。(笑)

こんな場所にはぴったりの曲があるわ♪

木に話す。

教えない。(笑)

木は知ってる。

私の中に満ちてる音楽。

誰も知らない。

それでいい。

コメント (2)
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