たのんでおいた復刻「光と影」が届いた。
インクが軽~い感じの印刷でちょっと驚く。
2004年頃だったか、島根県立美術館で「光と影」の
オリジナルプリントを見たことがあったが
フラットニングもてきとーなベコベコのバライタ紙に
ズドンと重たく黒が焼きこまれていた。
「影」こそこの作品群のテーマなのに何だかな、と思ってしまう。
しかしページをめくっていくと、「ああ、こんな写真あったな」と
記憶の中から呼び出される作品が次から次へと出てくる。
かって「写真時代」に連載していたときは、正直ピンとこないところもあった。
(あの雑誌の中であまりにも異彩を放っていたからかもしれないが…)
こうして一つにまとまった“群”として見たほうが
その世界がよく分かるのではなかろうか、という気がする。
今日は仕事が早くハケたので映画を見る。
ハーベィ・ミルクはサンフランシスコで最初カメラ店を開くんですねー。
積み上げられたKODAKの黄色いフィルム箱がなんともレトロ。
映画の前に写真雑誌の5月号を立ち読みするが気になる作品もなし。
家に帰ると早くも「HOW展」の案内が来ていた。
今年はどうするか。また同時代ギャラリーでやるのもいいかと思うが
会期が早めになってしまう。
歳末気分にならない「HOW展」もなんかしっくりこない感じ。
ちなみに大阪写真月間は今回参加はお休み。
今のところ見に行けるかどうかも分からない。
つい先日のことだが
当ブログの昨年7月24日分でご紹介した有本真紀さんが
同時代ギャラリーで開催されるKao展に参加されるとの案内を頂いたので
覘いてみることにした。
芳名録に名前を書いておく、位で考えていたのだが
ちょうど受付におられて約10ヶ月ぶりの再開となった。
こんなことなら菓子折りの一つでも差し入れに持っていけば良かった…
写真展の会期は19日(日)までです。
年頭の目標設定以来、ようやく奈良へ
近鉄九条駅から平城京西市跡、羅城門跡など巡って郡山へ、というコース。
九条駅に降り立つと、いきなり駅前が区画整理で最近購入した地図と
ぜんぜん違うのでちょっと面食らう。
勘を頼りに東へ向かって歩き出す。
ものの見事に在りし日の面影は無し。
かって物資を運ぶ舟が行き来した秋篠川は単なる排水路だし、
羅城門跡は石碑と解説板が川の両側に分かれて立っているのみで
近くにはニトリの巨大な建物が周囲を圧倒していた。
郡山へ近づくと古い街道らしき道には旧家が並ぶ。
それでも旧市街では道路の拡幅が進み、虫食い状にマンションの建設が進む。
やがてはこのあたりの風景もすっかり変わってしまうだろう。
商店街の端っこの菓子店で桜餅をいただいて
3時間余りのお散歩ロケは終了。
近鉄・地下鉄を乗り継いで京都へ戻り、映画を見る。
もう6年ほど前になるが、一時期、職場へ自転車通勤をしていた。
毎日、自動車を運転しながら眺めていたはずの風景が
とても新鮮に映った。
それならば、と通勤経路とその周辺、普段の生活圏内に絞って
約半年ほど集中的に撮影した。
その後も断続的に“お散歩写真”的に撮ってはいるが
気合が入っていた時のが一番出来が良いような気がする。
(一部「How展」「大阪写真月間」等で既発表。)
発表時にいきがって作ったサイトのページは↓こちら↓です。
http://www.h6.dion.ne.jp/~to-fu/sub7.html