「番屋の湯」に戻り、森山大道氏の例に習って、露天風呂で
一風呂浴びて一日目の撮影行を締めくくることにした。
大きなガラス張りの外には暮れゆく石狩湾が一望できた。
夜の帳が次第に下りてくるトワイライトの風景を、
ちょっとヌルッっとする温泉に浸かりながら眺めるという
交通費+数百円で可能な最高の贅沢を味わうことが出来た。
旅の疲れが少し癒されたところで、バスに乗り、宿をとった
札幌へ戻る。
あとで気がついたのだが、森山氏が風呂から上った後、
ロビーの向こうの廊下に北方写真家が撮影した昔の石狩の写真を
見つけているのだが、それを確認するのを忘れていた。
まあ、森山氏が訪れた約10年前からは改装もされているだろうし
彼がいたく心を魅かれた「石狩川字シピピウス鮭漁業の景」は
いずれどこかで探そうと宿題にしてしまった。
変わった地名なので検索したら、こちらのブログに辿り着きました。
シピピウス鮭漁業の写真を添付したかったのですが。今でも石狩番屋の湯の二階奥に写真が飾られていますよ〜。