not uncommon but indescribable (photographs)

趣味で撮った写真など、徒然なるままに投稿しております。

【 北陸雪中紀行 】

2012年01月30日 | 出来事

(サンダーバードの車窓より)


豪雪のため夜行寝台が運休となり、朝の特急で行くことにしたが
時間の関係で五箇山はあきらめ、八尾と城端へと向かう。

柳沢信「北陸紀行」の中では、八尾に訪れた形跡はなし
城端線沿線では、城端の他、福光と福野に訪れている。

福光での写真は干し柿の棚だが、現在屋外で柿を干すことはないそうで
あっさり挫折。
福野は「歳の市」と「駅前の喫茶店」からのガラス越し、なので
今の時期、駅前に喫茶店はないかと途中下車したわけだが
きれいにロータリーが整備された駅前には、今風の居酒屋とラーメン屋は
あったものの、時間を潰せるような喫茶店はなく、次の列車まで
駅の待合室に座っていることとなった。

もしかしたら、この写真たちが撮られた30年前は
冬は冬らしく、町は町らしく、村は村らしくあった最後なのかもしれない。


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【 寒中お見舞い申し上げます 】

2012年01月26日 | 出来事

 雪が降る、ということで、北陸へ雪景色でも見に行くかと
久しぶりに柳沢信の「北陸紀行」を取り出す。

 撮影者自身による写真へのキャプションを見ると、五箇山については
「…行きかうダンプやトラック、観光バスなどを見ていると、
合掌造りの家さえ見えなければ、東京八王子郊外にいる様な錯覚を
おこす程である。…異常な観光ブームが作り上げた、本物だけれども、
どこかうそっぽい、という生活の臭いのしない光景になりつつあるのだろうか」
とある。
 30年前でこんな感じなら今はどうなってんだ、と思いつつ
雪が少しは「ウソっぽさ」を消してくれるかもしれない、と勝手に
想像してみたりもする。

 一方で、昨秋行った城端についてのキャプションを見ると
「…町の中にきれいな川が流れている、しっとりとした落ち着いた街である。
 だからといって、何があるのかと言えば、特別なものは何もない。
 …何もしないでぶらっとしていたい旅行者には良い街だと思った。」
と大絶賛であり、城端にもう一度行ってみるか、とも思う。

 ともあれ、あれやこれやと計画を練っている時もまた
旅する時間と同様、楽しいものだ。



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【 「時雨のち冬日」その5 】

2012年01月22日 | 2012年初撮り
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【 「時雨のち冬日」その4 】

2012年01月16日 | 2012年初撮り
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【 「時雨のち冬日」その3 】

2012年01月11日 | 2012年初撮り
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【 「時雨のち冬日」その2 】

2012年01月07日 | 2012年初撮り
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【 2012年初撮り「時雨のち冬日」その1 】

2012年01月05日 | 2012年初撮り
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【 2012年も宜しくお願いします。 】

2012年01月03日 | 出来事
去年を振り返ると、自分としては
2011年3月11日で世界は変わってしまった、
全く違う時代になった、という思いが強い。
Pictures of the year: 2011 by REUTERS より

震災や津波も大きな災害だったが、原発事故による放射能汚染は、
より事態を複雑かつ深刻なものにした。
当初は被災地へ撮影に、などと単純に考えていたが、
自分自身が関東への出張で体調を崩したこともあり、
少なくとも気軽に出かけるようには考えられなくなった。
あえて語弊・誤解を恐れずに言えば、自分の中では
「日本の東半分は既に失われた。」という感覚でもある。

しかし、ある事の終わりは他の事の始まりでもある。
失ったものへの惜別の情はあるにせよ、今まで目を向けなかったもの、
気が付かなかったものを発見できるチャンスがそこにはあるだろう。
そして新たな旅がはじまる。
写真の根源的な持つ力(Pictures of the year: 2011 by REUTERS より
を信じ、次の一歩へと踏み出していく。
私自身の撮影する写真の可能性もそこにあるだろう。
2012年は、そんな一年になる予感がする。



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