not uncommon but indescribable (photographs)

趣味で撮った写真など、徒然なるままに投稿しております。

【 Sapporo-Ishikari 2007 その23 】

2009年03月31日 | Sapporo-Ishikari 2007

(このシリーズの共通データ : Minolta XG-E + MC ROKKOR 28mmF3.5 + E100VS )


昨年の11月にはじめてから5ヶ月くらいかかってしまいましたが
Sapporo-Ishikari 2007 シリーズはここでようやく終わりです。

先日、この旅を思いつく発端となった森山大道「犬の記憶~終章」札幌編の
初出アサヒグラフ掲載分を探してみたら、1997年10月17日号で
巻頭特集は「ゲバラ没後30年」であった。

12年も前のお話だったんですねー。


次回からはしばらくモノクロにします。
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【 Sapporo-Ishikari 2007 その22 】

2009年03月29日 | Sapporo-Ishikari 2007

空港行きの列車に乗りながら流れ去る景色を眺めていた。
どことなくさっき見た森山氏の作品とイメージがダブってくる。

2日間の出来事を思い返すうち、昨日
〔空港→札幌〕の列車から地下鉄に乗り換えた
新札幌駅を思い出す。

どことなく昭和の香りがする古ぼけたターミナルビルは
夏だというのに北国の寒さを感じさせた。
自分には今までになかった北海道のイメージだった。

またいつかここを訪れたいと思った。
北海道には何度も来ているが、その度に新しいイメージで
眼前に現われてくる。
カメラ片手に歩き回ってそれを見つけに行きたい、
いつの事か分からない夢ではあるが。
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【 Sapporo-Ishikari 2007 その21 】

2009年03月25日 | Sapporo-Ishikari 2007

いよいよ旅の目的を果たしたということで、さすがにほっこりとして
大通公園のベンチに腰掛ける。
気候のあまりの心地よさについうとうととしてしまう。
いや、眠るわけにはいかない、とも思ったが
少し眠っていたかもしれない、
そんなまどろみのひと時を過ごしてしまった。

いっそこのまま先のことは考えずに、この気持ちよさに
身を委ねてしまいたいとも考えたが
そうは問屋がおろさない。
帰りの飛行機の時間が少しづつ近づいていた。

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【 Sapporo-Ishikari 2007 その20 】

2009年03月19日 | Sapporo-Ishikari 2007

北海道神宮の隣のレストランで昼食を済ませ、地下鉄の駅まで歩いて札幌市外へと戻る。
大通公園から観光客お決まりの時計台詣でなどしたのち、風間健介氏の写真展をのぞいてみる。

ちょうどトークショーをやっている時間だった。
皆が集中して話を聞いている雰囲気に気後れして、ちょっと後で来ることにする。

その辺を一周して戻ってくるとトークショーは終わり、風間さんは
恐らく地元の知り合いの方数人に囲まれて談笑中だった。

以前 Roonee でご挨拶したことがあったので一声かけようかとも思ったが
なんか親密な感じで集まっておられたので、またまた気後れでその場を離れる。

とことん後ろ向きな展開でなんだかなーという感じになってしまったが
そろそろ旅の疲れが出てきたのかもしれない。



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【 Sapporo-Ishikari 2007 その19 】

2009年03月12日 | Sapporo-Ishikari 2007

 会場の宮の森美術館はとなりに結婚式用のチャペルが併設されていて
(ちょうど一組のカップルが挙式中だった。)
真っ白な教会と森山大道という取り合わせが何とも不思議だった。

 「にっぽん劇場写真帖」や「光と影」といった代表作といっしょに
いよいよ北海道での写真10点余りとご対面となったが、
それはどこかでかって見たような、ある種の懐かしさが感じられるものだった。

 一部の作品が既発表(だからいつか見ていたはず)だったこともあるかもしれない。
あるいは、自分が初めて北海道を旅した1979年の小樽あたりの記憶が
イメージとして重なるのか、それとも写真家のあてどもなく旅する感情が
どこかノスタルジアを感じさせるのか……。

 いずれにせよ、これらの作品群を他でもない北海道で見れたことは感慨深かった。
もう2度と見ることはないかもしれない(その時はまだ写真集の刊行は決まっていなかった)
作品の前を立ち去るのは名残惜しかったが、ポスターを自分への土産に買って
会場を後にした。


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【 Sapporo-Ishikari 2007 その18 】

2009年03月08日 | Sapporo-Ishikari 2007

札幌駅前のネットカフェでメールチェックなど。
日曜の朝から結構な賑わいである。

小一時間ほどのち、バスで宮の森へ。
意外と目的のバス停までは早く着いた。
あらかじめ調べてあったが土地勘のない場所なので
地図を見ながらキョロキョロする。
建物の前まで来て看板を見てようやく
目的地に着いたことがわかった。
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【 Sapporo-Ishikari 2007 その17 】

2009年03月02日 | Sapporo-Ishikari 2007

この家は宿から札幌駅へ歩くまでにあった。
どこにでもありそうなありふれた光景の中に、ポツンと
往時を偲ばせるたたずまいで残っていた。

先日、記憶をたよりに GoogleStreetview で探してみたら
まだこの家は残っていた。
いつまでこの姿を見せてくれるだろうか。
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【 Sapporo-Ishikari 2007 その16 】

2009年02月24日 | Sapporo-Ishikari 2007

宿から札幌駅までは地下鉄で2駅の距離だったが
初夏のような爽やかな風を少しでも長く味わいたくて
カメラ片手の散歩としゃれ込んだ。
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【 Sapporo-Ishikari 2007 その15 】

2009年02月22日 | Sapporo-Ishikari 2007

旅の2日目

昨日のどんよりした空からうって変わって
清冽な光と空気が溢れるような天気になった。
誰ともなしに幸運に感謝する。

今日はいよいよ旅の第一の目的
写真展へと向かうのである。


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【 Sapporo-Ishikari 2007 その14 】

2009年01月19日 | Sapporo-Ishikari 2007

 「番屋の湯」に戻り、森山大道氏の例に習って、露天風呂で
一風呂浴びて一日目の撮影行を締めくくることにした。

 大きなガラス張りの外には暮れゆく石狩湾が一望できた。
 夜の帳が次第に下りてくるトワイライトの風景を、
ちょっとヌルッっとする温泉に浸かりながら眺めるという
交通費+数百円で可能な最高の贅沢を味わうことが出来た。
 旅の疲れが少し癒されたところで、バスに乗り、宿をとった
札幌へ戻る。

 あとで気がついたのだが、森山氏が風呂から上った後、
ロビーの向こうの廊下に北方写真家が撮影した昔の石狩の写真を
見つけているのだが、それを確認するのを忘れていた。
 まあ、森山氏が訪れた約10年前からは改装もされているだろうし
彼がいたく心を魅かれた「石狩川字シピピウス鮭漁業の景」は
いずれどこかで探そうと宿題にしてしまった。


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【 Sapporo-Ishikari 2007 その13 】

2009年01月12日 | Sapporo-Ishikari 2007

デジタルとアナログ、両方のカメラで夕日が沈むのを撮り続けた。
どれぐらいの時間が経っただろうか、ゆうに100カットぐらいは撮ったはずだが
やがて太陽は石狩湾へと沈んでいった。

天気が回復しつつあるせいか、砂浜にはいつの間にか
何人もの人が出て、波打ち際ではしゃぐ若者あり、
砂遊びに興じる子供あり、バーベキューの準備をする大人もあり、
内地のような蒸し暑さはないけれど、夏の休日の平和で穏やかな夕暮れが
そこにはあった。

30分くらいの時間だっただろうか、夕日と夕暮れの風景に立ち会えた事に
僕は誰ともなしに感謝した。
無理やりの旅行で、写真展という第一の目的はまだ果たしていなかったが
はるばるやって来た甲斐があったと思った。
ささやかな幸福感につつまれながら、次第に茜色が夕闇へと変化していく海岸を後にし、
「犬の記憶 終章」にならって決め事にしてあった、「番屋の湯」へ
もと来た道を戻っていく事にした。
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【 Sapporo-Ishikari 2007 その12 】

2009年01月12日 | Sapporo-Ishikari 2007

海岸の方へ向かうと、先ほどの寒々としたムードはなくなり
穏やかに輝く水平線に太陽が沈もうとしていた。
刻々と変わりゆく日没の光景にむかって
夢中でシャッターを切り続けた。
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【 Sapporo-Ishikari 2007 その11 】

2009年01月05日 | Sapporo-Ishikari 2007

集落の中の一本道を歩いていると一匹の猫を発見!
暫く猫のシャッターチャンスを狙うがなかなかうまくいかず。

そうこうしている内に日の光が傾き、茜色に染まってきた。
日没が近そうだと思い、西側の海岸へと急ぐ。
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【 Sapporo-Ishikari 2007 その10 】

2008年12月24日 | Sapporo-Ishikari 2007

河口へ向かう砂州の石狩川沿いの方に
一本の道と集落があった。
かっては河川交通の要衝であったはずのその集落に
往時の面影があるはずも無く、寂しい一村落となっている。
恐らく集落ができたと同時に作られた神社も
どことなく侘しげに感じられる。
日が西に傾いていく中、人気のない集落の道を
もと来たバス停の方へ戻っていく。
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【 Sapporo-Ishikari 2007 その9 】

2008年12月18日 | Sapporo-Ishikari 2007

灯台はかって映画のロケ地にもなったらしく
展望台に関連の展示などがあった。
確かに冬には最果てといった風情になるであろう。

「はまなすの丘公園」を歩いてから、河口へ伸びる砂州を
今度は石狩川側の集落の中の道を歩いて戻っていくこととする。
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