not uncommon but indescribable (photographs)

趣味で撮った写真など、徒然なるままに投稿しております。

【 小樽なう 】

2010年08月22日 | 出来事

森山大道小樽展にやって来た。

3つの会場の中では、フリーランスのNewYorkが良かった。
ジャズ喫茶でニューヨークとはベタな取り合わせではあるが
古い倉庫を改装した店内と硬質なモノクロームは
得も言われぬ雰囲気を醸し出す。

小樽文学館の方は写真集そのまま。
運河プラザも、事前情報でなんとなく想像がつく感じ。




ところで、個人的なことだが
小樽に来たのは、フェリーを利用して車で通過したのを除けば
ほぼ30年ぶり。
前回、運河沿いを歩いたり、当時小樽市博物館だったはずの
旧日本郵船小樽支店を見学したと記憶しているので
森山大道展をきっかけに再訪を思いついたというわけである。

観光客向けに小綺麗に改修された運河と、建築時の内装が復刻された
日本郵船の建物に30年前の面影はなかった。
強いて言えば、旧小樽支店の建物を2階へ登る階段が
ギシギシと音をたてるのが当時のままだった。
(階段を登ったところの後ろ側に2m近い背丈のあるヒグマの剥製があって
リアルな存在感に肝を冷やしたのが印象に残っていたのだが…。)

あの時、本当に17歳の僕がここにいたのだろうか、と思うと
なんとも不思議な、そして感傷的な気持ちになった。
写真への思いは今もあまり変わっていないはずなのだが…。



手元に、空港へ向かう途中で手にとったユトリロ展のチラシがある。
帰りの飛行機までそんなに時間がないが、ここを発つまで
じっくり小樽の町を撮り歩こうと思う。



コメント
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