大阪へ出かけ、田中康夫も繰り出していた大混雑の心斎橋へ
東京の時に見に行けなかった森山大道「光と影」展を見に行く。
かって見た事のある「名作」と新作が等価で並ぶ。
森山氏の一貫した視点が際立つ作品群である。
告知不足なのか、ちょっと入場者が少ないのが残念と言えば残念。
階下の店で、田本研造らの北海道開拓写真に関する本を買う。
金村修氏の新刊もなかなか面白かったが立ち読みで済ます。
とりあえず倉石信乃氏の文章を読んだがなかなか興味深い。
1968年の「写真100年」展で「発見」された田本研造らの写真を
今日的な問題意識から捉えなおすというものであった。
当時は前衛的・進歩的と思われた写真観も
今にしてみればかなり限界があったというわけだ。
まあ40年前だしね、仕方ないかも。
さてさて、この夏2年ぶりに北海道へ行けますか、どうか
そろそろ決断せねばならない。