空港行きの列車に乗りながら流れ去る景色を眺めていた。
どことなくさっき見た森山氏の作品とイメージがダブってくる。
2日間の出来事を思い返すうち、昨日
〔空港→札幌〕の列車から地下鉄に乗り換えた
新札幌駅を思い出す。
どことなく昭和の香りがする古ぼけたターミナルビルは
夏だというのに北国の寒さを感じさせた。
自分には今までになかった北海道のイメージだった。
またいつかここを訪れたいと思った。
北海道には何度も来ているが、その度に新しいイメージで
眼前に現われてくる。
カメラ片手に歩き回ってそれを見つけに行きたい、
いつの事か分からない夢ではあるが。