生地 2006-02-27 | identity 辺りすべてが静まり返る そんな夜に 立ち止まる 信号待ちの国道は その光だけが際立って 遠くの山にまで続くライトが まばらにきれいに散らばって 澄みきった夜の空気と共に 心の奥まで入ってくる この町で 生まれ育って この空気を 受けていた 都市に憧れたこともあったけど この風景に ほっとする 帰るべき場所に 僕は帰ってきた 僕の心はここにあった 今見えてきた 僕の物語は あの時ここから始まっていた 静かな空気に見守られて 僕は本来の姿に戻った 何も言わない淡いライトが やさしく僕を 囲んでいた #ポエム « 快青 | トップ | 停止 »
6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定) コメント日が 古い順 | 新しい順 コメントありがとうございます (かのこ) 2006-03-06 10:47:52 風輝さんへ最近このような心境になったのは、本当にいろんなことがあったからなんですけど、それをこのような詩から感じ取ってもらえればいいなと思います。自分が自分であること、私も大事にしたいと思います。碧海さんへ来てくれてありがとう。風輝さんへのコメントにも書きましたが、こんな詩が書けるのは、原点に戻るようなことがあったからであって、場所の移動だけではないんですよ。私が離れていたのは、「家」からであって、一人暮らしをしていたのは隣の市です。でも感覚が全然違うのは、私の心が還った、ということなのではないかと思っています。そんな場所があってよかったと、本当に思います。また来てくださいね!!!こちらもまたお伺いします! 返信する strawberry_wine@hotmail.co.jp (碧海) 2006-03-05 22:36:43 すごく綺麗で優しい詩ですね。『帰るべき場所に僕は帰ってきた/僕の心はここにあった』なんかある意味羨ましいです。この詩は故郷から遠く離れて、久しぶりに故郷に帰る、とか、そういう場合じゃないと書けないでしょうから…(私は一人暮らしといっても、実家と大して離れていないずっと某関東のS県在住でしたから。)故郷の空気。懐かしい灯り。町全体が”おかえり”と言っているような感じでいいですよね。タイトルが何故『生地』なんだろう?と思いましたが、それは、ここで書かれている故郷が原点で、キャンバスみたいなものだから?と思ったりしました。また伺いますね!これからもよろしくお願いいたします。 返信する Unknown (風輝) 2006-03-04 22:59:55 華やかさとか便利さとか、そういったものでは量れない大切なものってこういうものなのかな、と感じました。たとえ他の誰かには分からなくても、自分自身があるべきと思える場所があるのは素敵なことだと思います。本来の姿に戻れる場所、大事にしたいものですよね。 返信する うれしいです (かのこ) 2006-03-03 02:13:42 吉良さん、不思議原始人さん、ありがとうございます!!!吉良さんは、まだ故郷から長く離れたことがないのですね。私も、言うほど離れていませんでしたが、近くにいたら見えないことが少し見えて、本当によかったと今でも思っています。不思議原始人さん、「繊細」ということを感じてもらえて、なんだか理解を得られたような、そんな感覚がうれしかったです!言葉にはできない、微妙な心の動きが不思議原始人さんに伝わったことが、ある意味、自分の自信に繋がりました。本当にありがとうございました!また、お邪魔します!!! 返信する おひさしぶりです。 (不思議原始人) 2006-03-02 22:51:15 情景がとても繊細に描かれていて、素敵でした。なんだか、ちょっとした力でもろく崩れてしまいそうな情景が浮かんできました。 きっと、過去の思い出といま、目の前に広がっている故郷が重なっているから、繊細なのだと思います。 もろく崩れそうな情景は、きっと変わってしまった自分へのある種、あきらめのような感情があるからだと思いました。 また、情景が描かれているのだけれど、そこからとても多くの物語性が読みとれて、まるで小説を読み終えたような感覚がありました。 また寄せていただきます。 返信する 懐かしい (吉良) 2006-02-28 21:28:33 私も、どこかに出張したりして、そこで長い間暮らして、そして地元に戻ってきたとき、このような気持ちになるんじゃないかと思いました^^16年間育った街はいつまでも自分の街ですよねw 返信する 規約違反等の連絡 コメントを投稿 サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。 ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
最近このような心境になったのは、本当にいろんなことがあったからなんですけど、それをこのような詩から感じ取ってもらえればいいなと思います。
自分が自分であること、私も大事にしたいと思います。
碧海さんへ
来てくれてありがとう。
風輝さんへのコメントにも書きましたが、こんな詩が書けるのは、原点に戻るようなことがあったからであって、場所の移動だけではないんですよ。
私が離れていたのは、「家」からであって、一人暮らしをしていたのは隣の市です。
でも感覚が全然違うのは、私の心が還った、ということなのではないかと思っています。
そんな場所があってよかったと、本当に思います。
また来てくださいね!!!
こちらもまたお伺いします!
『帰るべき場所に僕は帰ってきた/僕の心はここにあった』
なんかある意味羨ましいです。
この詩は故郷から遠く離れて、久しぶりに故郷に帰る、とか、そういう場合じゃないと書けないでしょうから…
(私は一人暮らしといっても、実家と大して離れていないずっと某関東のS県在住でしたから。)
故郷の空気。懐かしい灯り。町全体が”おかえり”と言っているような感じでいいですよね。
タイトルが何故『生地』なんだろう?と思いましたが、それは、ここで書かれている故郷が原点で、キャンバスみたいなものだから?と思ったりしました。
また伺いますね!これからもよろしくお願いいたします。
こういうものなのかな、と感じました。
たとえ他の誰かには分からなくても、
自分自身があるべきと思える場所があるのは素敵なことだと思います。
本来の姿に戻れる場所、大事にしたいものですよね。
吉良さんは、
まだ故郷から長く離れたことがないのですね。
私も、言うほど離れていませんでしたが、近くにいたら見えないことが少し見えて、本当によかったと今でも思っています。
不思議原始人さん、
「繊細」ということを感じてもらえて、なんだか理解を得られたような、そんな感覚がうれしかったです!
言葉にはできない、微妙な心の動きが不思議原始人さんに伝わったことが、ある意味、自分の自信に繋がりました。
本当にありがとうございました!
また、お邪魔します!!!
きっと、過去の思い出といま、目の前に広がっている故郷が重なっているから、繊細なのだと思います。
もろく崩れそうな情景は、きっと変わってしまった自分へのある種、あきらめのような感情があるからだと思いました。
また、情景が描かれているのだけれど、そこからとても多くの物語性が読みとれて、まるで小説を読み終えたような感覚がありました。
また寄せていただきます。
16年間育った街はいつまでも自分の街ですよねw