柊 2007-01-24 | 想い 和らいでいく太陽の季節 斜めから射す日差し その光を背に浴びて 匂い立つ庭の柊 小さなトゲの ひとつひとつ 間に覗く 無垢の花 君の残した この花は 白の美しさが匂う 澄みわたる秋の風と この空につながって 開いた花を 見つける度 君の面影と想いが重なる 静かにたたずむ その花たちが 忘れ形見の この庭に 柊も椿も槿も沙羅双樹も 君の花は 白く淡く はかない美しさで 花たちは咲き続ける 君とともに この庭に