ココロのかけら

心のかけらを集めたら
君につながった
ここにつながった
透明なガラスのような
ココロのかけら

白い鳥

2006-10-30 | 独りごと

仲間を呼びあう声が
緑の中に響いて
私は思い出した


私が呼ぶのは
同じ色をした人
ひと目見れば
声を聴けば 解る


私もあんな風に
声を出して鳴けたら
仲間がわかるのに


届かなければ
消えてなくなるような
そんな
哀しくて
切ない声で鳴く


私は一羽の鳥


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

曇り空から

2006-10-30 | ことばの風景

曇り空
東へ向かって走る
朝のバイク


川の土手を通る風は
少し冷たくて


向こう岸
雲の小さな隙間が
赤らいで
その地上を
そこだけを
照らしていた


それは特別な光で
そこで太陽を浴びた生物は
幸せでいられるような
一点を射す光


東へ進むバイク
坂の手前
太陽に選ばれて


あたたかさが満ちる一瞬
生きていることの
素晴らしさ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする