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ココロのかけら

心のかけらを集めたら
君につながった
ここにつながった
透明なガラスのような
ココロのかけら

雨あがり

2012-10-29 | ヒカリ


心が共鳴している
雨あがりの
輝く空と

塵や埃を
洗い流した空に
希望をのせて


心が共鳴している
光が
濡れた木々の葉に輝く
朝の空に




春の夜道

2012-04-19 | ヒカリ


しばらくの間
見上げる余裕もなく 歩いていた通りに
いつの間にか
白い花が咲いていた

あんなに大きな花なのに
わたしは気付かずに
歩いていた


どこかに行っていた心が
ふっと戻ってきたような
そんな気がした
春の夜道



Leaving

2011-02-04 | ヒカリ

大橋トリオを聴きながら
東京に別れを告げる
甘酸っぱい思い出も
大笑いした瞬間も
後ろへと流れていく

私は風を切って歩く
空を見上げながら
目指す方向はいつも
あの青い光



夜行飛行

2010-12-15 | ヒカリ
ぽっかり浮かんだ飛行機
星空の中を進む
オリオン座とシリウスを右手に
東を目指して進む
届きそうな光
白い雲の上

果てしなく続く
夜の闇の上
真っ赤な層が広がって
だんだん明るくなる

朝焼けに向かって進む飛行機
その先は
真っ白だった


未来の君へ

2010-05-04 | ヒカリ


イチゴジャムをたっぷりのせて
こんがり焼けたトーストをかじりながら
シアワセはここにあると思った


何度も何度も
あの頃 繰り返していた
もう終りにしたいと
自分を やめてしまいたいと

そのとき見えていなかった未来が
ここにある


生きていてよかったと思う日が
必ず来るよ
甘くて赤いつぶつぶを
満面の笑みで食べている
そんな日が

こんな自分で よかったと
そう思える日が


まなざし

2010-02-04 | ヒカリ


月のメッセージ
私に降りてくる

目が覚めると
いつも そこにいて
その眼差しは
私に語りかける


大丈夫
あなたのことは
私が ちゃんと見てる


私には
あなたの声が きこえる
あなたの心と
つながってる


心の目

2010-01-28 | ヒカリ


お天気雨
虹の元にいる人には
虹は見えない
その代わりに
雨の中を通る光を
水滴が輝く瞬間を
見てる


過ごした時間は同じでも
見える景色が同じとは限らない
起こったことが同じでも
感じることも同じとは限らない


遠くまで

2008-12-20 | ヒカリ

晴れた日は 風に乗って
遠くへ 遠くへ
電車に揺られ どこまでも
流れる景色を眺めながら
遠くへ 遠くへ
過ぎゆく季節を連れて


坂道を上がると
白く光る君が見えた


僕を乗せて走る
この道は果てなく続く
いつも君が傍にいる
ただ僕は笑っていられる


空へと伸びた両手は
世界としっかり繋がって
背中に受けた光は
僕をめぐる体温になる


透き通る日には
電車と風に乗って
遠くへ 遠くへ
光る君を追いかけて
この小さな足で走る






being lost

2008-11-30 | ヒカリ

ただ必死で走ってた
盲目に
何も見えずに


いつの間にか あちこちで
壁にぶち当たって
僕の体は 痣だらけで
ボロボロになった


僕は立ち止まった

もう どの道を行けばいいのか
僕は分からない


この地球の地面に
僕は大の字に寝ころんでみた


僕は目を閉じた

静かに息をしてみた


目を開けると
深い青に
白い雲が浮かぶ
果てしない夜空が
広がっていた


見渡す360度の夜空に
道はない


ただ 世界が広がって
星の光だけが
僕を照らしている


僕は
あの光を目指そう
たどる道はなくとも
あの光を目指して
あの星に行こう
いつか
たどり着くまで



無数の輝き

2008-04-02 | ヒカリ


夜行バスの中 午前4時
ふと覗いた窓には
星空が広がっていた

東京で見ていた数の
何倍もの星が見えた

山の稜線の際まで
落っこちそうに輝いていた


のどかで おだやかで
ふんわりと包み込む町は
どこまでも澄み渡って


静かに強く
夜の中に存在していた