文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

生業(なりわい)を考える 生産者と消費者と (9)

2007-02-18 22:55:52 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
 生業(なりわい)も一定の組織運営能力を要求される時代です

農業部門では農事法人という形もその一つです。 そこで必要なことは、農業でも自分たちで自立し、自己管理しながら、自分達の為の農業関連組織を作りあげながら、農業現場への投資も自己責任で行ういうことが、出来ないでしょうか。
 農林水産省の新しい施策で、「農地・水・環境保全対策」で羽環境直接支払いの方法がすばらしいとほめる方々が多いのも事実です

 でもlこれさえも、否定して、田んぼへの投資はビジネスでの投資と考え、見て試す方法で少し宛行っていくと言うことで、利用を考えない農家の方々も多く存在しています。
 
 かって、国民の90%が農業従事者であり、戦後も高度経済成長前までは40%が、そうでした。でも農家の方々が、とても厳しい労力と、苦しい生活を強いられてきた事も事実であります。 その為に、昭和40年以降、他産業への転身をどんどん進んだことも事実でしょう。
 でも、高度成長からバブルの崩壊までの時期は、サラリーマンの世界が相対的に恵まれていたことも事実です
 サラリーマンの世界は、ある面軍隊に入ると同じようなものだと思います。
定年退職とは軍隊からの帰還です。
 かっての日本陸軍の内務班です。「聞け、わだつみの声」で、陰惨な内務版の有り様を、戦後の映画ではこれでもかこれでもかと見せつけられました。
 それは戦争末期、誰もがこの戦争は負けたと分かってきた時期以降の話しと聞いています。先に望みを託することが出来にくくなった後の、軍隊という職場の姿をリアリティをもって映像化し映画にまとめた内容です。

 いまの社会では、それは会社内の一つの現実であり、学校の「いじめ」のありようでもあります。それは、将来に希望が持てないことと裏腹であり、面白くもない過酷な労働環境へ立ち向かわせるための職業訓練でもあります。
 実に多くの方々には、ある面で平和だけど、「何のために生きている」という実感のない世界となってしまっています
 子ども達はその両親の生き様を見て、将来にすばらしい夢を託す。あるいは親を乗り越えるための夢や希望を見失う事になります。
特に男の子は、今の大人の生活実態を見て希望を持てるとはとても思えません

 反面で、女の子だけがやたら元気に見える。日本のこれからの最大の輸出産業の花形になりそうな、アニメやゲーム等のコンテンツビジネスの情報発信元は、元気な若い女の子からだと言われて久しい。 
  今の社会は、とても自立することが難しいです
 気がついたら、国民の大多数が生産手段から切り離されて消費者としてしか定義されない社会の国になってしまっている様に感じています。

 報告者
株式会社 トータルメディア研究所
荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp





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