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千葉県九十九里に突然コハクチョウの大群(1)日本海側から

2006-03-29 21:31:49 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
 千葉県九十九里・東庄町にある「夏目の堰」の白鳥渡来群は、昨年12月末より突然大挙して渡来してきました。
現在でも350羽以上とも言われています
 この群れがどこから来たのか。有力な説は、日本海側下越にある瓢湖の個体群と言われています。
 丁度、2005年12月の異常な寒波との関係性が指摘されています。
 2005年12月の季節はずれのドカ雪と、異常な寒波との関係で、大量のコハクチョウが餌場と積雪と凍結によって、ねぐらの両方を奪われたのでは無いかと指摘されています。
 12月の末から正月にかけて 日本海側から、小さな群れで栃木、茨城、東京、千葉へと飛来した可能性が高そうです。
 その一群が奥秩父を越えて、東京都あきる野市でも目撃され、多摩川沿いに下って杉並区善福寺公園(6羽定着)や東京港野鳥公園等にも飛来しています。
 栃木県や茨城県での100羽単位で飛来しています。夏目の堰に飛来した群れも同様と考えられます。


 新しい越冬地の形成がされたことと同時に、この個体群が本埜村の群れとは明らかに違い、殆ど餌付けを期待しない野生種として評価されています。
 早朝、全部が一斉に飛びたち、高く舞い上がって、幅広く九十九里方面を探索して餌を探して、夕方遅く一斉に帰着する。 完全に自立した姿と報告されています
 餌付けで生じる、親が子どもに何も教える必要がなくなった事で、何も伝えない現象
人間に何から何まで、命までをも託してしまう、白鳥に日本で生じた独自の行動を「白鳥の文化喪失」として捕らえ、それを「楢葉の白鳥」と定義しました。
 日本の子ども達に見られる「子ども文化の崩壊→」となぞらえてみましたが、どうも、この白鳥群は、人間とは距離を置き、自立を果たした群れと理解しています。
 人間の行動を観察し、餌をくれないなら、しょうがない自分で探すか。で始まった模様で、依存していません。

 本埜村の個体群とは、殆ど関係がない模様でもあります

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