1 2015年世界一宣言と、1千万台達成目標は、トヨタ社内の多様な勢力に対して、あらゆる難題と反対意見を黙せる呪文として機能することになると思います。第一次の目的がまさにそこにあったと推論できるからです。
2 結果として、第2回目でも同様にして、トヨタ社内や日本国民までを巻き込んで、「トヨタ世界一獲得宣言」に対しては、誰も反対出来ない状況となってきつつあると感じています。
すでに、トヨタ社内では、この目標が公開された以上、会社全体の必達事項となってしまって、そのための社内でも批判が許されない、まさに全体が思考停止を引き起こしてしまう。
これが第1回の「トヨタ世界一獲得宣言」が発表された後の、トヨタの抱え込んだ問題点であったのは明らかです。
今回、第2回目の「トヨタ世界一獲得宣言」によって、再度、思考停止のまま暴走することだけは避けていただきたいと考えています。
これは、日本国が戦前、第2次世界大戦を引き起こした思考のありかた、精神構造そのままであるのかも知れない。そうであってはならないと強く感じるからです。
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