文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

フイールドミュージアム事業の立ち上げへ (1)

2009-02-23 16:48:28 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
2009/2/23
 住民と博物館の連携によるフィールドミュージアムの展開
現地ワーキング
東京湾三番瀬とその周辺

主旨:地域の文化、歴史、自然などの貴重な資源を発見・認識し、守り育むために地域住民と博物館が協力して行えるフィールドミュージアム活動について、現地を見て歩きながら意見交換等タウンミーテイングを行います。当日は、大潮ですから干潟が遠くまで広がります。

まず現地を知ろう
日 時:2009年3月28日(土)9:00 ~ 10:30
場 所:船橋漁港から乗船 三番瀬へ、その周辺と干潟を歩く (500円) *持ち物:長靴など濡れてもいい履き物を持参ください

交通の案内
乗船希望者は、京成線大神宮下車:船橋漁港へ徒歩15分(ららぽーと側の漁港)船橋漁港倉庫前から船が出ます。

直接三番瀬海浜公園には:バス 京成線船橋駅前:京成バス乗場「ふなばし三番瀬海浜公園」行き下車です。
JR京葉線:二俣新町下車徒歩25分   駐 車 場 有料
お問い合わせ先:千葉県立中央博物館(電話 043-265-3111)
 
タウンミーテイング
解説1:東京湾三番瀬の干潟の生きものと漁業について
    10:30~    (財)日本自然保護協会 会長  ・・・田畑貞寿氏
             船橋市漁業恊同組合長    ・・・大野一敏氏
             千葉県野鳥の会        ・・・田久保晴孝氏
解説2:フィールドミュージアムについて
13:00 ~ 千葉県立中央博物館 副館長 ・・・中村俊彦氏

タウンミーティング
フィールドミュージアム活動についての意見交換   (16時30分 解散予定)
   
場所 船橋海浜公園学習室 (2F)
* 昼食:各自用意してください(近くにコンビにはあります)

フイールドミュージアム タウンミーティング 今後の予定 
●3月1日 (日):千葉県立中央博物館大利根分館とその周辺
●5月16日(日):関宿城周辺 
●6月20日(土):勝浦・理想郷周辺
   
主 催:NPO法人千葉まちづくりサポートセンター/千葉県フィールドミュージアム事業推進委員会
協 力:(財)船橋市公園協会/船橋市漁業恊働組合/里山シンポジューム実行委員会

この事業は「花王・コミュニティミュージアム・プログラム2008の助成金を受けました。


田んぼの生物多様性の新しい表現のためのシンポジュウム(2)

2009-02-23 15:58:34 | 冬期湛水不耕起栽培の現状とこれからの課題
2009/2/21
 最後に、まとめの話として、NPO田んぼの岩渕成紀さんからまとめが報告されました。
これもまさに新たな哲学でありました。(会場表示のPPからの読み取りです)

■ 生物から学べるたいせつなこと
「しなやかさ」「よみがえる力」
生命は30億年前に地球に生まれて、以来一度もとだえたことがない。すべての生命は、足りないものを補い.欠けたものを再生し.しなやかで柔軟である.皮膚や内臓組織も、日々死んでいく細胞を補い、代謝をくり返しながら生命をささえている
●動的平衡


■ 農業を生産量の視点から評価し.ポテンシャルをあげる研究は、欧米よってなされてきた.資本投下の永続的拡大は無条件に肯定されてきた。
しかし・モンスーン・アジアの農業地域では生産量よりは、安定性の評価が必要である.柔軟性や緩衝力といったものが必要である.それは、著しく強い地域性・文化性によって彩られる.このような農業生態の研究は.農村でのねばり強い観察によって達成される.


■ 農と自然の研究所/NPO法人生物多様性農業支援
モンスーンアジアの水田は.水が貯まっている期間には.水生昆虫や魚介類を獲得できる場で、稲の成長に伴いイナゴやカメムシが害虫として飛来する。人間の食料にもなっている.やってくる鳥もまたた食糧資源となる.水田内の草や樹は肥料や燃料になり、草や樹木は.肥料や燃料になり.稲刈り後の田は.水牛や牛の放牧場となり.水牛の糞は.田への肥料となる.
●水田によって新たな複合生態系が築かれているのだ


■ 持続可能な方向性への年度別動向
●2015ミレニアム開発目標達成年
●2012ポスト・ヨハネスブルクサミット
●2010生物多様性条約(名古屋会議)

すでに経過してきた会議
2008ラムサール条約で「水田決議」(昌原)/
2005京都議定書発効/2002持続可能な開発に関する世界サミット(ヨハネスプルク)
1992地球サミット(リオサミット 気候変動枠組み条約・生物多様性条約)
1977国連水会議(国連主催の初めての水会議・アルゼンチン)
1972国連人間環境会議(ストックホルム会議)ルム会議)ラムサール条約会議開始


■ ラムサール条約の「水田決議」
 「決議 X31.湿地システムとしての水田の生物多様性の向上」
●米は少なくとも114ヶ国で生産され、世界の半数以上の主食として、世界のカロリー供給の20%を占めている。
  人間の健康
  食料安全保障
  貧困対策
  持続可能な湿地管理
 世界の多くの場所で、水田が昆虫類、爬虫類、両生類、魚類、甲殻類、軟体動物等の生態系を支え、水鳥のフライウエイおよび個体群の保全上重要な役割を果たす。
●水田に関わる水生生物の多様性が、農村の人々の栄養、健康、幸福に貢献しうる。
●農業生物多様性指標
  水田、自然湿地、河川流域の整合性。
  湿地と河川流域管理の指針
●FAO-国際水管理研究所  IWMI-国際稲研究所 IRRI-アフリカ稲センター 
 GAWI-パートナーシップなど国際機構との連携 


■ キューバのビルベルト・レオン農場の持続可能な農業の考え方
持続可能な脳偉業はいままでの有機農業とは異なります。環境を保護しつつ持続可能な生産量を保つ農法で、一般の人々が普通に食べることを目指します。
キューバでは有機農法はみんなのためものであり、有機農産物を手に入れる人のためのものではありません。




田んぼの生物多様性の新しい表現のためのシンポジュウム(1)

2009-02-23 15:38:18 | 冬期湛水不耕起栽培の現状とこれからの課題
2009/2/21
 本日は、朝からまる1日をかけて、「東京・大手町」農協会館で開催されました。
「田んぼの生物多様性の新しい表現のためのシンポジュウム」に参加してきました。
「NPO法人 農と自然の研究所」と「NPO法人 生物多様性農業支援センター」その他との
共催でした。参加者は320名。いつも一緒だった常連が多く、やあやあと挨拶が忙しく。
 主催者の一人、宇根豊さんの講演は、相変わらず「宇根ぶし」と呼ばれるごとく、独特の宇宙観をもって、常に新しい角度から、日本語の語彙を拾い出し、その意味を日本古来からの温故知新をもって解読する、という方法でとても鋭くえぐられる内容でした。
 なぜか、宇根さん自体は来年で活動を休止するという宣言を出されています。年齢か、
真意はわかりません。が、何人もの人材が着実に育ってきているようで、その点頼もしい限りです。
 今回は生物多様性を指標化するために、水田をベースにした周辺に息をも含めて、どのような生物を指標として認知するかの議論を提起することが目的のようでした。
その為、半年以上の集中的な努力を基に、4733種類の生物リストを立ち上げていました。
 その意義と活用方法、その為の運用方法等に関しては将来を、ということのようです。
お詫びとして、生物リストのカウント数が、合わないということで修正されました。

 最後に、まとめの話として、NPO田んぼの岩渕成紀さんからまとめが報告されました。
これもまさに新たな哲学でありました。(2)に報告しています



JAWANからの分離が生じました。とても残念ですが

2009-02-23 15:09:20 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
2009/2/22
 本日、都内三田にある福祉会館にて、JAWANの総会が開催されました。Jawanとしては初めての総会とのことでした。
 私も会員として参加を求められました。二男の長女の小学校入学を控え、盛岡に行くことを予定していましたが、内容が分裂への2者択一選択ということでしたので、敢えてこちらに参加をした次第です。
 でも結果は、Jawan事務局の特定のメンバーによる明らかに作為的な行為の結果として、Ramnetとjawanは別れることと相成りました。
 出席者は33名。発送した委任状を含めても過半数に達せず、一般的には総会は成立しないはずです。が、もともと任意団体で決算も公表されず、規約も整備されず、事務局の恣意的な運用で成立してきた団体らしく、そのあたりもあいまいなまま議決されました。
 A案か、B案かで議決され、B案で採決されました。

 ポイントは世代交代です。70代半ばの代表や、60台後半の事務局担当者が、若手への平和的な禅譲を嫌がり、本来の発展のためのチャンスを身づからつぶしたのだというということだと思います。

 表面的には路線の食い違いがいくつかあり、また、及び外部団体との提携等を歓迎しないなど、考えられます。でも背景にある本質は、後継者と資金問題だと思います。

 2つ目は、国際的なつながりから行政とも協調していこうという世代と、地域にあって、かたくなになんでも反対を言いつのる、それを貫こうとする人々の情念が、凝り固まってしまった方々の情念を否定することはできません。

 残念ながら、完全に2つに分かれました。
でもこれでお互いにすっきりとして、一方から見れば「負けるが勝ち」の結果になると思います。