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文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

「合流式下水道」の改善が進んでいます

2008-10-07 21:23:02 | 水質浄化:東京湾、船上からの報告
2008-10-7
東京湾の水質に決定的に影響を与えてきていた、東京都などの「合流式下水道」の解消策が、全国的な規模で、かなり計画より遅れながらも進捗していることがわかってきました。この問題は今後とも追跡をしていきます。


日本経済新聞 2008-9-6
旧式下水道の切り替え  4割で計画遅れ
国交省調査
 雨水と汚水を同じ管で流し、海や川の汚染につながる恐れのある「合流式下水道」の改善を検討している全国百九十一の市や町などのうち、約四割で計画が予定通り進んでいないことが五日、国土交通省の調査で分かった。
 合流式下水道は旧式の下水道に多く、下水管がいっぱいになると海や川に未処理の汚水が一部流れてしまう。このため法令が改正され、東京や大阪など大都市では二〇二三年、中小都市は一三年までに汚染の少ない下水管に切り替えるなどの対策が義務づけられた。
 「計画達成が困難」と判断されたのは、大阪府岸和田市や埼玉県戸田市など七市。「やや困難」と判断されたのは六十九の市や区などで、合計で全体の約四割を占める。

「千葉の貝塚群を世界遺産に」シンポジュームに参加して(4)

2008-10-07 21:16:27 | 里山に託す私たちの未来-再生策を探る
 1 改めて考えると、現在の、里山保全を考えたときに、里山だけでは、社会経済的にも、文化的な側面からもはっきりとしたイメージが描ききれません。
 千葉の里山を考えたときに、何かもやもやしています。それは、歴史的な遺産であるという観点があまりに薄く、表に出てこないからではないでしょうか

2 言ってみれば、里山の所有者の89%は私有地であり、その多くは農家の方々が、細かく所有しています。
 いま、おこっている里山の「残土産廃」「表土」などの問題の根底には、それぞれの農家が、祖先から何百年と継続してきた、里山への、宗教的な、そしてなりわい(生業)としての生産現場への感謝の気持ち、それをも含めて価値観が一気に崩れて来ていることにあるかと思います。
 精神面での自己崩壊です。 
  はっきり言えば、里山の所有者のアイデンティティ(他者や社会によって承認される、社会的な身元を喪失)が消えかかっている、根なし草になってしまっている。
その現実が引き起こしている、社会崩壊の一環として見做してもよろしいのかと

3 今、私どもが生きている日本国は、表向き近代的な法治国家としての日本を形成しています。 
 しかし、特に農林水産業関係では、あらゆる面で、江戸時代そのままと疑いたくなるような商法、民法のもとで、そのまま現代の社会が形成されているのも事実です。
 このためもあって、里山を含む第一次産業が、商売の観点から、がんじがらめになって
 現在の厳しい状況においこまれたという意見も 
 その辺りから、生きた江戸時代の、生活実態への解析と学習が、改めて欠かせないと感じています。




「千葉の貝塚群を世界遺産に」シンポジュームに参加して(3)

2008-10-07 21:14:32 | 里山に託す私たちの未来-再生策を探る
以下の基礎的な調査を、皆様と楽しみながらできませんでしょうか。
 いかの観点で、意見交換をしませんか

1 千葉の里山保全と貝塚や遺跡群保全が重ならないか。
どの程度それが、各地でそれぞれ調べていただけないでしょうか。
たとえば、多古町の「桜宮自然公園をつくる会」の自然公園では、いかがでしょうか
大きな貝塚や遺跡群があると聞いています。多古町こそ、それによっては、可能性として貝塚-縄文遺跡-世界遺産へと結び付けられないでしょうか。

  
2 千葉の里山の保全等という観点でも、漠然とした考えから、貝塚である、
 縄文時代からの遺跡であることがあはっきりとしてくれば、里山保全への強力な「キャップ」を見出して、活動できる機会になると考えられます。

 
3 そして、それと町並み、景観保全へとかかわって連続して、過去から現代までの
 文化的な継続性を担保できるか、否かにかかってきています。観光立国であり、新たな循環型社会を形成するための、地域への投資を促すきっかけにも

4 都市内に残った貴重な森林の多くは、里山として評価がなされていますが、これ自体がほとんど、貝塚や遺跡群であるケース、そしてその一部は縄文の遺跡と考えられないか 現状の法体系で、その角度から保全を考えるヒントにならないか。
 でも、千葉県でも里山は農地扱いではなく、「雑地」としてえ、開発の対象となって初めたすしてきたきらいが あると聞いています
 

「千葉の貝塚群を世界遺産に」シンポジュームに参加して(2)

2008-10-07 21:11:25 | 里山に託す私たちの未来-再生策を探る

千葉県の里山保全を考えたときに

1 千葉県内の貝塚は日本一である。
 ということは世界一の規模にある、という話が具体的にどのような意味を持っていることなのかの検証。

2 縄文時代とは、世界史的に稀有な事実として、10,000年以上の継続があります。
 とんでもない超長期での、完全自然循環型社会を形成できていたわけです。

3 さらに、縄文時代の1万年だけでなく、江戸時代240年間の江戸時代の里山があります。都市圏に隣接した、千葉県の里山での生産活動こそが、完全循環社会がもたらしたモデルこそが、温故知新として、昔を知り、今を知るという観点で、最も重要であると考えます。

4 千葉の貝塚とはなにか 青森県の三内丸山遺跡と千葉県内の遺跡の違いとは
  基本的に、縄文時代の遺跡群 と 貝塚とはどのような関係なのか
 論点として、この2つが接点があって、重なるのか。 このあたりをぜひ、皆様と意見交換をさせていただきたい

5 この歴史的な、文化的な価値は、これだけ世紀末を実感させられ、人類の短期化での
 猛烈な活動によって、地球温暖化を現実として招来してしまった、その現実に洗われる現代社会として、その分析や研究調査がもたらす研究成果や価値観形成はとても重要だと考えられます。

4 改めて縄文遺跡を世界遺産に登録するという動きは、実によくわかるし、意図も明快です。
 従って、千葉県内での縄文時代とはどうなっていたのか、貝塚との関係、その分布と里山との関係を明確にして行く必要性が高いと考えます。
 そこでの、これからの最大のキーワードは、貝塚や縄文時代の遺跡群と、現代にまで、その地域、地域ごとに、文明(近代)ではなく、文化(日本文化)の継続性がどうなっているかとそういった部分ではないでしょうか

千葉の貝塚群を世界遺産に」シンポジュームに参加して(1)

2008-10-07 21:07:12 | 里山に託す私たちの未来-再生策を探る
 9月28日 10周年を迎える、NPO法人千葉まちづくりサポートセンター
(略称ボーンセンター)が主催して、「千葉の貝塚群を世界遺産に」シンポジューム
~千葉の貝塚群と街づくりを考える~として千葉県立中央博物館で、開催されました。

  主催者発表の如く、70名以上が集まり、盛況でした。
ボーンセンター 10周年改めておめでとうございます。
 ことしは、NPO法人ちば環境情報センター(代表者小西由希子)もこの春に10周年記念にて記念誌をだされています。

 いずれも早や10年、されど10年の歴史。ボーンセンターの栗原さんも、小西さんもいずれも里山シンポジューム実行委員会の両副会長として、これからも里山保全活動での、車の両輪のごとく頑張っていただいています。
ところで、上記の話ですが、かなり重要な話を、仮定としてですが、伺わせていただきました。
 それは、国の文化庁が、 北海道、東北(青森、秋田、岩手等)の縄文時代の遺跡群を、目玉は、青森の三内丸山遺跡でしょうが一括して世界遺産に国内での登録準備中との情報です。
 同時に、そこに可能性として少ないらしいのですが、茨城や千葉県の、同じ遺跡群を加えるようなことも検討している模様という話でした。

ここでもう一つ重要な情報として、岩手県平泉の金色堂の
「世界遺産 敗退」の件にかかわる話として金色堂とか周辺の文化遺産の問題ではない
ということがポイントの如くと、聞きました

1 金色堂の周辺域が、あまりに現代風でありふれて、元気のない、日本にどこにもある平凡な町並み
2 3面切りされほじょ整備された、生物多様性に乏しい田んぼ群と過疎化した周辺村落
3 コンクリートむき出しの高速道路など、文明的であっても、指定希望先の世界遺産と周辺の景観とのアンマッチ
 
 つまり、文化面での歴史的な遺産と、いまの、周辺地域での生活実感との間にそのような肝心の文化面での継続性が感じられない点が大きな問題として、クローズアップされてきているという意見です。

とてもこれから幸せを得られそうな、いすみ市

2008-10-07 20:51:02 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
 2008-10-7
 千葉県の外房、九十九里の始まり地点にあるいすみ市は、これから、からとても住みやすいコンパクトなCITYとして推奨できそうです。
 10月5日に、新たに発足を予定している「里山経営研究会」の予定メンバーと、
いすみ市の代表的なNPO団体の方々と、じっくりと協議してきた結果の総括です。
 まず、とても運のよい市であります。(これからを考えて)
まず、いすみ市は、バブル時代を介しても、大規模開発と大店法の罠から無縁でした。
1 いすみ市とほぼ同じ面積の岩礁体が沖合に張り出している関係で、大きな港ができなかったこと。したがって開発対象になっていない。
2 大原町など、4町村が合併して、いすみ市となりましたが、人口、地域の地政学的位置などから、スーパなどの進出がなかった。
3 高速道路網からも縁がない、鉄道網も昔のまま。
4 漁業でも岩礁体のため、伊勢海老の刺し網業だけ、これに引っかかった魚が近所に配られる。野菜も果樹も田んぼも地域内で消費されている。食物がきれいに循環するだけ。「なし」だけが外部へ。
 高校生も多くは地域で働くようになって、高学歴者以外はいすみにとどまるようになってきた。

 写真は、大原漁港前の漁業者向けの食堂の定食。さわらが太いまま、どんと食卓に。

印刷産業はこれでは不振→淘汰へ。業態の革新で新たな再生 1

2008-10-07 20:24:02 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008-10-7
 世界的な株価の暴落(ガラ)発生が生じています。1929年の恐慌の再来かと叫ばれてもいます。日本においても、円高で100円を切るのもマジカに。
 印刷産業の、当社のお付き合いしている先でも、すでに戦う前から厭戦気分が蔓延しています。関連先では、年内に相当数の印刷会社の倒産が、既成事実として語られています。なにせ、メディア河口の主役から遠く追いやられた揚句、発注減に加えて、あらゆる資材も高騰してしまって、利益を圧迫しています。
 人材は老齢化がすすみ、新規雇用者も減ってきています
 出版社では、定期刊行物が次から次へと、実質廃刊に。
印刷会社で、どのように製造ライン、特に組み版環境を効率化しても、出版社は最終結果しか見ない。ひいていえばマイナスでしか見てくれない。
 経営者がビジョンが描けなくなれば、会社内のどの部門でも方向性を失って、失意のどん底へ。
どうしてこうなってしまったのか。よく考えてみましょう。
 温故知新、古きを知りて、新しさを知る。の精神であり、ネバーギブアップの心構えです

文京区六義園を散策して

2008-10-07 20:15:53 | 東京の街角からモニタリングでわかること
2008-10-4
 近くの六義園に、妻と2人で、自宅から歩いていってきました。
2人とも、前期高齢者として65歳を越していますので、入場料も1/2で済みます。
まだまだ、秋の気配はあまり感じ取れませんが、庭園の中も池の中島等に植えられた彼岸花は、すでに終わりでした。妻は黄色い彼岸花があると言って、探しましたが不明。
 誰も取らないまま、銀杏の銀杏の実が、たくさん落ちていました。
 手入れは最高にきちんとされています。
 いつもキンクロハジロなどが群れて、客からの餌をもらっている場所には、まだ渡ってきていません。でも「あちこち」に、救難用の浮きぶくろが設置されているのに気がつきました。なにか、池にころがり落ちてしまう方々もいるらしく。
 観察された蝶は少なく、
 モンシロチョウ、ツマグロヒョウモン、ウラギンシジミ(近年よく見るようになった)、アゲハチョウなど
 例年よく見る、赤とんぼを全く見ないことにkがつきました。心配です
 カモの渡来まだなし

自宅より六義園に向かう途中で、弱弱しく飛ぶモンシロチョウを発見。手でくるんで
六義園内で放つ。栄養失調のままかろうじて成蝶になれた個体と認識。餌があまりに乏しい現実。文京区本駒込内では、すでに絶滅寸前ですから、大事にします。