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文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

セミの動向 夜間に鳴いていた蝉がぴたりと鳴きません

2006-08-15 11:01:30 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
 カラス等に食害される被害が減ったということでしょうか。
本日も、朝から2種類(アブラゼミ、ミンミンゼミ)の合唱です。
早朝明るくなるとミンミンゼミが鳴き出し、次いで7時頃からアブラゼミが。明らかに時間差があります。
 でも、昼間は1日中鳴きやみません。正直うるさい!
1昨年まで、ここ5年ほど定着した真夜中に鳴き出す蝉は皆無です。其れは見事。
 どうしたのでしょうか?


本駒込でツマグロヒョウモンチョウの雌に遭遇

2006-08-14 10:24:39 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
 2006/8/12午後2時頃、妻とJR田端駅に向かう路地で、突然目の前で「ツマグロヒョウモン雌」を発見。驚きました。あちこちと地面すれすれを飛びながら、明らかに産卵場所を探していました。カメラが無くて撮影出来ませんでした。
 この周辺の路地には、ここ数面野生のスミレの群落をあちこちで見ることが出来るようになっています。花壇で3色スミレもたくさん見られます。
 実は、1ヶ月前に、本駒込の交差点で、種不明の大型のヒョウモン類が1匹飛んでいるを観察しています。
 もしかして、この町の空き地のどこかで、小数が繁殖したのかも知れません。

 6月には前後して、同じ交差点近辺で、ヒオドシチョウをも発見しました。
7月5日頃には、上野にある科学博物館の裏庭で、「ナガサキアゲハ」を番で観察した方がいて、報告を受けました。この話は、持ち込み飼育放蝶の可能性もありますし、自分で見ていませんので、参考にすぎません。

いずれせよ、上記3種類は、本駒込地区では約40年住んでいますが、観察した事がありません。
 地域の植生の変化、放置され年月のたった空き地の存在(20年来放置の屋敷林など)。そして全体として温暖化が影響しているのかとは思っています。



今年の都内の蝉の状況 2種類の蝉が一斉に

2006-08-07 00:02:58 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
 今年は、遅れていた梅雨明けと同時に、まずミンミンゼミの合唱が始まりました。その後、アブラゼミも出現し、両方が鳴き比べです。
 早朝はミンミンゼミ、まっひる間はアブラゼミが、2年前までは鳴くとあっという間にカラス等に食われて、ギャーと言う鳴き声で終わってしまっていましたが、昨年からは、殆ど1日中鳴いています。夜中にも鳴きますので、ほぼ1日中鳴いています。子ども達の蝉鳥も復活してきたらしく、子の夏休みには虫取り網姿をあちこちで見かけています。

 それにしても、アゲハやクロアゲハはよく見かけますが、アオスジアゲハは何故か見かけなくなりました。シロチョウもヒカゲチョウも、ヤマトシジミも見ません
 食草類が大きく変化してきたと感じています

都内皇居外堀の千代田区九段下にある牛ヶ渕のすばらしさ

2006-08-06 23:04:03 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
2006-8-3 久しぶりに牛ヶ渕の自然再生振りを観察にいきました。水面全体を沈水、浮揚水草が覆い尽くしていました。
 多数のオニヤンマが水面を飛び回っています。カイツブリが今年も3番以上、其れぞれの場所で雛を孵しています。カルガモも1番。親子で12羽。もう親と子は区別が付きません。
 気がかりは、千代田区役所前あたりから、水面上の浮揚植物の影が薄くなって、水面が一体露出していることです。
 この当たりでの水質悪化を物語っています。

 この秋、冬にかけて定点観測を行います
ちなみに、千鳥ヶ淵の堀は最悪で、さらに水質悪化してます
また下流域の清水堀も、浚渫船を入れて大規模に底のヘドロ排除を行った割には
効果が出ていません
 

都内でナガサキアゲハを観察したと聞いて。ちょっと待って

2006-07-31 23:39:57 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
 先週、7月の中旬(2006/7/14)。上野の科学博物館の中庭で、文京区のNPO仲間の方が、「ナガサキアゲハ」のオスとメスを同時に観察したと、「博物館」の館員も
それを認めたとの話しで、とうとう東京に出現かと、とってもビッグNEWSだなと
燃えかけたが、確認できる蝶仲間2人に電話をしたら、
 「よしとけ!」のひとこと。最近は飼育して放蝶する人がいて、飛びつけない
とのこと。納得して引き下がりました。
 なにせ、オオムラサキなどを専門に飼育している方々も多く、危ないケースが
多いとのこと。
 でも、ツマキチョウ大発生のNEWSは本物です。モンシロチョウが大きく減り、
スジグロシロチョウさえも文京区本駒込4丁目内ではほとんど見ることがなくなった(少なくとも本人は)。変わりにヒオドシチョウ、ゴマダラチョウなどかってみたことのないタテハチョウ類を路上で見たり(でもそれぞれ1回)しています。
 
のも事実です。

 これからも、都内での定点調査的に、主体として蝶の種別・個体数調査を進めていこうと思っています


ツマキチョウが中野区でも観察された

2006-07-08 22:28:57 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
 この春、文京区本駒込で、春の里山の蝶を代表するツマキチョウを大量に観察してびっくりしたと書きましたが、同じ蝶仲間の印刷会社常務も、同様に中野市の自宅前で複数を観察していたことが分かり、この現象が都内で幅広く観察出来ることが分かってきました。同様にモンシロチョウの激減も同様でした。
 やはり、ダイコンバナの進出と無縁でないとの認識でした

文京区本駒込でモンシロチョウを今年始めて雌を確認

2006-06-01 22:05:07 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
 この春(2006)は、モンシロ、スジグロチョウとも、周辺でも一度も見ないという薄気味の悪い状況。ところが早春から、里山の蝶と言われるツマキチョウをここ本駒込4丁目周辺の公園等でばんばん見てしまっています。
 数年前から1羽、2羽と観察が出来てはたと思っていましたら、今年は大発生の模様です。アブラナ科の俗称、ダイコンバナが至るところでじ自生しだしていますので、其れとの相関かも知れません。
幸い、アゲハチョウは春型を何とか4回ほど観察出来ましたので、例年並みです。
 今回観察したモンシロチョウをしばらく追ってみましたが、産卵場所を探して放浪中という感じです。しかし、餌となるべき草木はどこにもありません。原っぱはすべてマンションが建築されてしまっています。 

東京周辺でのツマキチョウの動向(参考資料として) 

2006-04-29 16:54:04 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
稀少ツマキチョウ 春の舞  
 年1回発生で、早春4月にしか見ることができないツマキチョウが、東京都葛飾区の都立水元公園では、例年結構観察されているそうです。
 日本昆虫協会会員の中島幸一さん(千葉県柏市)の観察では、都内にも広く生息していたのが、都市化が進んだため、現在東京23区で葛飾以外では足立区、練馬、世田谷各区などの一部で確認され手いる模様で、希少種とのこと。
 都内千代田区や文京に在住して65年。結構蝶の動向には注意を払ってきていますが、いままで観察したことはありませんでした。
 いままで、高尾山の麓で、毎年4月末にウッスバシロチョウやオナガアゲハ、トラフシジミ、ミヤマシジミと一緒に観察をしているくらいで、ややあこがれに近い蝶です。
 文京区本駒込の自宅の前で観察出来るとは、驚きを超して、薄気味が悪いと感じています。
 4月の終わりにアブラナ科のイヌガラシやタ、ネツケバナなどに1㍉くらいの卵を産み、1週間くらいで幼虫となり、6月はじめにサナギになって冬を越し、翌年の春、羽化するまで過ごすという生活史です。近似種にはクモマツマキチョウがいます。

東京・文京区本駒込に「ツマキチョウ」が大量出現

2006-04-11 10:13:19 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
2006/4/9 12:30~13:00にかけて、近辺を散歩中に、マンション横の「道坂公園」横の道でツマキチョウを発見。はじめは♂♀が一緒にぐるぐる舞っているのにびっくり。雄の見事な羽端の黄色の模様に感嘆。そのご周辺でつぎつぎと見つけて30分で6羽。驚きです。
 毎年4月の末に、東京都下、JR「高尾」の駅で降りて、小仏峠に向かう里山の春の風物詩として、ウスバシロチョウとツマキチョウを目的として、妻と2人で、共に毎年観察に行ってくることが例年です。
 アブラナ科の特定の植物が大変増えているので、その文京区への移植の折りにでも、卵や幼虫がついてきたのかなとも感じています。
 予兆はありました。
一昨年、はじめて文京区の六義園横で1匹の♂を観察しています。昨年も1匹同じ
六義園の近くの交差点で、同じく♂を観察しています。
 本年度になって、大きく数が増えだしたのかと考えています。
 どなたか、写真にあります「アブラナ科」植物の名前をご存知でしたら、教えて頂けませんでしょうか。
 よろしくお願いいたします。






六義園しだれ桜とその影でひっそり消えいく鴨群の明暗(3)

2006-03-30 07:49:24 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
 明るくなっての功罪では、鴨が減りました、特に冬期のオシドリの消滅は痛手となっています。少ない数ですが、オシドリの塒となっていた巨木の根本の薄暗い箇所まで人が入れること。結果として、塒が消えて事が大きな原因と考えています
 これは、鴨の生態について、特にオシドリ等に関しての認識不足に原因があり、残念でなりません。
 現在は、少数のキンクロハジロとマガモが定着しているだけです。それも庭園来訪者からの餌に依存した残存の群れです。(12羽中雌は1羽)
 栄養状態も良くなく、写真のごとく雄ばかりです。雌は餌取り競争で絶えず雄に負けてしまいます。
 今のままでは、体力不足でシベリアで子どもが生めません。繁殖地での場所取りで負けてしまいます。六義園の鴨は、面倒を見て貰えないが為に、餌不足でどんどん死に絶え。今後、2,3年で消滅してしまうでしょう。一つの文化の消滅です。
 一時、400羽以上の鴨が(オナガガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ)生息してきた現状を見ている立場からは、忸怩たる思いです。
 餌付けが良くないという一言の影響の大きさを強く感じます。でも、六義園の鴨がどこで餌を取れるというのでしょうか。
 東京近郊10km圏に鴨の餌場がありますか。
 東京人の共通のペットとしての生き物であったと認識しています。
ここの、シダレ桜の評判を見ても、同じ生き物でももう少し配慮が必要なのではないかと考えています。



皇居外濠 九段下牛ヶ渕が見事に自然再生

2005-03-03 21:26:01 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
皇居のお濠など、閉じられた湖沼や沼や、濠冬期湛水水田での自然再生の急務は、最もやっかいな存在である、ソウギョの排除が急務だと思います

 環境省東京公園事務所が主体となって、都内皇居外濠一つ、九段下牛ヶ淵濠を開堀したのは最近です。
 主な目的は外来種の排除試験と聞いています。オオクチバス、ブルーギル等に混じってソウギョの排除を行ったそうです。

 その結果、豊富な湧き水のある希有な場所であることも幸いして、何十年ぶりか、ヒシをはじめ、多様な沈水、浮揚水草が大量に発生しました。
 夏の期間、3番のカイツブリが繁殖に成功し、秋から春にかけて、大変な数の群が渡来・越冬しています。

 沈水水草の越冬芽を食するホシハジロが急増し、2枚貝が好きなキンクロハジロ、浮揚植物を食するヒドリガモが激増し、オナガガモも複数羽、さらにオカヨシガモやヨシガモまでもが渡来し、前からいるハシビロガモも減少しましたがしっかりと。
 そばらしい、自然再生のモデルとして、これから存在価値を大いに高めることに感じています。
 ソウギョは、昭和30年代後半に、秋の水草の排出が大変なことから、皇居の濠全部を対象に放魚されたとのことでした。ソウギョの排除が、今回の主な動機の一つと環境省側の担当官から聞いたことがあります