渦の道~Un vorticoso modo~

サッカーJリーグディビジョン2の徳島ヴォルティスについて語るブログ

誰よりも小さく大きな男

2015-01-09 21:14:51 | Weblog
今日も移籍、契約関連のニュースが。

木下淑晶選手が今シーズンよりJFLに昇格したFC大阪へレンタル移籍する事になりました。

Jリーグ入りを目指しているチームの先ずは第1歩をしっかりと支えられる様な、頼れる助っ人になれる様。

この2年間、チームで鍛えてきた力を存分に発揮し、更なる成長を遂げて帰って来てくれる日を楽しみにしています。体に気を付けて。

次に契約更新の報告。

福元、アレックス、藤原、青山、斉藤、津田、ジョンミン、大崎(←さきの漢字が出ないので略字表記で失礼します)の8選手が今シーズンも徳島でプレーする事になりました。

其々に、チームとしても、個人としても機する処があるでしょうから今シーズンは一層の鍛練と飛躍を願います。





そして。既に昨シーズン終了前に退団が決定していた宮崎光平選手が現役を引退する事になりました。

正直、まだ選手としても十分に動けるだけに本当にもったいなく、残念ですが。

色々な事を熟慮し、悩み抜いた上での決断だと思うので。

今はそれを静かに受け止めたいと思います。

16年間のプロ生活のスタートは広島から。在籍した3年間は僅か5試合の出場に留まりましたが、去年、広島との対戦時には広島のファンから大きな拍手を貰いました。

選手として花開いたのは福岡へ移籍してからと言って良いかと思います。移籍して2年目の2003年には全試合に出場し、キャリアハイの8得点を記録する等活躍。

2005年にプロに参入したウチとも度々対戦しましたが、非常に厄介な選手だったと記憶しています。

スルスルっとゴール前に顔を出して、鮮やかにゴールを決める、そんな抜群のポジショニングを取れる視野の広い選手でした。

ゴール前に詰めて来るだけでなく、状況を冷静に見極めて豪快なミドルを決める等、何でも出来る器用な選手。

そのユーティリティーさを大いに発揮したのが山形でのプレーでした。フィールドならセンターバック以外、ほぼ全てのポジションをこなせる対応力の高さがあり。

堅実に、しかし確実にピンチの芽を摘み、チャンスを広げてくれる頼もしさは徳島でも幾度となく発揮されていたと思います。

プロ生活の間、あの小さな体で、余り大きな怪我をする事なく、コンスタントな試合に出続けられたというのも大きかったのでは。

徳島では、何と言っても一昨年の岡山戦、そして最終節の長崎戦のゴールが印象深く。

未だに《宮崎の鬼ツッコミ》があったからこその勝利だったと語り草に。

本当に16年間、お疲れ様でした。徳島に来てくれてありがとう。感謝、感謝の一言です。

昨シーズンは自分の経験値を十分に若手に伝える事が出来なかったと悔やんでいましたが、今年からは立場を変えて、それを伝えていく事になりそうです。

クラブのフロントスタッフとして、営業推進部に配属になるとの事。選手から直ぐにフロントに入るのはチームでも初めてなので、セカンドキャリアの新しい道筋になっていってくれれば嬉しい。

選手時とは何もかもが変わるので慣れない生活に大変だとは思いますが、これからも応援していますし、新たなキャリアでのご活躍とご成功を心よりお祈りしています。

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