渦の道~Un vorticoso modo~

サッカーJリーグディビジョン2の徳島ヴォルティスについて語るブログ

奇跡と自分で言うんかい。

2019-05-05 22:07:24 | Weblog
第12節VS栃木SC戦終了しました。

天気快晴、気温も25度に迫るところまで上がり、ホーム戦で今シーズン初めて非常に気持ちの良い天候となりました。

スタメンは前節出場停止だった清武が復帰、左サイドハーフに表原が今季初、パックスには石井が入りました。

試合は立ち上がりから相手の勢いを受ける様な形で入り、落ち着きがなく、余り良いとは言えない印象。

その中で序盤に左サイドから清武がシュートチャンスを迎えるもボールは枠の外。

ミスが散見され、危ないなと思っていた矢先の9分に右サイドからボールを運ばれて、1度はブロックしたものの、零れ球に反応した大黒のボレーがフワッと上がり、ゴールに吸い込まれて先制を許してしまう。

ちょっと、この辺りの展開が不用意というか。セカンドボールにしっかりと対応していたら止められただろうと思う。余りにも失点が簡単過ぎる。

何とも脆いというのか。守備の『ウッカリ』が改善しない限りは上位チームと戦う時には命取りになる。

その後、徐々に落ち着いて攻撃を仕掛ける場面が増える。

左サイドからの展開が多かったのはスカウティングによる意図的なものなのか、攻め易かったからなのか。

そんな中でも特に目を引いたのがウッチー。久々に伸び伸びとプレーしていた様に感じ。清武がかなり引いてきてボールを受ける動きをしていたこともあったかと思う。

表原も起用に応えようと序盤からハイペースで飛ばしていたかなと。気合空回り気味のプレーもあったものの、チームに勢いをつけるという役割は果たせていたのではないかと。

あとはゴールがきまっていれば男前も上がったが。いやはや、なかなかそこ迄は上手くはいかなかったかなと。

攻勢を掛けていた25分に再び左サイドから小西のボールを受けた内田が仕掛けてクロスを入れると相手Dの手に当たりPKを獲得。

これを清武がキッチリと沈めて同点に追いつく。

その後もペースを握ってはいたので前半の内に逆転まで持っていければ良かったのだが。

前半は1-1で折り返す。ハーフに選手交代はなし。

後半に入ってもペース自体は変わらなかったものの、相手を崩し切れないというのか、やや膠着状態に。

早目に交代カードを切っても良かった様には思うが、実際に交代が行われたのはそれから10分程経ってからだった。

25分に岸本→押谷をポジション替えで投入。それでも目に見える形で変化はなかったものの、32分に左サイドからの細かいパス交換から抜け出したバイスがミドルシュート。

ループ気味に浮き上がったボールはキーパーの頭上を抜けてゴール右隅に吸い込まれて逆転に成功。少々面喰らったというか、えっ?今の決まったんか?と思った位に意外性のあるシュートだった。

この時間帯に2-1としたものの、まだ守りに入るには早かったと見え。

その後、清武→佐藤、表原→野村と攻撃カードを立て続けに切るのだが。

38分に右サイドから切れ込まれて失点。カウンターから普通に崩されての失点はキツい。守備の課題はまだまだ山積である。

逃げ切りに失敗し、嫌な空気が流れたものの、最後まで攻める姿勢を見せたことが奏功する。

アディショナルタイムに野村とのワンツーで小西が前線にボールを送ると野村と入れ替わりボールを受けた岩尾が相手ゴール前へ持ち込み、相手Dを躱してグラウンダーのシュート。これがゴール左側に決まって劇的な逆転弾となった。

程なくタイムアップ。シーソーゲームは心臓に悪く、全く落ち着く暇もなかったが、諦めない姿勢が勝利を呼び込んだ。

岩尾は今シーズン初ゴール。試合全体の流れとしては決して褒められる展開ではなかったが、結果として引き分けになりそうなところを跳ね返して勝利に繋げられたのは良かったのではないかと思う。

食い下がられて2失点してしまった事や、逆転してからのゲームの進め方など課題は多いが。

どうしても勝ちに結びつけられなかった先月の戦いから一歩進んだとも言える。

結果的には久々に3得点。これを次の戦いに繋げていける様に、粘り強く前へ、上へ。


試合後、ゴール裏に広太朗が挨拶に来てくれました。ピッチ上で相見えたことが嬉しくもあり、切なくもあり。




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