渦の道~Un vorticoso modo~

サッカーJリーグディビジョン2の徳島ヴォルティスについて語るブログ

サッカーを観られるという事

2011-03-19 23:48:29 | Weblog
今日は鳴門で行われた練習試合を見に行きましたので、その様子を少し書きたいと思います。

11時過ぎに到着したのですが、スタジアムの周辺では募金活動を兼ねたヴォルティスパークが開催されており、子供達が参加していました。

開場時間の12時には正面入口に入場列が出来る程、沢山の方が訪れており、募金を呼び掛けるスタッフに呼応するかの様に次々と歩み寄っていました。

入って右手には『チカラをひとつに』の横断幕が置かれてあり、ファンへの寄せ書きの呼び掛けが。

ひとり、またひとりと白かった余白がハーフタイムにはビッシリとメッセージで埋まりました。

ピッチ内アップは怪我で動けない選手以外は全員参加しました。

試合前に、榎本、津田を含む総ての選手とスタッフがピッチに入場し、今回の活動の主旨を社長が挨拶で述べました。

サッカーが出来る事、観られる事の有り難みを十分に感じながら、プロサッカーチームとして、クラブとして、地域と共に出来る限りの事をしていきたいと。

そして、スタジアムの総ての人が、この度の震災により犠牲となった多くの尊い命に深い黙祷を捧げました。


スタメンは
柿谷、佐藤、島田
六車、倉貫、ディビッドソン
西嶋、三木、島村、平島
上野

という構成。岡山サイドは取りあえず背番号で表記します。
39、9
25、22、8、17、2
4、18、3
21

という構成(上からトップ位置)。

練習試合ですので通常の公式戦では出来ない攻撃のバリエーションの確認作業や攻守の切り替え時の連携の確認作業等、動き出しの確認をするというのが主な部分。

その辺りを踏まえつつ、の感想になるのですが。

全体のバランスは取れていたかなと。

ポジションの穴といったものは少なかったかなと思います。

島田がとてもコンディションが良さそうで動きにもキレがありました。

5分には早くも柿谷からのパスを受け、シュートを放ちました。

立ち上がりには岡山にセットプレーの機会が度々あったので、セットプレー対応の実践的な練習になったでしょうか。

10分には柿谷が中央へ持ち込んでシュートを打ちましたが、枠外。

今日も積極的に仕掛けていった印象がありますが、フィニッシュは枠に行かなかったですかね。

20分頃からは波状攻撃を仕掛け、25分には中央でボールを受けた島田がシュート。これはポスト強襲で惜しくも決まらず。

27分には岡山が左サイドから仕掛けて来て、西嶋がクロス対応。その後のCKも落ち着いて処理。

30分には岡山17番が倉貫を倒してイエローカード。

30分過ぎからはボランチからパスを回してワイドな展開。左サイドからのクロスに続き、右からの展開では前線に詰めた島村がヘッドで合わすも枠外。

中央島田から、佐藤を経由してのプレーでは最後、零れ球に倉貫が寄せるもシュートは枠外。

倉貫は割と相手のマークがキツく、自由に動けない様な場面もしばしば。

縦パスからの速い展開も試みていた様で、ディビッドソン→佐藤→島田→柿谷と繋いでフィニッシュという攻撃の形が見られました。

前半の終了間際には岡山の右サイドからの展開からややピンチがあり、中央で押し込まれそうになりましたが、上野がセーブ。

バランスを崩してはいないものの、チェックが甘い場面がありました。

前半は互いに決定的なチャンスがあったものの、0-0で折り返す。

後半になり岡山17⇒11に交代。

後半は立ち上がりから積極的にボールを回す。

西嶋の攻撃参加の回数が増えたのもひとつ特長かなと。自らシュートを打つ場面もあれば、FKのリスタート、ロングフィードのクロスと随所に良さが見えました。

54分に倉貫⇒輪湖に交代。前線のポジションをずらす。

輪湖キレの良いドリブルで仕掛ける。チェックに行く。転がる…と、とにかくプレーからは有り余る程の元気が溢れる。

59分、岡山25→39ヘッドで合わせるもクロスバー。ヒヤリ。

60分、岡山22⇒20に、39⇒19に交代。

63分にはリスタートからの速いダイナミックな攻撃展開で右サイド柿谷から鋭いクロス。

が、ゴール前の佐藤転倒で詰め切れず。勿体ない。

66分、ここ迄度々良い動きを見せた島田⇒徳重に交代。

その直後のセットプレー。右サイドからのCK、キッカーは徳重。

ファーサイドへのクロスに飛び込んだ島村がヘッドで合わせて押し込む。これが決まってようやく1-0とリード。

その後、中盤でのボールのチェックが激しくなり、72分には岡山11番イエローカード。73分には柿谷が相手選手を倒したとしてイエローカード。

76分、佐藤⇒杉本に交代。スピードのある杉本をトップ位置に置き、より縦の動きを意識した攻撃展開。

80分には2枚替え。ディビッドソン⇒濱田、平島⇒エリゼウに交代。

岡山は9⇒45に交代。

81分に中央をドリブルで持ち上がった柿谷。自分でもシュートを打てたが、一度サイドへ。

最後は西嶋がシュートを放つも枠外。

83分には右サイドCK、徳重からファーサイドへのクロス。エリゼウがヘッドで合わせるも枠外。

85分には岡山がカウンターを仕掛けて19番がシュートを打つが枠外。

その後のリスタートから左サイドの攻撃、ボールを受けた濱田はやや遠目の位置ながらも落ち着いてしっかりとコースを狙ったミドルシュート。

これが決まって2-0。そういえば、第1節でも誰かさんドル打っていたなと思い出したり。

残り時間は守備にウェイトを置いて、焦る事なくじっくりと展開し、アディショナルタイム3分もしのぐ。

試合後は倉貫キャプテンの挨拶があり、ファン、サポーターへの御礼と決意が述べられました。

そして、寄せ書きした横断幕を両チームの選手達が掲げ、観客と共にメッセージを送りました。

出口ではもう一度、今度は選手達がズラリと並んで募金箱を手に義援金の募金を呼び掛けました。

今日ご協力頂いた皆様、そして主旨に賛同して頂いた岡山の皆様、本当に有り難うございました。

これからも出来る限りの事を続けていきます。
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