技術構造分析講座ブログ

東工大の科学史・技術史・科学技術社会論・科学方法論研究室のブログです。公式情報、研究の詳細はホームページをご参照下さい。

第7回読書会のお知らせ(くりはら)

2005-05-19 20:39:03 | Weblog
東大と東工大の科学史を研究する院生の有志で,読書会を行っています(2005年1月28日,3月2日,3月8日,3月24日,4月6日,5月4日のweblogを参照).第7回読書会を次の日時と会場で行います.

日時: 5月25日(水) 17:00 開始
会場: 東工大 大岡山西9号館4F407号室(ゼミ室)

テキストは,
「ヒトラーとスターリンの下での自然の転換」(Paul Josephson and Thomas Zeller, "The Transformation of Nature Under Hitler and Stalin," Mark Walker ed., Science and Ideology: A Comparative History, Routledge, 2002, 124-155.)
です.

本書の序章で,この第6章について次のように述べています.
・環境の転換において,科学と工学が果たした役割をドイツとソ連で比較.
・国家社会主義とソ連は,強制,逮捕,処刑を使って経済,社会,文化システムを再構築し,自らを強い世界パワーにするために,閉鎖的な政治システムを利用した.
・両国における科学者と技術者は,政治的イデオロギー的仕事に関わった.ナチの場合は“volkish nature”の概念を精緻化するため.ソ連の場合は“プロレタリアnature”の概念を精緻化するため.

関心のある方はぜひご参加ください.参加を希望される方は,山崎研のくりはらまで連絡をください.

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