技術構造分析講座ブログ

東工大の科学史・技術史・科学技術社会論・科学方法論研究室のブログです。公式情報、研究の詳細はホームページをご参照下さい。

モスクワから(梶 雅範)

2005-04-26 09:27:19 | Weblog
4月10日にモスクワに到着して、ようやく自宅からインターネット接続ができるようになりました。メールアドレスは、旧来の日本のアドレスでやりとりができます。
まだ温度は低く10度以下で、先週には雪も降りました。札幌も雪だということなどで北海道とはかわならないのでしょう。まだ木々には青葉はありません。それでも芽が膨らんでいる感じです。今週の末には温度が一気に上がるという予報です。まもなくの春の本格的な到来を待っています。
写真の右のアパート(あるいは日本風にはマンションでしょうか)の最上階の部屋に住んでいます。

愛・地球博のご案内(奥田)

2005-04-24 15:00:24 | Weblog
 まず、これまで何度もブログに投稿を試みましたが、拒否されてしまい、ようやく可能となりました。これは試しも兼ねて書いてみました。
 今、愛知県では日本国際博覧会(愛・地球博)が開催されています。(3月25日から9月25日までです)
 皆さん是非見学に来て下さい。
 私も会場内で動いているIMTSという交通システムを一部担当しました。
 よろしくお願いします。
 

第5回読書会のお知らせ(くりはら)

2005-04-06 20:50:49 | Weblog
東大と東工大の科学史を研究する院生の有志で,読書会を行っています(2005年1月28日,3月2日,3月8日,3月24日のweblogを参照).第5回読書会を次の日時と会場で行います.

日時: 4月8日(金) 18:00 開始
会場: 東工大 大岡山西9号館4F407号室(ゼミ室)

テキストは,
Mark Walker ed., Science and Ideology: A Comparative History, Routledge, 2002(ISBN:0415279992)
の第4章,
Dave Mindell, Jerôme Segal and Slava Gerovitch, "From Communications Engineering to Communications Science: Information Theory in America, France and The Soviet Union," 66-96.
です.

本書の序章では,この第4章について次のように述べています.
・WWII後の米仏ソにおける情報理論とサイバネティクスの発展を比較.高度にテクニカルな理論がどのようにしてイデオロギーの重荷を要求したのか,各国でどんな科学者がそれをしたのかを示す.
・情報理論とサイバネティクスは,そのイデオロギー的含意のため,米国で最初に発展し,ソ連では敵意で迎えられ,フランスでは一部の科学者によって採用された.
・米ソ仏における主要な相違は,数学的な応用やモデルではなく,サイバネティクスのアイデアに付随する政治的文化的意味にある.

関心のある方はぜひご参加ください.参加を希望される方は,山崎研のくりはらまで連絡をください.