技術構造分析講座ブログ

東工大の科学史・技術史・科学技術社会論・科学方法論研究室のブログです。公式情報、研究の詳細はホームページをご参照下さい。

新刊『科学技術コミュニケーション入門』

2009-05-14 10:50:23 | Weblog
梶 雅範@東工大です。

東京工業大学で学部生向けに全学対象の科目として、私たちがやっている講義「科学技術コミュニケーション入門」の教科書が培風館から発行されました。実際に授業をやっている人たちが中心になり、若干の外の執筆者を加えて書いたものです。私も、イタイイタイ病を題材に書きました。

梶 雅範・西條美紀・野原佳世子『科学技術コミュニケーション入門:科学・技術の現場と社会をつなぐ』培風館、ISBN978-4-563-01930-3、本体価格2500円

主として将来、科学・技術の専門家を目指す理工系の大学生が、早くから社会とのコミュニケーションの必要性と難しさに早くから気づくようための教科書として編みました。そのために技法的な記述は最小限になっています。

(サイトから)
http://www.amazon.co.jp/科学技術コミュニケーション入門―科学・技術の現場と社会をつなぐ-梶-雅範/dp/4563019305/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1242257521&sr=8-1
http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/32244893
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4563019305.html
http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0110057347

『技術文化論叢』第12号(2009年) を発行します (くりはら)

2009-05-13 22:32:34 | Weblog
本講座が1年に1回発行している, 『技術文化論叢』第12号(2009年) が,もうすぐできます.5月23-24日に開催される科学史学会年会の会場(九州大学)で無料配布します.目次は下記のとおりです.

『技術文化論叢』第12号(2009年)

<論文>
深井佑造「消えたFermi の中性子減速特性計算式―Fermi にも "筆の誤りあり" ―」

栗原岳史「第2次大戦後の米国における放射能戦の研究開発体制の成立過程: 1945-1948年」

<研究ノート>
福井崇時「サイクロトロンを米軍が接収海中投棄した経緯と阪大には2台と記録された根拠」

2008年度博士・修士論文梗概
<博士論文梗概>
荒川文生「日本における電力系統技術の発展に関する研究」

小長谷大介「19世紀末ドイツの熱輻射実験の展開―「目的」「機器」「機器構成」を介しての実験プログラムの相互交流―」

<修士論文梗概>
盛葉蘭「清末中国の近代的科学技術導入における清官僚の明治日本視察の役割」