技術構造分析講座ブログ

東工大の科学史・技術史・科学技術社会論・科学方法論研究室のブログです。公式情報、研究の詳細はホームページをご参照下さい。

福島原発事故 連続講座(科学史技術史研究所)

2011-06-15 21:11:19 | Weblog
木本忠昭東工大名誉教授から連絡をいただきました。
NPO法人科学史技術史研究所の主催で、以下の連続講座を開催するそうです。

第4回目以降は変更があるかもしれないということですので、ご参加の場合には、研究所のホームページをご確認ください。
和田正法

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(7月16日更新)
福島原発事故で何が起きたか、何が問題なのか
科学・技術と市民連続講座―科学史技術史の視点から―


第1回開催 7月2日(土)18:00-
中野区勤労福祉会館大集会室

各回のご案内
第一部 福島第一原発で起きたこと
(1)<7.2土>福島原発事故のあらましと問題点(イントロダクション+映画)
   高橋智子(山梨大学准教授)
(2)<7.30土>福島原発で起きたこと―その正確な実態―
   舘野 淳(元中央大学教授)
(3)<9.3土><9.17土>福島原発事故の放射能問題―原爆・原発・放射能―
   野口邦和(日本大学専任講師)

第2部 日本の原子力の流れ
(4)<10.1土>戦中の日本の核開発と広島長崎の衝撃
   山崎正勝東工大名誉教授
(5)<11.5土>戦後の原子力の議論(1952年~1955年)
   学術会議・茅・伏見提案から原子力基本法へ
   山崎正勝東工大名誉教授
(6)<12.3土>アイゼンハワー「アトムズ・フォー・ピース」演説から日米原子力協定
   山崎正勝東工大名誉教授
(7)<1.14土>英国製コールダーホールから米国製原子炉の導入、原子力発電の本格化
   (奥田謙造+)

第3部日本の原子力とエネルギーの将来の歴史
(8)<2.4土>原子力発電をめぐる制度と産業の流れ
   原子力委員会からの制度的変遷と、原子力産業、原子力をめぐる科学者たち
   (講師未定)
(9)<3.3土>エネルギー・環境から見た原子力―
   高橋智子(山梨大学准教授)
(10)<3.24土>総括的議論:今後どうすればいいのか

配付資料代若干をいただくこともあります。 第4回目以降は、若干変更があるかもしれません。予定変更は、ホームページでお知らせします。
第1回目、第2回目の会場:中野勤労福祉会館は、中央線中野駅下車5分(南口)線路沿い新宿方面へ
電話:03-3380-6946 http://www.mmjp.or.jp/rmc-jyosai/map/nakakinro.htm
以後の会場は、ホームページに掲示します。


『技術文化論叢』第14号(2011年)ができました (くりはら)

2011-06-01 17:24:28 | Weblog
本講座が発行している紀要『技術文化論叢』の第14号ができました.目次は下記の通りです.

『技術文化論叢』第14号(2011年) 目次

<研究ノート>
「二号研究」の原子炉物理を再現する―‘2’と云う数詞に辿り着いた研究―
深井佑造

<資料紹介>
日本の原子力行政に関する資料公開と正史の編さんを求める提案
山崎正勝・栗原岳史

マイケル・ポランニーの科学研究―シカゴ大学ジョセフ・レゲンスタイン図書館史料紹介―
古谷紳太郎・中島秀人

<翻訳>
翻訳と解題,Э. コーリマン「いわゆる宇宙の『熱的死』について」
金山浩司

※『技術文化論叢』は希望者に無料で差し上げていますが,バックナンバーについてはPDF版もあります.下記のURLをご参照ください.
http://www.histec.me.titech.ac.jp/course/act.htm#kiyou