技術構造分析講座ブログ

東工大の科学史・技術史・科学技術社会論・科学方法論研究室のブログです。公式情報、研究の詳細はホームページをご参照下さい。

サムライ高峰譲吉

2008-11-03 00:35:39 | Weblog
いま高峰譲吉の生涯を描いた戯曲「サムライ高峰譲吉」が新宿の紀伊国屋サザンシアターで上演しています。
新聞で偶然に上演のことを知り行ってみました。数え12での長崎留学から工部大学校在学、ニューオーリンズ万博出張と将来の妻になる女性との出会い、東京人造肥料会社設立、渡米しての米麹によるウィスキー醸造事業と失敗、タカジアスターゼ発見、アドレナリンの結晶化、晩年の日米親善努力など生涯の重要な場面が見事に戯曲化されていました。演ずるのはこの戯曲を書いた品川能正(しながわ・よしまさ)の作品の上演のために立ち上げられた「東京ギンガ堂」という劇団です。主役の串間保(くしま・たもつ)は、高峰譲吉はこんな雰囲気の人物だったのか思わせる印象に残る素晴らしい演技でした。
東京公演は、まだ11月3日(14時)、4日(19時)、5日(19時)と3回あります。おそらく当日券もあると思われます。
http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/hall36/hall01.html(紀伊国屋サザンシアター)
http://www.tokyo-gingado.com/details/samurai.html (東京ギンガ堂)

この後、高峰譲吉が生まれた富山県高岡市(11月22日)など地方公演をした後、来年4月にはニューヨークでも上演するそうです。