技術構造分析講座ブログ

東工大の科学史・技術史・科学技術社会論・科学方法論研究室のブログです。公式情報、研究の詳細はホームページをご参照下さい。

『技術文化論叢』の第13号ができました (くりはら)

2010-08-20 20:13:09 | Weblog
本講座が年1回発行している『技術文化論叢』の第13号ができました.本号の目次は下記の通りです.

『技術文化論叢』第13号(2010) 目次

<研究ノート>

・杉本剛「 Philosophiae Naturalis Principia Mathematica 邦訳書の底本に関するノート」
・山崎正勝「科学と技術及び社会的活動―制度論的アプローチから」

<2009年度博士・修士論文梗概>

(修士論文)
・徐恒「清末中国における近代的科学・技術導入に及ぼした明治日本の影響に関する歴史的分析―天津の直隷工芸総局を例にして」
・大森仁「矛盾許容型論理PCL1の研究」

(博士論文)
・Md. Mamunur Rashid, "Exploration, Marketing, and Politics of Natural Gas in Bangladesh, 1971-2008"
・野澤聡「ヨハン・ベルヌーイの力学研究―18世紀力学史における位置付けと再評価」

本号以外のものについては次のURLをご参照ください.
http://www.histec.me.titech.ac.jp/course/act.htm#kiyou

※『技術文化論叢』は,希望者に無料で差し上げています.


ベルリン大学創立200周年

2010-08-05 05:53:17 | Weblog
 近代大学の嚆矢とされるベルリン大学が設立されて今年2010年で200年です。6月にベルリンに出張した際に、ベルリン大学で写真を撮りました。正門の前には、ベルリン大学を創設した「ヴィルヘルム・フォン・フンボルト」の銅像と、彼を支えたアレクサンダーの銅像があります。ヴィルヘルムの銅像はWikipediaにも出ていますので、「アレクサンダー・フォン・フンボルト」の銅像の方をここではアップします。ヴィルヘルムは言語学者、アレクサンダーは地理学者でした。
 ちなみに、ベルリン大学百周年式典で設立構想が発表されたカイザー・ヴィルヘルム・研究所(現在のマックス・プランク研究所)は、来年2011年が創立百周年です。言うまでもなく、日本の理化学研究所の模範となった研究所です。

 中島秀人